足腰が冷たい、肩こりや頭痛がひどい…そんな「冷え疲れ」回復法

具体的にはこのようなことを心掛けると吉。

【1】飲み物は必ずホットを選択

冷たいドリンクの一気飲みは、胃の中に保冷剤を入れるようなもの。胃腸がキュッと収縮して動きが低下し、消化吸収が悪くなります。ホットかアイスか選べる場合は必ずホットを選び、ホットにできない場合は、常温にするか、せめて氷を抜いてもらって、口の中であたためてから飲むようにしましょう。

 

【2】エネルギー源のたんぱく質と、代謝を促すビタミンB群を一緒にとって体温アップ!

魚や赤身肉、バナナ、ナッツ類など、良質なたんぱく質とビタミンB群を同時にとれる食品を選べば、効率よく熱を産生できます。秋は、さつまいもなどの根菜類もビタミンB群が豊富でおすすめ。さらに、「よくかんで食べる」ことを意識すると消化もよくなるので◎。

 

【3】みそ、納豆、ヨーグルトなど、発酵食品をとって血行を促す

冷え対策として、最近注目されているのが発酵食品! 消化や代謝に関わる体内酵素を活性化させ、血流を促す働きがあります。発酵食品に含まれる酵素は熱に弱いので、なるべく生でとるように心掛けましょう。

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【4】甘味や白い食品は体を冷やすので控えめに。

最も控えたいのは、血糖値を急激に上下させる「砂糖」。血糖値と同時に体温も急速に上下してしまうため、食べた瞬間は体温が上がるように感じられるものの、一気に体が冷えてしまいます。どうしても甘いものを食べたい場合は、「ドライフルーツや、カカオ純度の高いチョコを少量」がおすすめです。

 

【5】無理なく続けられる軽い運動を習慣に!

体を動かすと血流がアップし、代謝も上がって冷えにくくなります。涼しい今の季節はどんな運動を始めるにも絶好の時期です。ただし、継続しなければ効果は薄いので、まずは通勤を利用したウォーキング、ストレッチ、ラジオ体操など気軽なことから始めましょう。

 

次回は、あるある「ストレス疲れ」の回復法をご紹介します。

生活リズムがバラバラ、夜更かししすぎ、仕事でなかなか気が休まらない……そんな方は、知らず知らずのうちに「ストレス疲れ」になっている可能性、大です。

思い当たる方、10月11日(日)の更新をお楽しみに!(後藤香織)

★体がダル重!胃腸の調子が悪い!…そんな「腸疲れ」回復法

biteki_1511_001『美的』2015年11月号(小学館)

 

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