TBS日曜劇場枠で、10月18日より、池井戸潤氏原作の“すべての働く人たちに向けた感動のエンターテイメント巨編”『下町ロケット』が放送スタート！
主演を務める阿部寛さんにインタビューを行ないました。阿部さんが考える、「下町の雑草魂」やドラマに対する思い。そして、俳優・阿部寛を前編・後編にてお届けします。
今回は、ドラマと阿部さん演じる佃航平について語っていただきました。
★ドラマの詳細はコチラ→ 阿部寛、土屋太鳳のコメント到着！池井戸潤『下町ロケット』ドラマに
Woman Insight編集部（以下、WI） 『下町ロケット』は、映像やラジオなど多くの俳優が「佃航平」を演じていますが、阿部さんが演じる佃航平はどのような方ですか?
阿部寛さん（以下、阿部） 本当は学者であって研究者ではなく、オヤジの会社を継ぎたくなかったんだけれど、継がざるをえなくなって……。と、ちょっと経営者としては浮世離れしているという部分も佃航平にはあると思うんだよね。そこで経営とその技術研究のどっちを取るのか葛藤していくさまがドラマの中で出てくるので、ガッツリ下町の工場や町工場の社長というよりも“まだそこに馴染めていない自分”を出さなきゃいけないなと思っています。
WI 表には出てこない、佃航平の精神面での葛藤ですね。
阿部 そう。でも、さっきも楽屋で「そのさじ加減が難しいよね」って話していたんだけどね。実際にどれくらいで演じるかを考えて、監督と打ち合わせしていく感じですね。演じてみないとわからないところは、ありますね。
WI 阿部さんのクールな雰囲気とのギャップであるコミカルな演技は、今回は封印ですか?
阿部 う～ん。最初、監督に「コミカルなところは、出てくるんですかね？」って聞いたんですが、「う～ん。あるかもしれない」ってニュアンスはあったんで（笑）。
WI では、観てのお楽しみ？（笑）
阿部 でも、『テルマエ・ロマエ』のようなコミカルで明らかに「笑わせに行く！」ものではなく、ストーリーの中のギャップに視聴者が笑う。『半沢直樹』とか、そんな感じだと面白いんじゃないかな。
