社会人のみなさん、2025年の夏休みは何をして過ごす予定ですか? お休みがどのくらい取れるのかも気になるところ。
今回は、株式会社PE-BANKが全国の社会人(22~60歳)300人を対象におこなったアンケートをもとに、2025年の夏休み事情について探っていきます!
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◆今年の夏休み、何日?
2025年の夏休みの取得日数を聞いてみると、最も多かったのは「自由に設定可能(決まった休みはない)」(25.3%)という回答。全体の約4人に1人が、自分の好きなタイミングで夏休みを取れる環境にあるようです。
次いで多かったのは「4~6日」(20.7%)、「7~9日」(19.7%)と、1週間前後しっかり休める人たち。一方で「1~3日」(18.0%)や「0日」(10.4%)といった、ほとんど休みが取れない人も約1/4を占めました。同じ“夏休み”でも、職場のルールや業種によって取得日数にはかなり差があるみたい…!
◆夏休みは会社指定日or自由に決められる?
夏休みの取得タイミングについては、「お盆を中心とした会社指定」(47.9%)が最多で、約半数が決まった時期に休むスタイル。
一方で「自由に決められる」(35.7%)、「同僚との調整が必要」(12.6%)と、ある程度自分の希望を反映できる職場も増えているようです。「自分の都合に合わせて夏休みが取れたらうれしいけど、繁忙期はなかなか難しい…」というリアルな声も聞こえてきそう。
◆会社は休みを取得しやすい雰囲気?
夏休みを含む“お休み全般”の取りやすさについて聞いたところ、「気兼ねなく休める」と答えた人は52.0%と半数以上に。自由にお休みを取りやすい職場環境が、少しずつ増えてきているようです。
ただしその一方で、「同僚やチームの負担が気になって取りづらい」(17.1%)、「顧客対応などがあり、長期休暇は難しい」(13.4%)、「収入が減るため休みづらい」(16.4%)など、休みにくさを感じている人も。休暇を気持ちよく取れるかどうかは、制度だけでなく、職場の雰囲気や仕事内容、収入も大きく関係しているようです。
◆今年の夏休みの予定は?
1位:自宅でゆっくり過ごす(69.5%)
2025年の夏休みの過ごし方、一番人気は「おうち時間」。エアコンの効いた部屋で好きな映画や本を楽しんだり、溜まった家事や片付けをしたり、思う存分ごろごろしたり…。周りに気を遣わず、心も体もゆるっとリセットしたい人が多いようです。
2位:趣味/スキルアップの活動(25.3%)
まとまった時間を活かして、趣味に没頭したり、習い事や資格の勉強に挑戦したりと、自分磨きに励む人も多数! 秋からの新しい挑戦に向けた“準備期間”として過ごす人もいそう。
3位:国内旅行(22.7%)
気軽に行ける国内旅行も人気。温泉や自然、美味しいご当地グルメでリフレッシュして、日常の疲れを癒す人も多いみたい。少し足を伸ばすだけで、夏の思い出がぐっと深まりますね!
4位:帰省(16.0%)
久しぶりに家族や地元の友人と再会して、ホッとする時間を過ごす人も。帰省は「心の充電タイム」という人も多く、何気ない日常のあたたかさを改めて実感できる瞬間かも。
5位:仕事(完全には休まない)(5.6%)
フルには休めないけれど、合間にちょこっと仕事…という人も。働き方が多様化した今、オンとオフの切り替え方も人それぞれ。“ちょい働き”でゆるく過ごす夏も、意外と心地よかったり?
6位:その他(2.6%)
推し活遠征、サウナ巡り、ボランティアなど、自分だけの過ごし方を予定している人もちらほら。
7位:海外旅行(1.9%)
円安やスケジュール調整の難しさもあり、今年は少数派に。それでも久々の海外で思いきり羽を伸ばして、“特別な夏”を過ごす人もいるようです。
◆理想の夏休みの過ごし方は?
理想の夏休みのスタイルを聞いてみたところ、最も多かったのは「自宅でのんびり過ごし、心身をリフレッシュする」(33.8%)という声。次いで、「1〜2週間しっかり休んで、旅行やレジャーを楽しみたい」(24.2%)、「日常のペースを崩さず、平常運転で過ごすのが理想」(16.0%)という人も。
さらに、「数回に分けて短期間ずつ休む“分散型”休暇」(11.9%)という、今どきなスタイルを支持する人も一定数いる結果に。
全体的には、「長期連休よりも、自分に合ったリズムで休みたい」という“自由型”の傾向が見えてきました。働き方やライフスタイルの多様化が、理想の夏休みにも反映されているようです。
◆今年の夏休み、予算は?
今年の夏休みの予算(1人あたり)について聞いたところ、最も多かったのは「決まっていない/その都度調整」(40.1%)という“フレキシブル派”。次いで「1~3万円未満」(18.6%)、「1万円未満」(16.3%)と、比較的コンパクトな予算で夏を楽しむ人も多い様子。
全体的には、事前にしっかり計画を立てるというよりも「気分や状況に合わせて、無理せず楽しむ」スタイルが主流のよう。過ごし方も予算も“ゆるプラン”が今っぽい!
◆夏休み中、仕事に対応する?
夏休み中の“仕事との距離感”についてもリサーチ。「完全にシャットアウトする(連絡も取らない)」と答えた“完全オフ型”が43.1%で最多でした。
一方で「緊急時は対応する」「一部の業務には対応する」など、約6割が“ある程度の対応は仕方ない”というスタンス。理想は「完全オフ」だけど、実際にはなかなか難しい…という声も聞こえてきそう。職種や立場によっては、完全に手を離せない人も少なくないようです。
◆「ワーケーション」したことある?興味は?
近年注目されてきたライフスタイルである、旅行先などで働く“ワーケーション”。これについて聞いたところ、「すでに実施したことがある」(2.6%)、「今年実施する予定がある」(2.2%)と、実際に体験している人はごく少数。
「興味はあるけどまだやったことはない」(23.8%)という人もいる一方で、「興味はない/仕事と休暇は明確に分けたい」(50.9%)、「ワーケーションという言葉を知らなかった」(20.5%)と、意外にも“関心なし派”が多数派でした。
自営業やフリーランスのような働き方でも「休みはきちんと休みたい」という意識が強いようで、仕事とオフをあえてきっちり分けたい人が多いみたい。“ワーケーション=理想”というより「休みの日くらい、ちゃんと休ませて!」が今のリアルかも。
◆夏休み明けの仕事、気分は?
夏休み明けの“気分”を聞いてみたところ、「特に変わりなく淡々と戻れる」(33.1%)が意外にも最多。
そして、「リフレッシュして前向きに取り組める」(26.0%)というポジティブ派と、「なかなか仕事モードに戻れない」(26.4%)、「仕事が溜まっていて憂うつになる」(13.8%)という“現実復帰がつらいタイプ”も一定数見られました。
2025年の社会人の夏休みは、おうち時間を楽しむ人が7割近く。連日の猛暑もあり、「エアコンの効いた部屋でのんびりしたい!」という声が増えているようです。
それぞれのスタイルで、心も体もリフレッシュできる夏になりますように♡(Mai)