学生生活はあっという間です。就職活動も大変ですが、卒業して就職したあとも、仕事や結婚、育児など、考えることはもりだくさん。
これから社会人になる学生の方たちは、働き方や子育てについてどんな価値観を持っているのでしょうか。2018年卒業予定の大学生・大学院生を対象とし、3,924名が回答した、株式会社マイナビの「2018年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」の結果から、大学生のリアルをご紹介します。
◆一切残業しない働き方を「かっこいい」と思う学生が増加
「残業」に関する働き方の好感度について聞いたところ、「毎晩遅くまで残業し、トップの成績を上げている」働き方に対する好感度が、男女ともに前年より下がっていました。
さらに「毎晩遅くまで残業し、トップの成績を上げている」と「時間内に仕事を終え、一切残業しない」に対する「すごくかっこいい」と回答した割合を比較したところ、“女子の同性”に対する好感度の差がはっきり。
「残業する」が13.8%、「残業しない」が43.4%。「時間内に仕事を終え、一切残業しない」働き方が29.6ptも高くなっていました。学生は、残業をしない働き方に好感を寄せる傾向があるようです。仕事だけではなく、仕事もプライベートも充実している人に惹かれるようになっているのかもしれません。
◆「結婚後に夫婦共働きを希望する」女子は6割以上なものの、去年より減少
結婚後の仕事について「夫婦共働き」を希望する女子の割合は65.7%。6割超ではあるものの、前年の68.6%よりも少し割合が減っていました。
増えたのは「結婚せず自分の収入のみで生活するのが望ましい」派。前年は6.3%でしたが今年は7.9%。男性以上に稼げる女性が多くなっていくと、「結婚しない派」ももっと増えていくのかもしれません。
◆育児休暇をとりたい女子も去年より減少?
「育児休暇を取って積極的に子育てしたい」と回答した学生は、男子が36.6%で前年より増加傾向。しかしながら女子は、前年の67.6%と比べ、今年は61.0%と減少していました。
女性が結婚後に仕事を続けることが当たり前になってきた現在。育児休暇をとりたい女性は右肩上がりに増えていってもいいはずなのに、去年よりも割合が減ったのは一体どうしてなのでしょうか。
◆学生が考える、育児休暇をとらない理由は「職場復帰に不安がある」が4割
「育児休暇は取らないが夫婦で子育てはしたい」と回答した女子に、育児休暇を取らない理由を聞くと、「育児休暇後の職場への復帰に不安があるため」が44.3%と、前年の38.8%に比べて増加していました。
去年から「出産したけれど、子供を保育園に入れられず職場に復帰できない」ことが社会問題になっています。このアンケート結果も、世相をあらわしているのかもしれないですね。もっと働きやすく、子供が育てやすい社会になることを願ってやみません……!(たきたて玄米)
情報提供元:株式会社マイナビ
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