ジャルジャル福徳秀介、小説デビュー作はどんなストーリーに? 【インタビュー前半】

人気お笑い芸人の福徳秀介(ジャルジャル)が小説家デビュー!  

お笑いコンビ、ジャルジャルとしても超人気の福徳秀介さん。2017年には絵本『まくらのまーくん』、さらに’19年にも絵本『なかよしっぱな』を出版するなど、多彩な才能を発揮しています。そんな福徳さんが、発売中の『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』で、なんと小説家デビューを果たしたんです! そこで、CanCamはその内容を知るべく、ご本人に直撃。話題の小説について、伺ってきました!

 

小説を書くなら、最初から恋愛って決めてました!

 Q. 今回、初めて小説を執筆することになったきっかけを教えてください!

きっかけは本当にひょんなことやったんです。知り合いの方に「書いてみたら?」と言われて、「やってみようか」って思って、書き始めまして…完成まで4年かかりました。書くことは昔から好きやったし、吉本興業の連載をやらせていただいてたので、その延長という感じもありました。

 

Q. 小説を書いていて、いちばん大変だったことは何ですか?

もともと12万字くらいで書いていて、編集の方に確認してもらったりしながら、6万字くらいになったんです。書いていたものから半分になってしまったので、そのときは途方に暮れかけましたね(笑)。どうしようって。映画のシーンやったんですけど、がっつりなくなったので、まぁまぁショックでした(笑)。

 

Q. 今回の小説の内容を教えてください。

もしかしたら、CanCamの読者の方は、大学生活を謳歌している人が多いかもしれないですよね。そういうキラキラした子たちを妬んでいる男子大学生が主人公の恋愛小説です。「妬まれてる」と思って、読んでください(笑)。

 

Q.  なぜ恋愛小説を書こうと思ったのですか?

僕自身、恋愛小説しか読まないんです。だから、もし小説を書くんやったら、そっちやなと思ってました。

 

Q. 登場するキャラクター像はどうやって作りましたか?

“山根”というキャラクター以外は、全員架空です。山根は、名前のそのまま、実在しています(笑)!  内容にもあるんですけど、イモっぽくて、男として自分より下やと思ってた人が、実は上やったというのが、実際にありまして。実体験ですね。田舎者で、めちゃくちゃ訛ってて、彼女おるって聞いて写真見たら、めちゃくちゃかわいくて、「なんで?」って思ったんですけど、仲良くなればなるほど、理由がわかったんですよね。そりゃ、こいつカワイイ彼女おるわなと。山根の魅力は、気取らんところ。声出して、よう笑うっていうのがすごく魅力的なんですわ。人間力が羨ましかったです。自分の中で、山根との出会いはすごく大きかったんだなと思います。

 

Q.  相方の後藤淳平さんは、どんな風におっしゃってましたか?

まだ読んでないです、というか渡してもないです(笑)。恥ずかしいですね。自分をさらけ出しているので、親密な人ほど、あんまり読まれたくないです。

 

インタビュー後半はコチラ

PROFILE
福徳秀介(ジャルジャル) 1983年10月5日生まれ
2003年に同じ高校のラグビー部だった後藤淳平とお笑いコンビ、ジャルジャル を結成。“キングオブコント2020”で優勝を果たす。芸人としてだけではなく、絵本『まくらのまーくん』(2017年)、『なかよしっぱな』(2019年)を出版するなど多彩な才能を発揮。
小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
¥1,500(税抜)/小学館/発売中
大学2年生の僕は、憧れていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送っていた。そんな中、学生の輪を嫌うように席を立つ凛とした女子に出会う。ピュアで繊細な“僕”が、初めて愛した彼女への想いは実るのか。そして僕の人生のその先は…。

 

撮影/田中麻以 取材・文/小山恵子

 

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