地味にイラつく友達の「自虐」LINE
「自虐」とは、自分を下げればいいからラクに見えて、非常に取り扱い注意のものです。少し使い方を間違えると、自分を下げるだけでなく、うっかり無意識のうちに相手も傷つけてしまっている可能性が……。
実際に「友達から来た、正直ちょっと傷ついたLINE」について20~30代の女性100名に調査すると、そんな「自虐LINE」が挙がってきました。いったいどんなものが無意識に人を傷つけてしまうのか……寄せられた意見の中からいくつかをピックアップしてご紹介します。
◆もうおばちゃんだから
「年下の友達で、もうBBAだから~とかおばちゃんなんで~が口癖の人がいる。別に普段は年齢を意識する関係じゃないけど、あなたより年上の私はいったいなんなの……?と思ってしまう」(31歳・会社員)
確かに周りに年下の人が増えてくると、相対的に「年とったな~」と思うことがあるのは仕方ないことですが、だからといって自分のことを「BBA」「おばちゃん」などと自称するのは意外とキケン! さらに年上の人がその場にいると「あなたでBBAならじゃあ私は……?」と流れ弾になってしまう可能性大。
この先の人生、今がいちばん若いんだから、年齢の自虐は禁止です!(それに、言われたほうも反応に困りますよね)
◆「こんなことして私キモいよね」
「最近それまでマンガとかゲームにほとんどハマってなかった友達があるゲームにハマって、この年でゲームにハマるとかキモいよね……って言われたけど、私は元々おおっぴらにしてないけどゲーマーなので、地味〜に少しだけ傷つきました(笑)」(28歳・会社員)
自分の趣味を「こんなんにハマってる私ってアレだよね……」と下げているつもりでも、もしかしたら相手は言ってないだけでそれを好きな可能性だってあります。
何かを好きになったら「こんな年になって…」などと自虐するより、おもいっきり「最近これが好きなんだ!」と話したほうが絶対に楽しい! それにもしかしたら意外なところで趣味の友達が見つかることだってあります。
◆そこそこ高いものをプチプラ扱い
「服とかリップとか行く店とかがいつもかわいい友達がいて、どこの~?って聞くと、全然プチプラじゃないのに『●●だよでも全然プチプラだから恥ずかしい~』と言いがちな子がいて、悪気はないんだろうけど、そこのブランドはちょっと高いかな~と買うのを迷う私にとっては、イヤミか?と少し思う」(26歳・会社員)
金銭感覚が人によって違うのは仕方ないものの、いわゆる「プチプラブランド」と言われているもの以外を「安いから」「プチプラだから」と言うのは意外とイヤミにとられてしまうことも。気を付けて!
ついついやってしまう気持ちはわかりますが、する必要のない「自虐」は意外とかなり危険。「自分を下げればいいから相手は傷つかないはず」とノーリスクのつもりで使っていても、相手の地雷を踏まない自虐、って実は難しいものです。
ついうっかり使ってしまいがちな方、ご注意ください!(榎本麻衣子)