■芸人を目指すきっかけは「誰よりも目立ちたい」
僕、小学生のころから芸人になりたくて。目立つことが好きで、とにかく誰よりも目立ちたかったんです。高校を卒業して、小さな事務所に入って俳優をやってたんですけど、目立って笑いをとるわけじゃないので面白くなかったんです。それで、NSCに入りました。
ホストもお金がほしいからやっていたのじゃなく、“ナンバー○”に入れば目立つ、という理由から。それでナンバー2や3より、やっぱりナンバーワンのほうが目立つし、調子にのれるから目ざしただけです(笑)。たしかに歌舞伎町でナンバーワンになったとき、歌舞伎町を歩いてると、女の子から「あ、嵐くん(伊地知さんのホスト時代の源氏名)!」みたいに声を掛けられましたけど、渋谷とか六本木では誰も僕のことを知らない。
だったら、芸人になって売れれば、全国どこに行っても僕を知ってもらえるわけじゃないですか。それが気持ちいいわけですよ。だからいま気持ちいいですね~(笑)。(ピスタチオ・伊地知さん)
*普通の格好での撮影が「恥ずかしい」という伊地知さん。「やっぱりこれが落ち着く(笑)」と、お決まりのポーズに。
■やるたびに“アレ”のせいでしんどい、白目の秘密
白目が大変……というより、いまコンタクト着けているので、そっちのほうがツライです(笑)。いままでコントやるときにはコンタクトを着けていなかったんですけど、最近ありがたいことにテレビのお仕事をたくさんやらせていただいて、そうすると、コンタクトを着けないとカンペが見えないんですよ(笑)。
だからコンタクトを着けた状態で白目をやるのは、コンタクトがズレたりして、実はしんどいんです(笑)。(ピスタチオ・伊地知さん)
■白目でブレイクも、「私生活のほうが面白い」
実際の僕は男っぽい性格なので、テレビで出ているキャラとの葛藤はありますよ、もちろん。でも、いずれ本来の僕を出していこうと思っているんで、すごく悩んだりとかはないです。いろいろ出させていただいてますけど、「すぐに消えちゃうんじゃないか」という不安は一切ないですね。
白目漫才は、みなさんに“ピスタチオ”を知っていただくきっかけであって、白目だけで人気がずっと続くとは思ってないので、この先は、自分本来の力で勝負していこうかと。たしかに「テレビで観るキャラと違う」とよく言われます(笑)。でも芸人の後輩には、「プライベートのほうが面白い」って言われるので……僕、自信あります(笑)。(ピスタチオ・伊地知さん)