医学博士 福田千晶先生
ウーマンウェルネス研究会
「ウェルラボ」 http://www.well-lab.jp/
■不規則な食生活や利尿効果のある飲み物に注意
便秘になりやすい生活習慣としていちばんに挙げられるのは、不規則な食生活です。野菜不足や食事量が極端に少ない無理なダイエットも避けること。また、利尿作用のある飲み物(アルコール、カフェイン)ばかり飲むことも、便秘になりやすいので極端な摂取を避けることをおすすめします。(福田千晶先生)
■寒い季節に摂取する果物は「リンゴ」がおすすめ!
便秘解消に効果的と言われる食べ物の代表格が、「リンゴ」。食物繊維が豊富で、腸内環境を整えてくれる“オリゴ糖”を含み、体を冷やさない果物だからです。また、最近さまざまな種類が多く発売されている「ヨーグルト」は、腸内環境を整えるものを選ぶのがポイントです。(福田千晶先生)
■「オリーブオイル」のおかげで腸内の内容物も“スルン”
不規則な食生活が便秘を招きますが、他に、極端な油分・水分不足も便秘の要因に。便秘の方におすすめしたいのが、「オリーブオイル」。いずれ便になる腸の内容物に、油が適度にあると腸内でよく滑るので、サラダにかけて食べるなど、良質なオリーブオイルを摂取することもいいでしょう。(福田千晶先生)
■腸を動かす運動を習慣化!腹式呼吸でも効果が
便秘解消に効く簡単な運動もあります。お腹の上(おへそまわり)を、手で大きな円を描くよう、時計回りにマッサージする腹筋運動や腹部をひねるなどの運動、腹式呼吸が効果的です。また、うつぶせ寝でゴロゴロ左右に転がるなど、腸を刺激してあげるような動きを習慣化しておくといいですよ。(福田千晶先生)
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■体を冷やさないことも大事!夜は入浴で体を温めて
実は、“冷えない生活”を心掛けることも、便秘解消につながります。最近の研究では、市販の蒸気温熱シートで腰部を温めると、便秘症状が改善する効果があることもわかっています。便秘に悩む中年女性を対象とした3週間の温め実験では、週に平均4.2日だった排便日数が、5.4日にまで増加しています(出典元:花王)。温熱シートだけでなく、夜にゆっくり入浴して体を温めるなどして、体を冷やさない工夫をしていきましょう。(福田千晶先生)
便秘解消のために必要なのは、正しい食生活と適度な運動、そして温活! 快便は1日にしてならず。ガンコな便秘症の方は、継続することが大事です。福田先生推奨のこの生活を、ぜひ数日続けてみてくださいね。 (さとうのりこ)
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