「気乗りがしないお誘い」を角を立てずに断る方法
あなたは「正直気乗りがしないお誘い」があったら、どのように断っていますか?
「誘われたら基本全部行く、断らない!」という超アクティブ派の方もこの世にはいらっしゃると思いますが、実際、「日程的には行けるけれど、あんまり行きたくない用事」ってありますよね。
たとえば、「あんまり興味がない用事」とか「会いたくない人がいる飲み会」とか、そういったあんまり気が進まないお誘い……って、あるじゃないですか。
そういうとき、皆さん、どう断っていますか? 女性100名に調査しました。
「正直に言う派」は、なんと約1割。
どう断るか、を調査すると、下記のように正直に言う人はなんと1割にとどまりました。
- 「興味がない内容だったら、興味ないからごめんなさい……と正直に」(27歳・会社員)
- 「一度予定を確認すると伝えて断る。でも、1対1ではなく複数いる場合は、仕切ってくれている人に正直に言って断ります」(28歳・派遣社員)
実際「興味がない」用事であれば、最初は言いにくいかもしれないけれど、一度正直に伝えてしまえば、次回以降「誘いを受ける→断り方に頭を悩ませる」というやりとりをしなくて済むから楽、とのことでした。
でも実際向こうが良かれと思って誘ってくれてることってなかなか言いづらい……。
残りの9割の皆様は、このように言っているようです。
他の予定のせいにする派
- 「予定が入っているなど、なにかしらの理由をつける」(16歳・学生)
- 「手帳を見ながら予定がなくてもあるふりをする」(25歳・会社員)
- 「ちょっと最近忙しくて、その日は難しいかも……という感じで断る」(24歳・派遣社員)
- 「その日はコンサートのチケットをとってるからごめんなさい! と謝る」(33歳・会社員)
- 「家族で出かける予定があることにする」(26歳・会社員)
とりあえず「行けない日程のせいにする」がとりあえずいちばん穏便に済ませられますよね。
時折日程のせいにして断ろうとすると「じゃあいつなら空いてる?」と言われて、「ちょっとそのあたりはずっと忙しくて……」などのウソの上塗りをすることになることもありますが……。
また、「ウソ」の中でも、家族系の予定は「あぁ~じゃあしかたないね」と話が終わることが多いですよね。
仕事のせいにする派
- 「バイトが忙しいアピールを常にしておき、バイトが急に入ったと言う」(20歳・学生)
- 「ごめん、その日は仕事が絶対に終わらないから行けない……と言う」(30歳・専門職)
- 「その日は仕事が入るかもしれないから空けておかないといけないんだ……と」(19歳・学生)
あぁ仕事って便利。不可抗力の代表格ですよね。「仕事が立て込んでいる日」とか、当日の誘いなら「今日は残業が長くなりそう」とか、自分の意志ではなく、外からの要因でどうにもできない「仕事」。ときには本当に帰れないときもあるからこそ、仕事ならしょうがないね、と丸く収まります。
ワンクッション挟む派
「たぶん無理そうって言ったあとに、ちょっと時間をおいてやっぱり無理だったから次の機会に! と、相手が嫌な気分にならないよう配慮」(16歳・学生)
「日程確認することを伝えてワンクッション置いてからお断りする」(25歳・会社員)
「空いてる日がまだわからないから行けそうだったら連絡するねと言う」(20歳・アルバイト)
行く気はあるんだけど……を匂わせておきたいときに使う「ワンクッション」。なんでこんな面倒なことをしてるんだろうと思いつつ、いちばん角が立たないですよね。その用事でなければ行きたいとか、ある人が同じ空間にいなければ行きたいとか、そういった「また誘って欲しい」人のときには是非こちらの手段で。
その他、各種ウソ
- 「子どもが病気ということにしています」(31歳・アルバイト)
- 「当日のお誘いだったら、体調が悪いと言って断る」(21歳・学生)
- 「お金がないことにする」(22歳・学生)
ほとんどは「日程が合わない」「仕事」のいずれかにワンクッションワザを挟むことで穏便に断ることができそうですが、こんな理由を挙げる方もいらっしゃいました。
【まとめ】
日本人は「断る」や「NO」が苦手……とよく言われますが、確かに不思議と気力を必要とするものですよね。お互いイヤな気分にならずに上手に断るワザ、きちんと身につけておきたいものです。(榎本麻衣子)