人を誘うときって、どのように誘いますか?
単刀直入に「〇日ヒマ?」というだけの人もいれば、「あそぼー」「飲みいこー」なんて用件を伝えてから日付を調整する人もいるでしょう。もし複数人であれば、最初の2人が約束を決めたあとに「じゃあ〇〇も呼ぼっか」という展開になることもありますし、もしくは自分が主催するなんらかのイベントにもっと人を誘いたいときもありますよね。
いろんなパターンがありますが、よく「これってどうなの?」と論争になるものとして、下記があります。
「用件を一切伝えず、〇日ヒマ? って言うのって、どうなの? アリなの?」
問題です。
正直用件によっては断りたいこともあると思いますが、そんなときは日程が合わないことにして断りたい。なのに最初に日付をおさえられてしまうとその手が使えない……ということで、これはイヤな人が多いのかアリな人が多いのか、女性100名に調査してみました。
Q.用件なしで「〇日ヒマ?」って連絡、アリ? ナシ?
アリ! 48%
自分はしないけど、アリ 16%
自分はするけど、相手からはイヤ 4%
イヤ! 32%
わりと「アリ」派が多めですが、ざっくり6:4くらいに分かれました。
それぞれの理由を見てみましょう。
【アリ派の意見】
◆何より先に日付を決めるから
「日にち決めてから何するか決めるから」(18歳・学生)
「むしろ最初からあまり細かく伝えられるのもなんかイヤ」(31歳・アルバイト)
◆誘う側も言いたくないことも
「わざわざ言いたくない用件のときもある」(23歳・学生)
◆結局聞くから問題なし
「気乗りしなかったら正直に話せるから」(25歳・会社員)
「仲良い子なら全然平気です」(27歳・専門職)
「どっちみち、なんで? と返すから」(25歳・会社員)
◆合理的理由
「日程が空いているのに断られたら、その用事が興味ないということだろうから、次から誘うときの候補から外せる」(31歳・学生)
「詳しく用件を言ってもらったのに日程が合わず行けないとき、断るのが申し訳なくなるから」(16歳・学生)
私はどちらかというと「ナシ」派なのですが、「アリ」の理由を聞いているとそれはそれで納得かも……。「まず日付から決める」「結局聞けるから大丈夫」など、わりとアクティブ派の人が多そうです。
では、「ナシ」派は、どのような理由で「ナシ」なのでしょうか……?
【ナシ派の意見】
◆行きたくない用事だったらイヤ!
「行きたくない用件だったらイヤだから」(21歳・学生)
「用件がわからなくて怖い。昔それで宗教の勧誘にあいそうになった」(30歳・専門職)
「だいたいの人は用件によって行きたくない場合もあるので、〇〇あるんだけど、この日空いてる? と聞いたほうが親切だと思う」(27歳・会社員)
「用件を聞いてから断るのは断りづらい」(22歳・専門職)
◆埋め合わせっぽい
「ただ単に人数合わせで呼ばれたり、使うだけのために呼ばれるのはイヤだから」(25歳・フリーランス)
「暇な日程の埋め合わせをされてる気がする。あと、空いてると答えたあとで行きたくない用件だった場合、断りの理由が面倒になる」(23歳・会社員)
◆連絡が二度手間になる
「連絡が二度手間になって時間の無駄。時間帯、場所、目的は必ず伝えます」(24歳・専門職)
「自分へのサプライズっぽいならいいけれど、全然関係ない感じだとイヤかも……。あと、用件+日程の確認なら一言で返せるけれど、日程の確認から始まる会話のやりとりがめんどくさい」(24歳・派遣社員)
「お互いに忙しいのは知っているし、疲れているかもしれないので、前もって用件や時間を聞くのが社会人としてのマナーだと思います」(30歳・アルバイト)
あーわかるわかる! 私、まさにコレです。正直興味がない用事に誘われることも多いけれど全部行ってたら疲れてしまうし、体が追いつかないし……というのと、何度も連絡をするのが面倒という理由。ここに挙がっている理由ドンピシャです。
こうして思うと「アリ派」と「ナシ派」の間にはかなり深い溝がありそう……。お互いの言い分がそれなりに「わかる……」だけに、難しい問題です。
ちなみにアリ派には時間に余裕がある学生が多く、ナシ派はやっぱり社会人チームが多いのかしら……と平均年齢を比べてみると、ほとんど違いはありませんでした。
「アリ」の人のほうが多いですが、「イヤ」という人もそれなりにいるだけに、気心が知れていて用件を聞いてから断っても気を使わない、くらいの人じゃない限りは、もしかしたらちょこっとでも用件を添えたほうが親切かも。心がけてみてくださいね♪(榎本麻衣子)
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