もうすぐハッピーバレンタイン! 百貨店に行けば、華やかなラッピングに包まれた美味しそうなチョコレートたちがズラリと並びます。気になる彼やお父さんのためだったり、友達やお母さん、いや自分へのご褒美でもあり! 『美的』3月号の美的社会科見学では、メリーチョコレート工場に潜入! いち早くバレンタインを日本に取り入れた、老舗チョコレート菓子メーカーのメリーチョコレートカンパニー。気になるチョコレートの秘密を、広報宣伝部の内田亜矢子さんが教えてくれています。
■チョコレートは健康や美容にいい!
チョコの主原料カカオはアンチエイジング効果のあるポリフェノールがたくさん!
ポリフェノールに含まれるカテキンは脳に働きかけ、ストレスの緩和やリラックス効果をもたらすとのこと! さらに甘いものを食べるとエンドルフィンというホルモン物質が分泌して幸福感を与えてくれます。だから甘いものを食べると幸せな気分になるんですね~!
■摂るならビターチョコレートが最強!
カカオ成分60%のビターチョコレートは、抗酸化力が高くて栄養成分もたっぷり! 100g当たり、なんと便秘消化を助ける食物繊維が8gも。これは成人女性1日の摂取目標17gの約半分とのこと! チョコレートを食べるだけで食物繊維がたっぷり摂れるなんて驚きです!
■バレンタインのはじまりは、一人の司教から
バレンタインってどこからやってきたのか、気になりますよね。
もともとヨーロッパでは中世から、男女が花やカードを贈り合う習慣としてのバレンタインがありました。その起源ですが、ローマ帝国時代、士気が下がるとの理由から結婚を禁止されていた兵士にバレンタイン司教が結婚を許可し、殉教。その処刑がキリスト教の祭日2月14日に行われたため、この日が恋人たちの日になったという一説があるそうです。なんともロマンチックですね!
■日本に広まったのは、1通のはがきがきっかけ
日本でバレンタインが広まったのは、その後。パリの友人からバレンタインの絵はがきがメリーチョコレートの社員に届いたのをきっかけに、百貨店でバレンタインセールを始めたそう。やはり、当初はなかなか浸透しなかったバレンタイン。しかし、『年に一度、女性から男性に愛の告白を!』というキャッチコピーを掲げて、ハート形チョコレートを好きな男性に贈ることを提案! これが今の原型になったそうです。まさか1通のはがきから、日本の女子の一大イベントになるなんてすごいですね!
いかがでしたでしょうか。意外に知られてないチョコレートの意外な効果がたくさん。イライラを抑えて、さらにアンチエイジング効果まであるなんて! これは今年のバレンタイン、もちろん自分も食べるしかありませんね!(松本美保)
(『美的』2014年3月号)