彼氏が忙しくて会えないときに使える心理学
恋人と言えど、毎日連絡をくれるとは限りません。仕事が忙しい時期はあまりコミュニケーションする時間が取れなくなり、しょうがないことと頭では理解しつつも、放置されると心は寂しくなってしまいますよね。そんなときは、どう過ごせばいいのでしょう。そこで今回は、彼氏が忙しくて会えないときに使える心理テクニックをご紹介いたします。
■1週間自分から連絡をしないと決意する
彼が忙しいとわかっているときは、思い切って1週間自分から連絡しないと決意してみましょう。こうすることで、自分の感情にメリハリを生み出すことができるのです。アイオワ大学のアントニオ・ダマシオは、人は自分が好きな物や人については無意識にその情報を集めてしまう習慣を持つと提唱しました。そのため、彼がかまってくれないと、彼に対してあなたの意識が向きすぎて重たくなってしまう恐れが。しかし、自分から連絡をしないと能動的に頭を切り替えることで、彼と会えない寂しさを自分の時間を楽しむための生産的な時間へ変えることができるのです。
■彼の周囲の人間関係に嫉妬しない
彼が忙しいとき、最も気をつけるべきことは、彼の周囲の友達と自分を比べないということ。忙しいはずなのに、どうして友達とは遊んでいて自分にはかまってくれないの……! そう感じてしまうと、悪循環に陥ってしまいます。もしもそれが女友達なら最悪でしょう。でも、他人と自分を比べることから解放されれば、そのような焼きもちを焼くことは自然となくなっていきます。嫉妬心に関する研究をしたある心理学者は、相手の地位に嫉妬するという結果を出しました。つまり、相手のほうが自分よりも彼に近い位置にいると思う心の動きが、嫉妬の原因なのです。自分が彼女なのだと自信を持ちましょう。
■自分自身の人間関係を大切にする
彼氏が忙しいということは、裏を返せばあなた自身の自由な時間があるということでもあります。それを有効活用しない手はありません。心理学者エリック・ジョンソンは、恋人だけに目を向けてしまうと、視野がどんどん狭くなってしまうと提唱しました。そこで、彼が忙しいときには開き直って、自分の友人との関わりに気持ちを向けてみましょう。そうすることで、さまざまな情報が得られたり、気づきがもたらされるはず。精神的にも安定して寂しさも軽減されるはず。
■それでも寂しいときは思考停止法を活用して
寂しさから解放されるには、自分自身の気持ちの向け方や心の強さが重要になります。でも、それでも難しいというときには、ネガティブな考えが浮かんできたときに、思考のスイッチを入れ替える習慣を身につけましょう。これを心理学においては思考停止法と呼びます。方法は簡単で、まず自分の不安や悩みに意識を集中させます。そして、指をならしたり咳ばらいをするなどの合図とともに、その考えをストップして大丈夫と声に出す。これだけです。ポイントは、何らかの身体的動作を加えること。それを習慣化できれば、合図をするだけで気持ちを切り替えることができるように。
彼氏が忙しくてかまってくれないときは、やはり寂しいもの。でも昔から、ピンチはチャンスと言われていますよね。彼氏と会えないピンチを、考え方ひとつでチャンスに変えてみてはいかがでしょう。きっと忙しさから解放されたときに、彼のあなたに対する見方が変わるはず。あなたがより愛されるための、自分を磨く時間だと思うようになれれば、きっとふたりの関係はさらに一歩進んでいくでしょうね。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。
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