オフィスカジュアルのアウターや重ね着におすすめな「ベスト」は、きれいめな印象とこなれ感が程よくプラスできる大人気アイテム。忙しい朝でもコーデが即決まる、ベスト×ボトムのセットアップや上品なツイードベストを取り入れた最旬ファッションを紹介します。春夏や秋のはじめなどジャケットだと厚ぼったく感じられる季節にもベストのコーデが活躍します。
Contents
「ベスト」と「ジレ」の違いって?
ジレとは、フランス語で袖なしの中衣を指し、「ベスト」や「チョッキ」と同じようにアウターの下に着る羽織りのこと。デジタル大辞泉でその意味を調べてみると…
1 丈が短めの袖なしの胴着。チョッキ。ベスト。
2 装飾的な前飾りをつけた婦人用胴着。上着の下に着て、ブラウスに見せかけるもの。
スーツの下に着るような中衣の意味合いが強く、もともと丈が短めのアイテムを指して「ジレ」と呼びますが、日本では最近、ミドル丈やロング丈のものも広く「ジレ」と呼ぶように。また、フランス語の「ジレ」には婦人用のカーディガンや肌着という意味もあり(プログレッシブ仏和辞典調べ)「ベスト」より幅広い意味が含まれています。
つまりチョッキやベストとの大きな違いはなく、アウターの下に着られる袖のない羽織りであれば「ジレ」と呼ぶことができるということ。
時短で洒落るベスト(ジレ)のセットアップ
バタバタな朝もパパッとコーデが決まる手軽さと、きちんとかつ抜けよく着られるデザインで、1着あると重宝するのがベスト(ジレ)のセットアップ。中でも今季はジャケット感覚で取り入れやすいミドル丈が狙い目!
ベストを合わせるオフィスカジュアルのポイント
- シンプルコーデにプラスするとグッと洒落見えする「ベスト」
- ジャケットだと暑く感じる春夏のアウターとしてもおすすめ
- 忙しい朝でも即コーデが完成するセットアップが便利
ベストで洒落る♡レディースオフィスカジュアル
【1】シックな黒ベスト×メタリックスカートで新鮮に
ブラックのジレとトップスで引き締めれば、メタリックスカートもオフィスでも浮かないシックな印象に。きちんと感が出て体温調節できるベストはオフィスカジュアルに最適です。小物もモノトーンでまとめて、派手めスカートを大人っぽく。
【2】ネイビーベストできちんと感と爽やかさをプラス
ネイビーのベストを白ブラウスに重ねて、知的なオーラをまとって。ボトムはとびきり盛れるスカートで流行の一歩先へ。ベーシックなカラーを選ぶ代わりに、ちょうどいい色気を連れてきてくれるチュールスカートで、オフィスでキラリと光る存在感を手に入れて。足元はピンクベージュのミュールで抜け感を。
【3】ロングベストやボウタイの表情豊かなワントーン
ハンサムなベスト&ワイドパンツで、ブルジョワシックなボウタイをうるわしく。ダイナミックなボウタイに襟や袖のフリルなど、甘めディティールのブラウスはロングベストやセンタープレスパンツ合わせでノーブルに着こなして。靴はメッシュシューズで足取りを軽やかに。
【4】ロングベストのレイヤードでパンツコーデをスタイリッシュに
ニットとグレーパンツの落ち着いた色合いに、ピンクベストでアクセントを。カッコいい気分のままきれい色をまとえるロングジレは、甘めコーデが苦手な人にも取り入れやすいアイテムです。シルバーのアクセや黒小物でモード感を足すとさらにハンサムな装いに。
【5】ショートベストを合わせて上半身をすっきりと
ピュアなオールホワイトコーデは、×ベストでシャープに引き締めるのが正解。インナーに重ねるニットや小物を質感が異なる白で統一して、色気たっぷりに着こなして。バッグやブーツも白でまとめる潔さがおしゃれ見えにひと役。
【6】グレーのロングベストでカジュアルコーデを大人っぽく
プラスワンしたベストで、パラシュートパンツコーデが最旬に。ロングベストは、洒落感だけでなく上品ムードもプラスしてくれるので、白リブトップスを合わせたきれいめなオフィスカジュアルにぴったりです。ピンヒールパンプスとコンパクトなピンクバッグで、女らしさをひと盛り。
【7】ベージュベストで白コーデをやさしく馴染ませて
ロングベストを主軸に、ノースリニットときれいめジョグパンを白〜ベージュのグラデで品よく着こなす都会派スポーティコーデ。洗練感のある配色を裾絞りパンツでラフに振るテクも感度高め。小物も白でまとめて統一感を高めて。
【8】ミント色ベスト×白コーデの清潔感がオフィス向き
白×ミント×グレーのアイシー配色で颯爽ときめた、軽やかなきれいめカジュアル。ミントベストに清涼感のあるシルバーニットを仕込むことで、きれいなお姉さんムードが高まります。ベルトはラフな固結びにすると、まじめすぎず洒落たムードに。
【9】ケープ風ベストと黒ワンピのきれいめオフィカジ
ケープ風のベストで、色気が香る黒のサテンワンピにモードなアクセントを。ワン・ツーコーデでも素敵に映えるのは、構築的なベストのおかげ。シルエットが引き立つように、INするワンピはスリムなものをチョイス。小物は華奢サンダルやカットワークバッグで軽やかに仕上げて。
【10】シアートップスを仕込んでロングベストを旬顔に
ロングベスト×シアートップスのレイヤードは、同系色でまとまりを意識するのがポイント。トップスをクリーンな白で統一することで、イエローパンツの華やかさも際立ち印象的に着こなせます。小物は黒でまとめて、淡色コーデにメリハリをつけて。
【11】ベージュトーンでまとめる大人きれいなベストコーデ
辛口なサファリ風ベストは、エレガントなベージュキャミワンピでバランスを取って。足元には同系色のパイソン柄サンダルを合わせて大人っぽくこなれた印象に。バッグはベージュと相性の良いイエローが入ったマルチカラーバッグで、コーデにアクセントを効かせて。
【12】ネイビーベストで引き締めるブルーワンピースコーデ
ネイビーのベストを水色のシャツワンピースに重ねたきれいめスタイル。メンズライクなスーツっぽベストで着こなしにひと手間を加えると、定番のシャツワンピースにトレンド感がONできます。小物は黒で揃えて、しごでき感を上乗せ。
【13】とろみ素材のベストで洗練ムードなオフィスカジュアル
優しい印象へ導くとろみのあるベストで、洗練されたオフィスカジュアルに。白カットソー×ピンクパンツの甘め配色も、ベストの力で大人っぽい印象に仕上がります。足元は肌なじみがよく淡色コーデに便利なベージュパンプスで柔らかな印象に。バッグはコーデを引き締めつつ優しげムードは損なわないグレーを選んで。
【14】ペプラムベストで旬シルエットのパンツスタイルに
トレンドのペプラムデザインのベストを、白Tシャツにレイヤード。たっぷりのフレアがウエストを細く見せてくれるだけでなく、気になるヒップもしっかりカバー。ボリュームがある分、細身のパンツとバイカラーパンプスでボトムはすっきりまとめるのが正解です。バッグはシンプルな黒バッグで、デザイン性のあるベストを引き立てて。
【15】白ベストと白ワンピースのモードな白ワントーン
クリーンな白と辛口ベストで、モードなシアーワンピの美人度をアップ。ベストはお尻がすっぽりと隠れる丈感で、今年っぽいレイヤードバランスを実現。真っ白のワントーンでも、シュッとしたⅠライン&ウエストマークで美スタイルが叶います。ヌーディなベージュパンプスやたまごイエローのバッグで、白コーデにまろやかさを加えて。
便利な「ベストセットアップ」のオフィスカジュアル
【1】ベストにシアートップスを仕込んで抜け感UPを狙って
ベスト×サロペットのセットアップなら、テクなしでオフィカジ上手に。ドットのシアーカットソーから透ける肌で抜け感を効かせると、ムードよく着こなせます。白バッグを合わせたきれいめコーデは、ピスタチオグリーンのローファーで洒落感も高めて。
【2】ベスト付きのカセット服できちんと見えもパーフェクト
ジャケット×ベスト×パンツの背筋が伸びるスリーピースで、きちんと見えを約束。白カットソーや黒のローファーを合わせたマニッシュ着こなしには、コロンとした淡いブルーのバッグを足して女性らしさもひとさじ。
【3】ベスト&スカートのセットアップで好感度高めに
ベスト×フレアスカートのボリューミーなシルエットと、白インナーのメリハリで全身バランスを意識。女っぽいベージュ×ホワイトの配色は、好感度も抜群です。スエードパンプスやキルティングバッグの素材感で、ワントーンコーデに奥行きをプラスして。
【4】ベストセットアップに白スニーカーでハズシを加えて
考えずに決まるベストとフレアパンツのセットアップで、時短のオフィスコーデが完成。プルオーバー風に着られるベストはマニッシュなデザインなので、インナーのタンクトップや白スニーカーで力を抜くのがおすすめです。ライトブルーのバッグを合わせればグッと爽やか。
【5】清涼感たっぷりのミントベスト&パンツセットアップ
通勤に活躍するベスト×フレアパンツのセットアップは、白インナーを仕込んで爽やかな配色に。天然素材のバッグや涼しげなクリアサンダルで夏仕様にブラッシュアップすると、コーデの洗練度も高まります。
【6】Vネックベストのセットアップで顔まわりをすっきり
ベストの中でも注目株なのは、プルオーバーの深Vタイプ。ややオーバーめなサイジングに白Tシャツと細身のストレートパンツを合わせれば、スタイルアップも確約。きちんと見えしつつお腹周りを締め付けないシルエットで、デスクワークの日もストレスフリーに過ごせます。抜け感のある白トートはスカーフアレンジのひと手間でさらに今っぽく。
【7】カラーベストのセットアップで周りと差をつけて
ベーシックすぎないくすみイエローで、ベスト×パンツのセットアップがさらに上級見え。カットワークブラウスでひねりを効かせると、大人っぽい甘さがプラスできます。足元はミュールタイプのローファーでトレンド感をひと盛り。
【8】ボーダーT×セットアップのフレンチマリンな通勤コーデ
ベスト×パンツコーデにボーダーカットソーを仕込んで、ツウ見えするオフィスカジュアルに。シャープな黒のポインテッドパンプスを効かせて、ナチュラルなリネンセットアップを都会的に導いて。スリーブレスでもきちんと感のあるベストやキャンバス素材のスクエアバッグは、気温高めの通勤コーデにぴったりです。
「ツイードベスト」の上品オフィスカジュアル
【1】ツイードベストを合わせた今っぽワントーン
品もトレンドも狙える白ワントーンは、表情豊かなツイードベストで洗練見えも華やぎもGET。どこか甘さのある白ベストは、ドロストパンツで程よくラフに着くずすのが正解。小物まで白でそろえた潔いオールホワイトコーデには、シアーなタートルニットを重ねて軽やかに着こなして。
【2】グレーのツイードベストで白ワンピを引き締めて
ノーブルな金ボタンのツイードベストが、クリーンなシャツワンピにお似合い。バイカラーのメリージェーンパンプスでほんのりレトロに振れば、レディで品のある佇まいに。ワンピ&ジレがつくるⅠラインで、さりげなくスタイルアップも叶います。グレーのベストや茶色のバッグで、白ワンピをやわらかく引き締めて。
【3】ツイードベストやドット柄パンツで黒コーデをアプデ
きちんとシーンに頼れるモノトーンを、ツイードベストとドット柄パンツでファッショナブルにアップデート。黒Tシャツにベストを羽織ればきれいめなムードもばっちりです。バッグにも黒を合わせた黒多めモノトーンは、足元の白パンプスで爽やかさをプラスして。
【4】ラフなカーゴコーデを黒ベストで大人っぽく
ツイードベストとリブTの上品コンビなら、トレンド感の強いパンツも難なくおしゃれに投入完了。ラフなパンツで力を抜くと、今どきのエフォートレスなオフィカジコーデが決まります。サンダルは白のウェッジで脚長を発揮。白バッグを投入することで軽やかさがUPします。
「ニットベスト」でこなれるオフィスカジュアル
【1】きちんと見えるニットベスト×白シャツを小物でラフに
ニットベストにシャツ、パンツを合わせたきれいめコーデは、オーバサイズトップス×フレアパンツのシルエットで新鮮に。ゴールドのアクセやサングラスでコーデ感を盛ると、定番のモノトーンがおしゃれっぽく決まります。足元はハイカットのスニーカーであえてラフに振るのがポイント。ブラウンのバッグを合わせれば、コーデにおしゃれなリズムが生まれます。
【2】グレーベスト×イエローパンツの大人配色コーデ
ゆるシルエットの肌見せニットベストも、チアフルなイエローパンツを合わせるとヘルシーな色っぽさに。強すぎない爽やかなレモンイエローはトレンド感も好印象も狙えます。サンダルは白でパンツの色味を引き立てつつ、バッグは黒でシャープに締めて。
【3】ブルーニットベストと白シャツで好感度高めに
ブルーのベストで、白で繋げたシャツとスカートにメリハリを効かせて。好感度の高いカラーリングと今年っぽいレイヤードで、旬の通勤スタイルが完成します。バッグはイエローを選んでコーデ全体をやわらかなイメージに。ブーツは黒で引き締めて。
1年通してオフィスコーデ合わせられる「ベスト」
きちんと見せたいオフィスシーンにぴったりな「ベスト」は、春夏はアウターとして、秋冬はジャケットやコートの中に着るなど、一年を通して通勤コーデに合わせられるアイテムです。シンプルコーデにレイヤードするだけでグッと洒落感が高まるので取り入れてみて下さいね!