「いい夫婦」であり続ける秘訣TOP3は「あん・しん・かん」。…って、何?

「この人とこれから先も過ごしていきたい」 
その想いで選ぶ結婚の道。だからこそ、長く「幸せだ」と感じ続ける夫婦でありたいですよね。 
そこで、20歳~49歳の既婚男女4,561人を対象に行った、「いい夫婦の日」に関する調査結果を紹介します! 
 

■結婚した人のうち、72.2%が「幸せ」 


2023年に結婚した芸能人・有名人の憧れ度ランキングで1位になった「中村倫也さん&水卜麻美さん」夫婦。中村さんが自身のSNSで、「生活に彩りと安心をもたらしてくれる、 春風のような方」と、お相手の水卜アナについて紹介されていました。幸せいっぱいの結婚報告が印象的でしたが、実際にどのくらいのカップルが「幸せ」を感じているのでしょうか。 
既婚の男女4,561人に「結婚して幸せだと思いますか?」と質問したところ、40.7%が「幸せ」、31.5%が「どちらかと言えば幸せ」と回答。結婚したカップルの72.2%が、「幸せ」を感じていることがわかります。また、結婚して「幸せ」とした人は5年以上経っても7割を超えており、多くの人が年数を経ても“いい夫婦”の関係を続けているようです。 

 

■いい夫婦の秘訣は「あん・しん・かん」

では、いつまでも“いい夫婦”であるために、みなさん何をパートナーに求めているのでしょうか?調査の結果を見てみると、最も多かったのは「一緒に過ごしていて安心(あんしん)できること」(30.1%)。次いで「信頼(しんらい)できる相手でいること」(29.9%)、「家族で過ごす時間(じかん)を大切にすること」(28.9%)という結果になりました。 
このほか、直近1年に結婚した人の場合、結婚1年以上の人よりも「2人だけで過ごす時間を大切にすること」(+1.5ポイント)、「愛情を言葉や行動で表現してくれること」(+1.2ポイント)、「容姿に気を使っていること」(+0.9ポイント)が上回っていることがわかりました。新婚と言われる時期には、恋人のような関係性も大切にしているようです。 
また、直近1年に結婚した人に、パートナーとの結婚の決め手を聞いてみました。すると、「性格」(35.0%)、「安心感」(31.7%)、「価値観」(25.8%)、「タイミング」(24.2%)が上位に挙がっています。ここでも、キーワードのひとつとして「安心感」が挙がっています。最近の夫婦関係においては、「(あん・しん・かん)」と「安心感」が重要なポイントになっていることが伺えますね。 

 

■出会ってから結婚まで、ちょうどいいのは「2年」? 

さらに、結婚を意識してから実際に結婚(入籍)するまでの期間(※平均値)を見ると、結婚して「幸せ」を感じている人は約2年、「幸せではない」とした人は約1年で、なんと約2倍の差が見られました。 
出会ってから2年という期間は、お相手の「性格」や「価値観」を知り、また2人で結婚に向けた準備を進めるには十分な時間。また、“付き合って3年が結婚の分かれ道“などとよく言われますが、現在では長すぎる春ということなのかもしれませんね。長すぎず、焦らず2人の関係を築くためには、2年が程よい期間となっているようです。 
 

■幸せレベルが高い人はセレモニー実施率が高い?! 

新型コロナウイルス感染症の影響で、ここ数年は挙式などのセレモニーを控える人も少なくありませんでした。その位置付けが5類に移行し、アフターコロナに移行しつつある現在、直近1年に結婚した人を対象にセレモニーの実施状況を聞いてみました。すると、最も多く実施されたセレモニーは「挙式」(30.8%)で、次いで「フォトウェディング」(26.3%)、「披露宴」(25.5%)、「食事会」(21.3%)という結果がでました。 
結婚に関わるセレモニーは、夫婦で初めての共同作業でもあります。その過程で、絆を深めるカップルも多くいるはず。実際に、結婚して「幸せ」を感じている人のセレモニー実施率は、幸せではないとした人の約3倍でした。セレモニー別に見ると、「挙式」は約3倍、フォトウェディングは約4倍、「披露宴」は約3倍となっています。「結婚した」ということに変わりはありませんが、挙式や披露宴の思い出や写真など何かしらの形にすることでさらに夫婦になったことへの幸せを感じやすいのかもしれませんね。 
 

■約5割が子どもは「欲しい」「既にいる」 

出生率が7年連続で前年を下回るなど、少子化が進んでいる日本。また、「DINKs(Double Income No Kids)」という言葉が話題になっているように、意識的に子どもを持たない選択をする夫婦も増えているようです。 
価値観や生活スタイルが多様化するなかで、直近1年で結婚した人を対象に「子どもが欲しいか」について調査しました。すると、「欲しい」と回答した人は30.0%で、「欲しくない」人は9.6%という結果が出ました。「既にいる・出産予定」(17.1%)を含めると、約5割の人が子どもを持つことに前向きであることが分かります。 
更にその理由を聞いたところ、「好きな人の子どもが欲しいから」(57.5%)、「子どもの成長が見たいから」(48.7%)、「生活が楽しくなるから」(43.4%)が多く挙がっています。子どもがいることによって、大変さはありながらも夫婦で過ごす時間とはまた違う気づきや思い出が増えていくということも大きいようですね。 
一方、欲しくない理由として最も多かったのが「子どもが好きではない」(43.5%)でした。この他に、「経済的に余裕がない」(34.8%)、「教育費にお金がかかる」(26.1%)など、金銭面への理由も見られます。子どもを育てるうえでの責任があるからこそ、不安があるままではなく慎重に子どもについて考えていく夫婦も多いようです。 

■「幸せ」を感じる”夫婦のカタチ” 

今回の調査では、結婚した人の約7割が「幸せ」を感じていることがわかりました。ただ、その「幸せ」も夫婦によって違います。パートナーに結婚後も何を大切にしてほしいのか、セレモニーや子どもの有無も話し合ってみてください。その上で、今回の調査で見えた幸せ夫婦の姿を参考に、それぞれの“いい夫婦”のカタチを見つけていきましょう。(岡美咲) 
 

情報提供元/タメニー株式会社