好き避けする男性心理。脈ありサインと距離を縮める方法

なぜ好き避けするの?男性心理や特徴、距離を縮めるには?

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相手のことが好きなのに冷たい態度を取ってしまった…いわゆる好き避けの経験はありますか? そんな好き避け行動をしてしまうのは男性も一緒なのだとか。今回は、好き避けする男性心理や、相手と距離を縮める方法をまとめました!

好き避けってどんな行動?

まずは好き避けの具体的な行動例をまとめました!  良い感じだと思っていた男性から、こんな態度を取られたことはありませんか?

1.気にしていることをイジって意地悪する

小さいとき、好きな子に意地悪する男子っていましたよね。大人になってもその傾向はあるようで、つい“意地悪して”振り向かせたくなるという好意の裏返し行動があります。あなたの弱点や触れられたくないことを、茶化しながらイジってくるのがその代表例。そんなときは「傷つくからやめてね」と一言釘を刺しましょう。好きなら素直に謝ってくるはずです!

2.受け身や無視をして相手の反応や好意を確かめる

男性の好き避け行動の中には、完全に受け身になったり無視をして相手を翻弄するというものもあるんだとか。あなたがどんなアクションを起こしても「いや、別に…」「ふーん」と反応が薄いため、気まずい時間が流れることも…。でも、それはあなたが自分のことをどう思っているか確認したい気持ちによるもの。不安ゆえの態度なので、あなたから歩み寄って安心させてあげましょうね!

3.求めてないのに批判的なツッコミやダメ出しをしてくる

本来、好きな相手には何かしら力になりたいという気持ちが湧いてきますよね。でも、好きになればなるほど素直になれず、厳しい態度を連発するというアクションを起こすケースもあるようです。ややSっぽい部分が前面に押し出され、好きになった相手ほど困らせたい、悩んでいる顔が見たいと思ってしまうようです。でもそれは「あなたのことを心配している」というアピールなのです。

4.極端な逆走行動をとり“あまのじゃく”になる

女性にとって最も困る裏返し行動は、ズバリ極度の“あまのじゃく”になるというものだといえます。情熱的な気持ちが高ぶり過ぎて、それを知られたくないという不健全な自尊心を守るため逆走してしまうのがこのケース。嫉妬心をぶつけたり、束縛してきたり…。本当は好きで好きでたまらないのに、感情を抑えきれずあまのじゃくな愛情表現をしてしまうのです。

好き避けする男性の特徴

次に好き避けしがちな男性の特徴を集めました。気になる男性を思い浮かべてみて読んでみてくださいね!

1.周囲の目を気にしている

まずは、気にしいで周りの目を気にしすぎる性格なこと。周りから茶化されたりして関係が悪くなったり、イヤな空気が流れるのを気にして、周囲の目を過度に恐れているのかもしれません。そういったタイプは、自分の気持ちがバレないように予防線を張りがち。

2.あなたに気持ちを悟られたくない

これは恋愛慣れしていない人によく見られるタイプ。自分が好意を持っていると知られることで、相手が自分のことを意識したり避けられるようになったらどうしようと恐れるあまり、極端な行動に走ってしまうのです。このタイプは、あなたが歩み寄ってあげて上手にリードすることで、好き避けが緩和されやすい傾向がありますよ!

3.仕事や立場を意識している

彼があなたと同じ職場であったり、上司であったり…という場合は、立場を意識して冷たい態度を取ることも。好意を隠すために接触の機会や深度を下げようとすうるあまり、好き避けしているように見えるのです。
これは立場の問題なので心がけ次第でどうにかなるものではなく、この手のタイプが親しくなるのに一番時間がかかるかもしれません。それでも、周りに人がいないときに親密な交流をするようにするなど、あなた自身が相手の立場に配慮できるということを見せていけばきっと関係が一歩進んでいくはず!

4.恋愛には慎重派

恋愛慣れしているタイプ、もしくは傷つけられた経験があるタイプの場合、あなたが本気なのか確認したいという心理から、あえてあなたにそっけない態度をとることも。本気で遠ざけようとしている場合と見分けがつきにくく、一番心かき乱されるタイプかもしれません。他の言動を見て判断してみて!

好き避けする男性心理

好き避けする男性の特徴や行動を見てきましたが、続いて、なぜ好きなのに冷たい態度を取ってしまうのか、男性心理を聞いてみました。

1.恥ずかしい

  • 「恥ずかしいから」(回答多数)
  • 「なんとなく恥ずかしくて」(34歳・会社員)

2.気づかれたくない

  • 「好きだと気づかれたくない」 (24歳・会社員)
  • 「好きな気持ちを周りに気づかせたくない!」(36歳・会社員)
  • 「顔が赤くなったりして気づかれてしまいそう」(23歳・会社員)

3.自信がない

  • 「自信のないところを見られたくない」(31歳・会社員)
  • 「弱みを受け入れてくれるか心配になる」(25歳・会社員)
  • 「気を抜いているときは見られたくない」(26歳・会社員)
  • 「自分が傷つきたくないから」(38歳・会社員)

4.今の関係を壊したくない

  • 「周りに勘ぐられたくない(37歳・会社員)
  • 「周りの環境含め今の関係を壊したくない」(25歳・会社員)

「恥ずかしい」「気づかれたくない」「自信がない」という意見が大半を占めました! また、友達と同じ人を好きになってしまったり、人気の高い人だから他の人から目をつけられるのが怖い、といった事情も非常によくわかりますよね。複雑な気持ちが理由で、好き避け行動が生まれてしまうようです。

好き避け男性のわかりにくい脈ありサインは?

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不器用な好き避け男性も、好きな人にはそれなりにサインを出しているんです。ちょっとわかりにくいものもありますが、見逃さないようにして!

1.一人称を多く使う

心理学で、人は好意を持っている相手に対して、自分のことを知ってほしいという気持ちから「僕」や「俺」などの一人称が増えることがわかっています。会話中に頻繁に一人称がでてくるなら、あなたに興味を持っているサインです。

2.頻繁に目が合う・瞳が輝いている

人は興味のあるものを無意識のうちに見てしまいがちです。あなたが相手を見たときに何度も目が合うのなら、両想いの可能性が高いです。また好意を持っている人を見ているときには、人の瞳孔が開くそう。話している最中に目が輝いているのも好意のサインですよ。

3.相手と同じ仕草をする

相手と自分の仕草が同調することってありますよね。これをミラーリングといいます。好意を抱いている相手とは、一心同体でありたいと思う気持ちから、ミラーリングが増える傾向があるそうです。

4.どちらかの肩が下がっている

人は大好きな人のことを考えると肩が下がることがわかっているそうです。ですから、あなたと話しているときに相手の肩がどちらか下がっていれば、好意を持っていると思っていいでしょう。

5.デートの誘いに乗ってくれる

奥手な男性の場合、自分からデートの誘いをしてくることは少ないですが、デートに誘われてOKしてくれるなら脈ありと考えていいでしょう。

6.自分自身のことを話してくれる

自分のことをペラペラと話すのが苦手な男性は多いです。それでも自分のことを一生懸命話してくれるのは、あなたに自分のことを知ってもらいたいという気持ちが強いからだと考えられます。

7.一緒に過ごそうとする

気がついたらいつも近くにいたり、前は来なかった飲み会に参加したり。奥手な男性も自分が好きな女性と一緒にいるためなら行動を変えてきます。

8.なるべく近くにいようとする

話をするのが苦手な男性でも、好きな人と近くにいたいと思う感情はあります。そのため、理由もなく近づいてくるなどの行動がみられることも。

9.無関心なフリをする

奥手な男性の中には、興味のある女性に対して恥ずかしさから無関心なフリをしてしまう人も…。脈ありかどうかは他の行動を見て判断しましょう。

好き避けする男性との距離を縮める方法

好き避けをしている男性の行動を素直にさせるのは至難の業ですが、ちょっとしたポイントで心を開いてくれるようになるかも! 好き避けする人と距離を縮める方法について、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。

1.コミットメント法……約束を守らせるよう仕向ける

好き避けをする人は、こうあるべきという思い込みに縛られていることが多いといえます。例えば、男は浮ついたことをしてはいけない、ちゃらちゃらした態度をとってはダメだ。真面目な人ほど、そういう思いから偏った好き避け行動を取りがちです。

そんな相手には、コミットメント法を使ってみましょう。これは「約束を守りたい」「一貫していると思われたい」という人間心理を利用する方法です。具体的には、約束を守らせるよう仕向けることがポイントになります。そうすれば、自ずと一貫性を持たせようとする圧力が自然とかかります。今度、一緒にお茶しようよ、など破らせないように約束を取り付けましょう。自分を正当化して、つじつまの合う人だと思われたいという気持ちを上手くくすぐることで、相手は素直になってくれるはずです。

2.バンドワゴン効果……多数意見を利用して素直になってもらう

バンドワゴンとは、「多数派に支持が集まる」現象のことです。多数決で決まった意見は絶対的な効力があるのも、バンドワゴンの効果だといえます。例えば、行列ができているお店を見ると並んでしまいますよね。そんな行列店に並んで食べると、味は普通であってもなぜか美味しく感じてしまうものです。これもまた、バンドワゴン効果となります。

この心理効果を活かし、友人にお願いして複数で遊びに出かけたり、ダブルデートを催してみましょう。みんな仲良しなんだから、ツンツンした態度はおかしいというムードを多数意見としてつくることで、彼の好き避けも次第になくなっていくはずです。

3.ドアインザフェイス……驚きと安心を与えて誘導する

心理学で有名なテクニックのひとつとして、ドアインザフェイスというものがあります。これは、およそ承諾してもらえないような大きな要求をすることで、その後にする小さな要求が通りやすくなるという方法になります。好き避けする人に、まず「デートしようよ」と言ってみましょう。当然断られることを前提にお誘いする気持ちで大丈夫です。そして断られたら「じゃあランチしよ!」と、すかさず言うのです。そうするとデートのハードルがとても低く感じられて、ついOKしてしまうはずです。これを積み重ねていくことで、好き避けも次第になくなっていくでしょう。

4.単純接触効果……避ける存在ではないと認識してもらう

単純接触効果とは、繰り返し接することで好意が増してくるという心理効果です。これは恋愛だけでなく、すべての人や物に適用できるテクニック。たとえば好き避けをする人に、朝会ったとき挨拶をするとします。最初は無視されたとしても、毎日「おはよー!」と挨拶をしていると愛着が増してくるものです。気がつくとあなたと挨拶するのが当たり前になっていくでしょう。もしクラスや職場が同じであれば、目に入るだけでもOKです。簡単に会えない場合は、SNSで接触するよう試みてください。あなたが彼の日常の一部になれれば、好き避けをする理由はなくなるはずです。

【まとめ】

好き避けする心理はとても複雑なことがわかりました。ただ、恋愛はタイミングが命。あとで素直になっても手遅れということもあります! 彼の態度が好き避けかもしれないと思ったら、ご紹介した方法でぜひ確かめてみてくださいね。