「嫌い」「趣味が悪い」を、お嬢様ならこう言う!
「ごきげんよう」をはじめとした、「お嬢様言葉」って、ありますよね。
お嬢様言葉って綺麗だし、落ち着いていて絶対に悪口は言わない印象。じゃあ、お嬢様は、もし、意地悪な人や無礼な人がいたら、いったいどうやって表現するんでしょうか。
ということで今回は、『お嬢さまことば速修講座 改訂版』より、読んですぐ使える「お嬢さまらしいけなしことば」を4つの種類に分けてご紹介します! ふと悪口を言いたくなったとき、こういう風に表現すればマイルドになる……かも。
Contents
お嬢さまらしいけなしことば1 ~性格編~
- 「無礼な人」→ 「はっきりしていらして」
- 「いばっている」→ 「自信がおありで」
- 「ずるい」→ 「世渡りにたけていらっしゃる」
- 「気が利かない」→「おっとりしていらっしゃる」
- 「意地悪」→ 「悪意はおありにならないのでしょうけど」、「お気だてに難がおありで」
- 「ケチ」→ 「合理的なことに徹していらっしゃる」、「贅沢なことがお嫌いなの」
いつも遅刻してくる友人や彼氏にたまには怒らず、冷静に「ずいぶんおっとりしているのね」というとなんだか違和感あるし本当に怒っているのかも? と思ってくれるかもしれません。どの言葉も言い方次第で普通の言葉で話すよりも効果ありかも……?
お嬢さまらしいけなしことば2 ~対人関係編~
- 「仲がよくない」→ 「わたくしとはいまひとつそりが合いません」
-
「いやな奴」→ 「あまりよくおっしゃる方はいないみたいよ」、「ほかのお方にお聞きになって」
確かに仲が悪い人のことも「そりが合わない」といえば価値観が合わないのかなと思われるだけですもんね。オブラートに包むのが上手い! また「あまりよくおっしゃる方はいない」という言葉は完全に第三者目線の言葉なので責任転嫁(?)できますね!
お嬢さまらしいけなしことば3 ~見た目~
- 「太っている人」→ 「ふくよかでいらっしゃる」
- 「貧相な人」→ 「お目立ちになる方ではいらっしゃらない」
なるほど! 最近あの人太ったかな……? と思っても「ふくよかになったね」と言えばいくらか失礼ではなくなる……かも。ただし身内で本当にやせるべきだと思うのならきちんと言ったほうが相手のためかも……?
お嬢さまらしいけなしことば4 ~その他~
- 「うるさい人」→ 「いつもお元気そうで」
- 「趣味が悪い」→ 「個性的な装いをなさる方で」、「お地味な(お派手な)ご趣味でいらして」
- 「嫌い」→ (人の場合)「わたくしは苦手なのでございます」、(食べ物の場合)「たくさんはいただけません」
- 「頭が悪い」→ 「のんびりしていらっしゃる」、「お人はよろしいのですけれど」
- 「(食べ物が)まずい」→ 「みなさま、お残しになっていたわ」
- 「ひどい目にあった」→ 「みなさま、お困りでしたの」(このように、第三者の意見としていう)
「いつも元気だねえ」と言われる私はもしかしてうるさい人に認定されているのでしょうか……。確かに「うるさい」と言われるよりも「元気な人」と言われたほうが嬉しいですもんね。日本語の恐ろしさを垣間見てしまった気がします。
【まとめ】
いかがでしたか? 全体的にみてお嬢さま言葉は直接的な言葉を言わず、オブラートに包んで伝えるようです。「ローマは一日にして成らず」という言葉があるようにお嬢さまらしい言葉もすぐには習得できません。もっとお嬢さま言葉を知りたいという方は、『お嬢さまことば速修講座 改訂版』をチェックをしてみてくださいね♪ (こぐれみき)
監修 加藤ゑみ子
1400円+税/ディスカヴァー・トゥエンティワン
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