面接ってきつい…
近年、就職転職は売り手市場であるといわれているようです。「じゃあ引く手数多で楽勝じゃん!」となるのかと思いきや、そう上手くいくとは限りません。準備不足や緊張から面接で思ったように話せず、後悔してしまうパターンも…。
ここでは、株式会社ベクトルが、20〜40代を中心とした男女500名を対象に実施した、面接に関するアンケートをもとに、就職活動・転職活動に奔走した人たちの生の声をお届けしていきます!
Q. 企業からの困った質問は?
質問と対話を重ねて、お互いがマッチするか探っていく面接の場。ときには「それって、なんのために聞いているの?」という謎の質問が飛ぶこともあります。回答に困ってしまった質問を受けた経験はないか聞いてみたところ、さまざまな回答が集まりました。
【意図のわからない意味深な質問】
- 空を飛べるとしたらどのような羽がいいですか?と聞かれました。未だに意図は分かりません。
- 自分を色に例えるとしたら何色ですか?と聞かれた。意図が分からず、何も答えられなかった…
- なぜこの世には男性と女性がいると思いますか?という質問。お互い不足する部分を補い協力していくためでしょうか。と答えました。
【想定外の角度からの質問】
- 「最近お腹を抱えて笑ったことは?」この質問に詰まってしまった。
- 子供の名前の由来を聞かれたときは驚きました。
- 鮭の美味しい食べ方知ってる?と聞かれて、困って首を横に振りながらわかりませんと答えました。
- 「自分の人生を思い出せる限り古くまで思い返して、今までの人生について教えてください」という問い。小さい頃の転校の話など小さなエピソードをいくつかひろって話した。
- 社長面接で、社長がいきなり好みのケーキの種類について聞いてこられたことです。会社とは全く関係ないものだったので驚きましたが、素直にチーズケーキと答えました。採用され、入社してしばらく経った頃に、チーズケーキをプレゼントして下さり、更に驚き、そして感激しました。他の社員にも同様だったようです。
【プライベートに立ち入った質問】
- 夜のお店に行きますか?という質問。私は行きませんと答えると、そうでしょうねと返ってきました。
- 風邪はひきやすいですか?と聞かれた。
- いつ離婚したのかという興味本位な質問をされたので、「昔すぎて忘れました」と答えました。
- どうして親が離婚したのかを聞かれ、それ仕事に関係ある?と思いましたが、事情があって、と答えました。
【聞かれたくないことを聞かれた】
どうしてこんな年齢で学校を卒業したのですか、と聞かれた時がありました。確かに30を過ぎてからいろいろ理由があって大学に行ったのですが、そこを突っ込まれたことは嫌でした。今は良くなりましたが、当時病気で大学に通えませんでした、と適当に言いました。結果、合格しました。
【その他にも…】
- 受けに行った会社の業務内容を、こちらが説明させられた。
- 「笑顔がないね」と言われ、びっくりして何も言えませんでした。
- 仕事と家庭を選ぶなら迷わず仕事を選べますか?と聞かれ、仕事をする理由は家族の為なので、家族を選びますと答えました。
意図がわからない上にただただ失礼な質問から、意図はわからないけどなんだか意味深な質問までさまざまなものがありました。想定外の質問をされると頭が真っ白になってしまうかもしれませんが、慌てるのは禁物。焦らずに必要なら答えて、あまりに失礼だと感じたら「面接の時点でそんな話をしてくる会社なんて、入ってから苦労する」と思っておくくらいがちょうどよさそう。
Q. 面接で逆質問をしたことはありますか?
面接の最後に、必ずといっていいほどされるのが「逆質問」。逆質問をしたことがあるか聞いて見たところ、61%がしたことが「ある」と回答していました。どのような逆質問をしたのか聞き、その内容をジャンル分けしたところ、このような結果になりました。
残る39%の人たちは逆質問をしなかったことになりますが、逆質問は自分の熱意を示し、他の人と差をつける重要なアピールタイム。しない手はありません。なぜ逆質問をしなかったのでしょうか? 最も多かったのは、「何を聞いていいのかわからなかったから」という答えでしたが、他にもこのような理由が挙げられていました。
【タイミングがつかめなかったから】
淡々と面接が進み、逆質問するタイミングがなかったから
【特に聞きたいことがなかったから】
丁寧な説明を受けたため聞きたいことはなかったから
【落ちたと思ったから】
なんとなく落ちたなーというイメージを抱いたから
【逆質問のせいで印象が悪くなりそうだから】
- 面接時に逆質問をするのは失礼で、他の志望者に対しても迷惑になると思ったから
- 印象が悪くなると感じたから
- 余計な発言をして不採用になりたくなかったから
逆質問は失礼だと感じている人もいるようですがそんなことはありません。ちょっと調べればわかるようなことを聞くのは確かに逆効果かもしれませんが、しっかりと準備して、積極的に自分をアピールしていけば内定獲得へグッと近づけるかもしれません。
Q. 手応えを感じた面接官のアクションは?
面接の結果は内定通知が来るまでわからないのでそわそわしますよね。でも、面接官の反応でなんとなく合否の結果がわかることもあるようです。手応えを感じた経験を聞いて見たところ、このような回答が集まりました。
【採用するつもりだと伝えられた】
- 採用前提の話をされた
- 途中で、「あなたに来てもらうつもりで話してるんだけど」 と言われた
- 部長面接で、これからよろしく、と言われた
- 採用する方向でいると面接時に言われ、入社日を伝えられた
【採用後のことについて詳しい話があった】
- 勤務した後の話をどんどんされた
- いつから来れますか?と聞かれ制服を渡された
- もう一つ面接を受けており、そちらと悩んでいることを正直に伝えたところ給料の再検討をしてくれた
- 採用後の勤務や通勤方法に関して詳しく説明、選択させられた
【その他に…】
- 面接官の方が終始笑顔だった
- 自分の前に受けた人よりも、面接時間がかなり長かった
はっきりと採用するつもりだと面接の時に伝えられる人もいるようです。面接の時のリアクションがいいとホッとできますね。
Q. 「これはきっとだめだ」と感じた面接官の対応は?
逆に「これは落ちたな」と感じた経験を聞いて見たところ、このような回答が寄せられました。
【面接官の態度が悪かった】
- ため息をつかれた
- 沈黙が多かった
- 面接官が終始不機嫌だった
- 途中から面接官の貧乏ゆすりがはじまった
- 面接中に面接官が履歴書にバツ印をつけたのを見て、落ちたなと思った
- 子供は考えているかと聞かれたので「欲しいとは思っています」と答えたら渋い顔をされた
- シフト希望を聞かれ、希望を伝えたら鼻で笑われた
- 給与面の説明があったが希望通りではなかったことを説明すると、面接官の態度が急変し適当な面接になった
【質問をあまりされなかった】
- ほとんど質問されなかった
- グループ面接で隣の子ばかりに質問がいった
- 面接予定時間が大幅に短縮した
- 筆記試験の後の面接で「君、英語できないね」と言われ、その後の質問もあまりなく終わった
【その他には…】
- 「君には今、言っておく。不採用だから。」と言われた
- 私は女性で、「求人には書いてなかったけど、実は男性が欲しいんだよね」と言われた
露骨に面接官が自分を不採用にする態度を取っているとストレスですよね。縁がなかったんだときっぱり諦めて、もっと自分に合う企業を探しにいきましょう。
就活を乗り切ろう!
さまざまな面接の体験が集まりました。就活経験者には「わかる…!」と共感できるものも多かったかもしれません。これから面接をする予定があるという人はぜひ参考にしてみてくださいね。(石川智香子)
情報提供元/株式会社ベクトル
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