毎年ニュースで聞いてるけど、実際「春一番」の意味わかる?
日本では、だんだんと寒さがゆるんできた頃、「春一番が吹き荒れて……」なんてニュースを耳にすることがありますよね。それを聞くと、厳しい寒さが終わりに近づいていることを感じて嬉しくなったりするものです。
さて、ここで読者のみなさんに質問です。「春一番」とは具体的に何のことなのか、あなたは知っていますか?
筆者の周辺に聞いてみたところ、
「知ってる」
「なんとなく分かる」
「そういえばよく分からない」
と、さまざまな答えが返ってきました。
知っているようで知らない「春一番」の意味。じつを言うと私も「なんとなく暖かいイメージで、なんとなく……風……?」というあやふやな認識でした。
そんな「春一番」の正体を確認してみましょう!
「春一番」とは、その年初めて吹く「強い南風」のこと
「春一番」とは、立春のころに吹く、その年初めての強い南風のことです(デジタル大辞泉より)。発達した低気圧が日本海を通るときに吹き、気温が急に上がって暖かくなります。
春一番は地域ごとに毎年観測され、その日付が気象庁から発表されます。ですが立春から春分までと期間が厳密に決められているため、年や地域によっては「春一番が吹かなかった」ということも珍しくないんです。(ちょっと意外ですね!)
ちなみに2019年東京に春一番が吹いたのは、3月9日でした♡(気象庁調べ)
普段なにげなく使っている言葉も、やはりきちんとした定義や意味があるんですね。気になる言葉を見つけたら、ちょっと調べてみると結構楽しいかもしれません♪
(豊島オリカ)
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