◆特別花見弁当(東近江・招福樓)
「禅の精神とお茶の心を基とする料理」で、全国の食通を虜にする名店ですが、ここが腕によりをかけてつくる花見弁当は、その期待を裏切りません。
特に若狭産の浜塩のぐじに、昆布〆をほどこした棒寿司は、自慢の一品。「昔から、ぐじは特別な食材」とご主人の中村成美(なかむら・しげみ)さんは語ります。
そのほかに赤貝、ふき、わけぎの鉄砲和え、桜鯛の昆布〆、マスの花山椒焼、白魚の魚煮、甘海老の酒盗和えなどの数々の惣菜が、実に品よく詰められています。
昨冬より時間をかけてつくられた自家製柚餅子も絶品です。
【店舗情報】
「招福樓(しょうふくろう)」
住所:滋賀県東近江市本町8-11(本店)
電話:0748-22-0003
営業時間:12:00~15:00、16:00~22:00
休:第1・第3・第5月曜
http://www.shofukuro.jp/予約: 特別花見弁当/8,000円(3個より)。3日前までに予約(当日本店で受け取り)。また伊勢丹新宿店の招福樓(03-3354-0023)では、通常商品の松花堂弁当3,500円なども販売。
◆桜の御膳(京都・木乃婦)
家庭でつくられてきた献立を、ひと手間もふた手間も洗練させたもの。洛西でとれる白子筍は、真っ白でやわらかい最高級品。
濃密ダレの穴子ごはんには、実山椒を添えて。鱒の幽庵焼、帆立の黄身焼、鴨ロースなど、焼き物のおかずが、お弁当を引き締めます。
お弁当は色彩も大切。くっきりとしたコントラストが、ふたを開けた瞬間から食欲をそそります。
【店舗情報】
「木乃婦(きのぶ)」
住所:京都府京都市下京区新町通仏光下ル岩戸山町416
電話:075-352-0001
営業時間:11:30~13:30(L.O.)、17:00~19:30(L.O.)
休:不定休
http://www.kinobu.co.jp/予約: 桜の御膳/6,000円(1個より)。2日前までに予約(当日お店で受け取り)。