ストレス解消法は「1日9食」!清野菜名×岸井ゆきの×生見愛瑠のスペシャルクロストーク♡

我らがめるること生見愛瑠さんが、4月30日(日)スタートのドラマ『日曜の夜ぐらいは』(ABCテレビ/テレ朝系・毎週日曜22時)で、清野菜名さん・岸井ゆきのさんとともに、メインキャストをつとめます!

実はこの3人、2023年の日本アカデミー賞トリオ。優秀助演女優賞を受賞した清野菜名さん、最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのさん、新人俳優賞を受賞した生見愛瑠さんと、とっても豪華な布陣なんです♡
友情物語を演じる清野さん・岸井さん・生見さんは、撮影現場でもとっても仲よし♡そんな3人に、演じる上で心がけていることや、ドラマにちなんだQ&Aを聞いてきました。

Memo:『日曜の夜ぐらいは』ってどんなお話?

車イスの母とふたりで暮らし、朝から晩までファミリーレストランで働き詰めの岸田サチ(清野菜名さん)、つい空回りしがちな元ヤンのタクシー運転手・野田翔子(岸井ゆきのさん)、子どもの頃から周囲に避けられがちで、ともに暮らす祖母とちくわぶ工場で働く樋口若葉(生見愛瑠さん)。それぞれに生きづらさを感じる3人が人気ラジオ番組『エレキコミックのラジオ君』主催のバスツアーで出会ったところから物語は始まり、「恋愛なんか奇跡じゃない。友情こそが奇跡だ。」をキャッチコピーに、3人の友情を描きます。

——本日はよろしくお願いします。それぞれに難しい内面を抱えている3人を演じるにあたり、「これを心がけている」という点を教えてください。

清野菜名さん(以下、清野)台本だけ読んでいくと、私が演じるサチはアルバイトに朝から晩まで入っていつも忙しく、お母さんのことを考えて後悔が止まらないなど、どうしても暗く見えがちなキャラクターです。特に、台本通りに演じると、2人に出会うまでのシーンはかなり暗い印象。その暗さ加減を常に監督と現場で調節しながら演じていました。

岸井ゆきのさん(以下、岸井)私は、もともとは話すのがだいぶ遅いほうだし、わりとすぐ言葉が出てくるほうではありません。でも、演じる翔子は、思ったことをすぐにしゃべるし、セリフも多いから、流れるようにしゃべりたいと心がけていて。岡田さんが書いた脚本を読んでいると「でさぁ」「なんかさぁ」というのが、翔子がよく使う言葉だとわかってきて、それを翔子っぽくダーッと言えるように心がけています。

清野 普段もどっちかっていうとしゃべるのが速いんだと思ってた!

岸井 ううん、かなり意識してた。

——普段はおっとり系なんですか?

岸井 おっとり系ではないです、普通系です!

生見愛瑠さん(以下、生見) 私の若葉も暗くなりがちなんですが、撮影が始まる前に「そこまで暗くならなくていいよ」と言われたこともあって、特にふたりといるときは「普通の、今を楽しんでいる若い女の子」でいられるように心がけています。普段住んでいる田舎ではできないことを東京でやっている「楽しい!」というハッピー感を意識。でも、何より実際にやってて本当に楽しいんです! バスの中でやったタケノコニョッキッキのゲームとか、楽しかった(笑)。

清野 超楽しかったよね!


——今回のドラマは「友情」がテーマになっていますが、普段皆さんが「いい友達だなぁ」と思うのは、どんなときですか?

清野 難しいんですけど、私の今の状況を理解してくれた上で、優しい行動をとってもらえると「今愛されてる…!」と思えます。たとえば、忙しくてごはんが作れないタイミングに、おかずをたくさん作ってジップロックに入れて持ってきてくれたり、「そろそろ家にごはん作りに行こうか?」と言ってもらえると、私をラクにしようという思いやりが見えて、うれしいです。

岸井 えー! それは優しい…。

——どこで出会った方なのでしょうか?

清野 ハワイに留学していた23歳の頃、よく勉強しに通っていたカフェのご夫婦で。あまりテレビを見ない方で、私の仕事のことも知らずに先入観なく出会って、気が合って仲良くなれたんですよね。今はおふたりとも日本にいるのですが、いつも「わかってるな…!」というくらいちょうどいいタイミングで連絡が来て、ずっと仲良くしています。

岸井 タイミングって大事ですよね。何かを話すときも、たとえば私があるテーマについて話したいと思うタイミングまで、あえて聞いてこない。でもいざ私が話し始めたら「そう、それ知りたいと思ってたんだよね」と聞いてくれる友達はありがたい。それに「居心地がよくて、自由でいられる」ってすごく大事ですよね。

生見 私の友達は本当にみんなポジティブで明るくて。大変なときも「話聞くよ」じゃなくて「えー、会うしかないでしょ!」というノリで会ってくれるのが好き。あともうひとつ、地元の友達でうれしいことがあって。会っているときは特に私の活動について何か話すことはないのに、その友達がカバンから出したポーチが、私が昔出ていた雑誌のふろくのポーチだったんです。買ったよ、なんて報告もなく、陰ながら応援してくれているとわかって、「えっ、買ってくれてたの!?」と、本当にうれしくて…。

清野・岸井 それはうれしい!


——今回のドラマでは、「推し活」や「コンビニでいちばん高いアイスを食べる」などの行動でつらさやしんどさを乗り越えていく…というエピソードが多いです。皆さんが最近「ちょっとつらいときに、これをした」という行動を教えてください。

清野 ゲームの『スプラトゥーン』が大好きで、何かとコラボしていると絶対にゲットしにいくのが楽しみだしモチベーション。最近だとユニクロのUTとコラボしていて、2枚Tシャツを買うとステッカーがたくさん入ったケースがもらえて。しかもそれが2種類あったので、どっちも欲しくて4枚Tシャツを買いました(笑)。ハッピーでした…。そういえば、どんなときでも普段は3時間くらい平気でゲームをしていたのに、このドラマに入ってから全然やれてない…。休みを狙ってやりたいな。

岸井 私はジム。映画をきっかけにボクシングを始めたんですけど、「本物のパンチを打つ」という目標があって、それを目指して頑張っています。

清野 「本物のパンチ」ってどういうこと?

岸井 映画だと、実際に誰かを倒すというよりは見せるアクションなので、力の込め方が違うんです。アクションのパンチは大きく振りかぶって見せるけれど、「本物のパンチ」は一瞬「とん」と少し打っただけに見えて「スコーン!」と相手が吹っ飛んでいっちゃう。ボクシングをやっているときは、そのことしか考えないのですっきりします。

生見 かっこいい…! 私はもう、めっちゃ食べます。1日9食。

清野・岸井 9食!?

生見 普段は気をつけているんですけど、「今日は食べる日!」と決めてそういう日を作ったら、間食をいっぱいします(笑)。

岸井 そんなに食べておなかいっぱいにならないの?

生見 一瞬おなかいっぱいになるんですけど、5分後くらいにまたおなかが空いちゃうんです。そういう日に食べ放題に行ったら、いくらでも食べられると思います…!

 


——最後に、撮影中に見た「お互いのここがすごいorかわいい!」などと思ったエピソードがあれば教えてください!

清野 愛瑠ちゃんは、さっきも言っていたけど、とにかくいっぱい食べるのがかわいい! 今日も完成披露試写の前に、ポップコーン、チュロス、って、たくさん食べたみたいで(笑)。

生見 いっぱい食べてきました(笑)。

岸井 気持ちいいくらいたくさん食べるんですけど、実はまだ食べてるところをあんまり見たことがないかも。いつも「これとこれとこれを食べました!」って、事後報告。

清野 確かに。いつのまにか食べてる。

生見 みなさんの目を盗んで早弁してます(笑)。

清野 (岸井さんは)翔子がシュークリームを喉につまらせるシーンがあって、あれを見たとき「すごい」と思った。「本当につまってるのかな?」と思ったくらい。

岸井 ありがとう! シュークリームなんて口の中で溶けるし、絶対につまらないじゃない? でも監督に「つまらせてもらっていい?」と言われて…。「難しい! もっとつまりやすいものがよかった!」と思っていたから、うまくつまらせることができてよかったです!

生見 清野さんは過去の回想で制服を着ているところがかわいくて。現役感ありました♡

清野 うそ!? 脚スースーするし、恥ずかしいしで「本番!」の声がかかるまで、ずっとひざにブランケットをかけていました(笑)。みんなも回想で制服着るシーンあるよね?

岸井 おのおの出てくる予定ですよね。でも、むずがゆかった…。私は厚木のヤンキー時代の翔子の回想なので、「普通の制服」ではないんですけど…(笑)。

清野 見るのが楽しみー!

 


 

とてもいい雰囲気で撮影が進んでいるのがわかるクロストーク、ありがとうございました!
新ドラマ『日曜の夜ぐらいは』は、2023年4月30日(日)スタート、毎週日曜夜10時に放送。編集部スタッフも放送に先駆けて、第1話の完成披露試写を見ましたが、きっと、日々頑張って生きる方々に、それぞれどこか刺さる内容で、すでに第2話が楽しみです。
「日曜の夜に、また誰かが1週間頑張ろうと思えるモチベーションになってくれたら」と清野さんも語るドラマ、ぜひチェックしてみてくださいね!

『日曜の夜ぐらいは』(ABCテレビ/テレ朝系・2023年4月30日(日)スタート・毎週日曜22時)
撮影/石山貴史 構成/後藤香織