好きだけど付き合いたくない男女の心理とは?振られたときの対処法も

「好きだけど付き合いたくない」って一体どういうこと?

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「好きだけど付き合いたくない」って矛盾しているように感じますよね。でも恋愛においてはこんな気持ちになることもあるのではないでしょうか。そこで今回は、好きだけど付き合いたくないという男女の心理を解説します。また、「好きだけど付き合えない」理由や、振られてしまった時の対処法もご紹介します

「好きだけど付き合いたくない」女性心理

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はじめに、「好きだけど付き合いたくない」と思ったことがある女性がどのくらいいるのか調査してみました。20代女性100人に聞いた結果がこちら。

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)

Q.「好きだけど付き合いたくない」と思ったことはありますか?

ある…41人
ない…59人

「ある」と答えたのは約4割。結構多い感じもしますよね。好きだけど付き合いたくなかった理由も聞いてみました。

1.恋人が欲しくなかったから

  • 「そもそも付き合う願望がなく、メリットが少ないと感じるから」(24歳・無職)
  • 「付き合うと自分の自由がなくなるので」(27歳・会社勤務)

相手に問題があったというよりも、好きになったときに彼氏が欲しくなかったという意見が多くみられました。

2.性格が合わなそうだったから

  • 「相手がグイグイタイプで、好きだけど付き合ったら気持ち悪いだろうなと予感した」(29歳・専門職)
  • 「見た目は素敵だけど性格が最悪」(23歳・会社勤務)
  • 「恋愛対象としては性格面でちょっと受け入れがたい部分があったから」(29歳・無職)

見た目で好きになったけれど、恋愛対象としてみると性格がちょっと…というパターンもあるようです。絶対合わないとわかっているなら、眺めているだけの方が平和かもしれませんね。

3.相手が既婚者だったから

  • 「相手が既婚者だから」(27歳・会社勤務)
  • 「既に相手が結婚している」(28歳・パート・アルバイト)

好きになった人が既婚者だったというパターンも。たしかにこれは、好きでも付き合えないですね…。

4.将来が考えられなかったから

  • 「結婚するイメージがわかなかったから」(28歳・専門職)
  • 「将来が見えない」(29歳・パート・アルバイト)

結婚までを考えると付き合えないと思った、という人も。20代前半ならとりあえず付き合ってみるかと思う人も、そろそろ結婚となると、そのハードルを一緒に超えられるかも条件に入るようです。

5.年の差が気になったから

  • 「年の差が気になる、周りの反応がいまいち、結婚までを考えると両家の事で大変そう」(29歳・パート・アルバイト)
  • 「歳の差」(29歳・会社勤務)

年の差が気になってお付き合いをしなかったというケースもあるようです。10歳以上離れている相手との恋愛は、上手くいかないかもと及び腰になりやすいのかも。

「好きだけど付き合いたくない」男性心理

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1.自分では不釣り合いだと思っている

気持ちはあっても、恋人になると責任が伴うためにためらってしまう男性も。高嶺の花的な女性から好かれた場合には「自分では彼女の恋人になるには不釣り合いだ」などと勝手に思い込んでしまい、両思いなのに恋人関係は避けたがるパターンもあります。

2.付き合うほど「好き」なのか自信がない

「好き」とひとくちに言っても、その気持ちには大小があるもの。「好きだけど付き合えない」と言う男性のなかには「“好き”ではあるけれど、付き合いたいほどのレベルには達していない」と考えている人もいます。この場合は、その気持ちが「付き合いたい」と思えるレベルに達すれば「好きだけど付き合えない」とは言わなくなるでしょう。

3.恋愛をしたい気分ではない

「好き」ではあるけれど、その子と恋愛をしたいかと聞かれれば、微妙な心理のときにも「好きだけど付き合えない」と口にすることは珍しくありません。恋愛には時間もお金も手間もかかりますよね。なので「好き」だとは思っていても、実際に交際するとなると、なかなか行動に移せない男性もいるのです。

4.恋愛より大事なことがある

目標に向かって努力をしている男性の場合「恋愛よりも、今は別のことが大事」と考えているために、交際には至らないのかもしれません。この場合は、気持ちは「好き」ではあってもお付き合いをしたことによって、自分の目標のために使うべき時間が割かれるのが嫌なのです。

5.このまま少しキープしておきたい

「好き」ではあるけれど、そこまで気持ちが熟していない場合には「様子見したい」の心理からキープに走る男性もいます。そんなタイミングで女性から気持ちを尋ねられると「好きだけど、今は付き合えない」となりがちです。

6.恋愛をするのが怖い

これまで誰とも付き合った経験のない男性などは、好きな人ができても「付き合う」となると、ためらってしまう人も。付き合ってみたい気持ちはあっても、実際にどんな風に付き合えばいいのかわからずに「好きだけど、付き合えないな…」と思いやすいです。

7.年齢差を気にしている

好きな気持ちはあるけど年齢差を気にする男性もいます。数個ならまだしも、一回り以上歳上だと考える人が多いようです。ただ最近では歳の差婚も普通になってきて、以前よりも気にする人は減ってきた印象です。

お互いに好きだけどきっかけがない…両片思いになる原因

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1.事実とは異なる噂がある

「○○くんって、××ちゃんのことが好きらしいよ!」と、好きな男性が自分ではない女性を好いている噂を耳にしたら、まさかその彼が自分を好いているとは思わないですよね。そんなふうに事実とは異なる噂があると、本当は両思いでも相手の気持ちを間違って判断するパターンが多いです。

2.ふたりとも極端にシャイ

お互いが極端にシャイな性格だと、告白のタイミングをつかめずに時間ばかりが経過しがち。どちらかが勇気を出して気持ちを伝えれば、すぐに「両思い」「カップル成立」となるのに、どちらもシャイな性格だと、なかなか前に進みません。

3.相手の気持ちを誤解する出来事があった

過去の恋愛話をしたときに、まるで元カノに未練があるような口ぶりだった…など、誤解されるような出来事がある場合も、両片想いになりがちです。男性が「好きな人には、自分の過去の恋愛を知っておいてもらいたい」と思って話したことでも「元カノの話をするなんて、まだ未練があるんだな…」と理解してしまえば、まさか自分への好意があるとは思わないですよね。

4.タイミングが合わない

なかなかふたりきりになるチャンスがないなど、気持ちを伝え合うタイミングに恵まれないケースも、ズルズルと両片思いが続きがちに。片方がデートに誘っても、もう一方が多忙だとなかなか会えず、本当は「両思い」なのに「脈なし」に見えているケースもあるでしょう。

5.ふたりとも恋愛経験が浅い

ふたりとも恋愛経験が浅い場合も、両片思いになりがち。告白のタイミングがつかめないどころか、デートの誘い方や連絡の仕方もわからず、気持ちはあるのにモヤモヤとした時間が続きやすいです。

「好きだけど付き合うのは違う」と言われてしまいがちな人の特徴

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1.あれこれ尽くしすぎ

心理学では、好意の返報性という概念があります。これは相手に何かをしてもらったり好かれたりしたら、それを返したくなるという心理のことを指します。この理論からすると、尽くしすぎるとプレッシャーになるだけでなく相手の厚意に価値を感じなくなってしまうため、わざわざ付きあってでも手に入れたいと思えなくなるという悲しい結果になるのです。ただのいい人で終わらない程度に、やりすぎないよう心がけましょう。

2.努力家・優秀すぎる

非常に熱心に何かに打ち込んでいたり成果を上げたりしている相手のことは尊敬する半面、自分を比べて卑屈になってしまい、自尊心が低下してしまうことも。そのため、尊敬はするけど恋愛対象からは外れてしまうことがあります。

3.親しみやすすぎ

恋愛初期においては、相手が何を考えているのか、自分をどう思っているのかがわからないことによるドキドキ感が重要になってきます。しかし、あまりに親しみやすすぎてなんでも話せる関係だと、友達としては理想的ですが、恋人として見ることができなくなってしまいます。最初のうちはあまりあけっぴろげになりすぎず、含みを持たせるようにすると後から効いてくるかも。

4.性格がマイルドすぎて印象に残らない

心理学においては自我関与というものがあります。この自我関与とは、自分が深く関わったことに対しては、それだけ思い入れが強くなり、そのことを意識するようになるという心の動きを指します。いい人過ぎると、よくも悪くも性格がマイルドすぎて印象に残らないため、自我関与が低く思い入れが持てなくて恋愛感情が湧かないというケースも少なくないでしょう。

5.自分に足りない要素・資質を持っていない

人は自分が持っていない要素を持っている相手に惹かれやすく、恋をする傾向にあります。そのため、自分に足りていない要素を持っていないと、いい人でも恋愛感情が湧かないのです。

好きだけど付き合いたくないと言われたらどうする?

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「好きだけど付き合いたくない」と言われたらどうするのが良いのでしょうか。対処法をご紹介します。

1.何もなかったように接する

相手に自分の気持ちがバレてしまったあとは、なんとなく関係がギクシャクしがちですよね。ですが、何もなかったように接することで相手との距離もまた縮まる可能性があります。

2.まずは友だちとして親しくなる

好きだけど付き合いたくないと言われて振られてしまった後は、相手を嫌いになってしまうかもしれません。ですが、まずは友だちとして関係を築いていくのはどうでしょうか。一緒に遊んでいる間に、相手の気持ちに変化が起こる可能性もあります。

3.別の出会いを探す

別の恋愛を探すのも手です。相手のことを忘れるのは難しくても、別の出会いを探すことで気がまぎれるかもしれません。

4.仕事に打ち込む

恋愛で昇華できなかった気持ちを仕事にぶつけるのもあり。仕事に一生懸命に向かっている姿は、周りからも魅力的に映るはず。

5.趣味に没頭する

好きなことに没頭している間は辛い気持ちも忘れられますよね。好きな人を忘れられなくて辛いときは、楽しく過ごすのがいちばんです!

6.自分と向き合う時間を作る

趣味や仕事に没頭して辛さを和らげるのもありですが、自分の気持ちと正面から向き合う時間を作ったほうが、回復が早いこともあります。自分がこれからどうしたいのか、どう感じているのかなどじっくり考えてみましょう。

【まとめ】

好きだけど付き合いたくないと言われたら、かなりショックを受けますよね。ですが、嫌いと言われるよりはまだ付き合える可能性があります。人の気持ちは変化するもの。友だちとして過ごしていたら、いつのまにか恋愛感情が…というパターンもあり得ますよ!