平野紫耀「好きな人ができたらすぐに告白したい」ファンに対する思いや恋愛観など、たっぷり聞いてみました♡

King & Prince平野紫耀、誰も、キミの魅力に抗えない!

※この記事はCanCam2021年10月号「The King of IDOL 平野紫耀」を再構成したものです。

CanCam2021年10月号特別版の表紙には、主演映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル』が話題の平野紫耀さんが単独で登場♪
かっこよくてセクシーなだけじゃない。ちょっと天然で、優しくて、少年のようにピュア。そんな一面でさえも飾らずに私たちに見せてくれる、まさに新時代のスーパーアイドル。一度好きになったら、もう抜け出せない魅力は魔法のようにキラキラと輝き、そして永遠に続くのです♡

『かぐや様は告らせたい』の続編ができたのは、それだけ前作を多くの方に観ていただいたということで、素直にうれしかった!

映画『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』が決まったと聞いたときは、まずは純粋にうれしかったです。前作を観てくださった方がたくさんいらっしゃったからこそ、続編ができたわけですし。これは前作からなんですけど、原作は大人気漫画なので、原作を好きな方々にも観ていただけたらなと思っていて。その気持ちは今回もブレないように、白銀御行という役を演じました。でも、2年経っていますからね…クランクアップまで心配でしたし、今でも観てくださる方にどう映るんだろうって不安ですもん(笑)。自分なりに考えながら演じていましたけど、毎日探りながらで、難しかったですね。というのも、前作に比べてコメディ要素もありつつ、橋本環奈さんが演じる、四宮かぐやとの距離をどう縮めていくかに重点が置かれて描かれているので、白銀がよりかっこよく見えるにはどうしたらいいかを考えていました。前作では「お前が告白しろ」「あなたから告白してください」みたいなやり取りが多かったけど、今回は決めるときは決めるというか。
天才役を演じるのはすごくうれしいですよ。でも…全然慣れない! 白銀だけ演じる人が代わっていたらどうしようって思ってました(笑)。今まで、普段の素の自分に近い役が多かったのですが、白銀は実際の僕とは真逆だから、そういう意味では役作りしてる感がすごくあって楽しい。改めて今回感じた白銀という役の魅力は、弱っている人を見捨てないところ。かっこいいなと思いますし、僕もそういう人間になりたいです。あとは、僕だったら焦ってしまいそうな問題をスムーズに解決するところが大人だなと思います。天才は勉強だけではなく、人間関係も予測して計算できるんだなって。真面目なんだけど野性味もあるというか。同じ男として憧れますね。似ているところは…あまりないんだよなぁ。強いて言うならですけど、白銀はあまり人に怒らなくて、僕も自分に腹が立つことはあるけど、人にはあまり怒らないかも。ただ自分の友達や仲間が傷つけられるとすごく怒るので、そこだけは唯一似ているところかもしれないです。

映画『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』で、どんな役作りをしましたか?

どうやったら、白銀がもっとかっこよく見えるかというのは考えました。

前作よりも、白銀がかっこよく見えるようなシーンがたくさんあったので、そこはきっちり表現できたらいいなと思って演じていましたね。映画の終盤にかけては、特に意識をした気がするなぁ。あとは、やや早口気味に喋ったり、少し低めの声にするというのは意識していました。話し方は…大変でしたよ! アニメだと大丈夫だけど、現実だと違和感があるようなセリフが多かったので、そこをどうナチュラルに言えるか、おうちのベッドでひとりで台本を読みながら、ずっと考えていました。

白銀を演じるときに気をつけていたことは?

前作でもそうだったんですけど、白銀を演じると少し猫背が直るんですよ(笑)。

僕、普段はすごく猫背で…。白銀の制服を着て現場に入るときは、姿勢をよくしよう! って、意識しながら臨んでいました。

撮影現場はどんな雰囲気でしたか?

前作のときは、出演者の控え室に“託児所”と貼られていましたけど、今回もまた“託児所”でした!(笑)

大人にはなりたくないと思っているし、まだ大人じゃないって思い込んでます(笑)。この作品の現場は、女子が集まると、とにかくすごいんです! 橋本(環奈)さんと浅川(梨奈)さんの声が、なかなかよく通る(笑)! 待ち時間は、ほうれん草ゲームから絵しりとりまで、とにかく色々なゲームをしていました。誰がやろうと言い始めたのかは覚えてないのですが、じゃんけんをして罰ゲームでアイスの買い出しに行くというのをよくやっていて、最初は僕らキャストの何人かで、最後はだいたい河合監督と勝負するんです。監督はラスボス! でも、結局は監督がいつも差し入れをしてくださっていました!

映画の中の“ラブバトル(恋愛頭脳戦)”の面白さは?

僕自身は、もし好きな人ができたとしたら、すぐに告白して早く幸せな時間を過ごしたいと思うので、なかなか気持ちを言い出せない人の気持ちは正直わからなかったんです。

でも、頭を使って相手をいかに告白に誘導するか、天才ふたりが葛藤しているのはシンプルに面白いし、それは作品の魅力でもあると思います。楽しみながら演じていました。ただ、僕は絶対に相手から「好き」とは言わせたくない! もし、かぐやみたいに「好きって言いなさいよ」って言われたら、僕は白銀のようにプライドが高くないので、逆に「待たせてごめんね」となっちゃうかもしれない(笑)。僕は、告白は男からしなくちゃいけないと思っています。

映画の中でアドリブはありましたか?

無意識なので自分ではわからないんです。

でもたぶん今回はそんなにないと思います。意外と僕って真面目で、しっかり台本を覚えていきたいんです。アドリブを言うのもビビってしまうくらい真面目なので、僕からのアドリブはほとんどないですね(笑)。そもそも僕自身は自分でこれが絶対面白いという自信も持てないし、客観的に見られないので…。迷いながらやるよりは、周りに相談するタイプかな。

CanCam読者にオススメしたい映画の推しポイントは?

前作は頭脳戦がひとつひとつのエピソードで完結していたけど、今回は頭脳戦の規模がめちゃくちゃ大きくなっています!

お客さんも騙されるような壮大な展開になっているし、後の伏線回収も楽しめると思います。頭脳戦自体が長期に及ぶような大掛かりなものだし、日本を飛び出して世界規模にもなっているから、そこは是非楽しんでもらいたいですね。あと前作は、白銀とかぐや、ふたりのお話だったけど、今回は恋愛に限らず、色々な人の愛が出てくるのも見どころ。僕らふたりは相変わらずこじらせていますけど(笑)、青春! という感じのストレートな恋愛も出てくるのは、今回の続編ならではだと思います。

もし恋愛するなら、ずっとキュンキュンしているより安心感のほうを大切にしたい

今回、CanCamの表紙を飾れたことはうれしいです! たくさんの雑誌で表紙をさせていただいて、本屋さんに自分が表紙の雑誌が並ぶことは光栄でしかないです、本当に! 仕事で言うと、最近は、いい意味で力を抜くことができるようになった気がします。映画やドラマで主演をやらせていただくようになって、責任感やプレッシャーに気がついてからですかね。これ、全部をガッツリ受け止めてしまったらしんどいぞって。まあ受け止めなきゃいけないんですけどね。なんだろうな、すべてを真に受けなくてもいいんじゃないかなって。周りにも支えてくれる方がいるんだから、そういう方に頼ってみるのもアリなんじゃないかなって。そうですね…18歳ごろかな、そう思うようになりました。僕の中で、お仕事をする上でのモットーは、“無理はしないこと”。いや、もちろん無理をしないといけないときもあると思うんですけど、それ以外は、“やるときはやる、抜けるところは抜く”ですね。あとは、これは仕事だけじゃなくて、誰に対してもなんですけど、“親しき中にも礼儀あり”というのは、大切にしてます。年上の方と喋る機会も多いですし、仲よくしてくださる方も多い中、礼儀はちゃんと守っていきたいなと思っています。
恋愛においてですか? そうですね、礼儀のある人は素敵だなって思いますよ。まぁ、こんなことを言うのはあれなんですけど…色々な漫画原作の実写化をやらせていただいて、これでみんなキュンキュンするの!? みたいなシーンもたくさんあって(笑)。演じながら、こうすれば女性がキュンキュンするんだって考えるんですけど、実際は何がいいのかはよくわかってないかも。キュンキュンっていうよりは、なんかこう…もし一緒にいられる時間があるなら、安心するというか。例えば、家の中でお互い全然違うことやってても気にならないくらいの、一緒にいて当たり前のような関係性が理想かな。求めすぎてもダメだし、それくらいが長続きするんじゃないかなって思います。

About Work and Fans…

自分自身のことを努力型と天才型、どちらだと思いますか?

え〜、どちらにも当てはまらない凡人です。基本的にパッとできることってない! う〜ん、周りのみんなは「努力してる」って言ってくれるんですけど、ホント怠け者なんですよ。休みの日なんて一切動かないし、何もしないですもん(笑)。

初めてもらったファンレターは覚えていますか?

確か直接いただいたと思うんですけど、手紙を開けたところからしか覚えてないなぁ。内容は「平野紫耀くん初めまして。ジャニーズ応援するのは初めてで…」みたいな感じだったかな。そのときは、こうやって応援してくれる方が増えていくんだって思いましたし、次に見かけたときは、そのコが僕のうちわを持っていてくれて、すごくうれしかったです。

2021年、今のところどんな1年になりそうですか?

今年ですか? 早かったです、とにかく早かった。本当にパパパパ〜って過ぎていくから、なんか怖い! だって、この号も10月号ですよね? 1年が終わるのが年々早くなっている気がします。でもこうやって映画も公開されるし、いい1年になるんじゃないかな。

後輩から相談されたりすることも増えましたか?

それがね、僕、ジャニーズ事務所の中で特別に仲がいい人がいないんですよ。俳優の方とか、芸能界じゃない年上のおじさんと仲がいい。そういう人たちのほうが気を使わないですし、向こうも気を使わないから楽なんです。

直接会える機会が少なくなった今、ファンの愛を感じる瞬間は?

僕らが何かを発信したタイミングで、すぐに反応してくれたり、CDを出すとそれを手にとってくださるファンの方がいると、「僕らのこと応援してくれてるんだ」って、単純にうれしいです。やっぱり、会えない時間が多いと、心配になるんです。応援してくれる方がいること、それだけで安心して活動できるんですよね。もちろん求めすぎちゃいけないし、求めなすぎてもいけないところなんでしょうけど…ファンのみなさんがいないと、僕ら何もできないんで。

今さらですが…平野さんの基本の“き”教えてください!

ジャニーズ事務所に入ったのはいつ?

えっと、16歳かな。入った直後は、とりあえずちんぷんかんぷんでした。それまでと世界が180度違ったので。未だに、僕ジャニーズなのかよくわかってないですけどね、ハッハッハ。

好きな色は?

紫。

好きなアイスの味は?

グレープ。あの紫色に惹かれるんです。

尊敬する事務所の先輩は?

全員です。

好きな食べ物は?

え〜なんだろう、オムレツかな。最近好きになりました!

自分の顔で好きなパーツは?

ない…。強いて言うなら、涙ボクロ?

自分の顔で嫌いなパーツは?

眉毛(笑)。

好きなお弁当のおかずは?

しなしなになった唐揚げ。

小学生の頃、得意だった科目は?

体育。競技はなんでも得意でした。

人生のいちばん最初の記憶は?

2〜3、4歳くらいかな。でも写真を見て、「あ、こんなことあったな」って思い出す感じです。

自分を動物にたとえると?

ナマケモノ!

いちばんよく使うスマホの機能は?

検索機能。

最近克服した苦手だったものは?

なし!

最近買ってテンションが上がったものは?

腕時計とかアクセサリーを置く、小物置き。

超多忙なときのストレス発散方法は?

誰かに言ってもいいし、ひとり言でもいいんですけど、「疲れたな〜」とか「帰りた〜い」って、ちゃんと口に出して言うこと。

「アイドルである前にひとりの人間だから、お仕事で関わる方も、応援してくださる方も、傷つけないようにするというのは意識しています」と、誠実な人柄を覗かせた平野さん。コロコロと表情を変えながら、感性豊かに、等身大の答えを聞かせてくれました♡

平野紫耀(ひらのしょう)
1997年1月29日生まれ。愛知県出身。言わずと知れた人気グループ「King & Prince」のメンバー。2021年8月21日&22日に放送される、日本テレビ系『24時間テレビ44』では、グループ初となるメインパーソナリティーを務める。
CanCam2021年10月号「The King of IDOL 平野紫耀」より
撮影/永瀬沙世 スタイリスト/横田勝広(YKP) ヘア&メーク/KAZUOMI(メーキャップルーム) フラワーコーディネーター/川口昌亮(POINT NEUF) 撮影協力/金崎吏穏 構成/小山恵子、権藤彩子 WEB構成/久保 葵