自己主張とは。強い人とできない人の特徴、上手く自分の意見を伝えるには?

自己主張とは。強い人とできない人の特徴、上手く自分の意見を伝えるには?

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みなさんは、自己主張できますか? 行き過ぎた自己主張は周りに引かれてしまうかもしれませんが、多少の自己主張はできた方がコミュニケーションが上手くいきそう。今回は自己主張が強い人・できない人それぞれの特徴や、自分を変えたいときの対処法を集めました!

 

自己主張とは

 

まずは自己主張の意味を辞書で確認していきましょう。

自己主張の意味は

自分の意見や考え、欲求などを言い張ること。

と出てきました。

(出典:小学館デジタル大辞泉)

 

「自己主張の強い人」などと使いますよね!
あまりにも自分勝手な意見は困りますが、自分の思っていることをしっかりと主張できるのはいいことかも。

 

 


自己主張が強い人の特徴

続いて、自己主張が強い人の特徴を集めました。

1.自分の意見に自信がある

自分の意見に芯があって、しっかりと根拠があると強く主張できますよね。何を言われても対応できますし、自信になるはず。もちろん周囲の意見を柔軟に聞き入れることも大切ですが、自分の考えを発言できることはすごいこと。

2.自己顕示欲が強い

自己顕示欲とは、他人から肯定的な評価を受けたい、否定的な評価をされたくない、自分を価値のある存在だと思いたい、という欲求です。

(出典:小学館デジタル大辞泉)

とにかく自分をアピールしたいという願望が強い人は、自然と自己主張も強くなります。

 

3.失敗しても突き進むタイプ

失敗してもへこたれず、打たれ強いこと。これも自己主張が強い人の特徴です。一度失敗したり怒られたりすると自信をなくしてしまいがちですが、こういったタイプの人は失敗を経験と捉え方向転換します。そのときの状況によって最適な考えができるので、主張もしっかりできるんです!

4.周りの意見を気にしない

否定的な評価を受けたくない人がいる一方で、自己主張が強い人の中にはシンプルに周りの意見や見え方を気にしていないパターンもあります。自分は自分という強い気持ちがあり、自分の道を信じるタイプでしょうか? あまりにも勝手な主張をされると困りますが、時にこういった人の存在が重宝されることもありますよね!

5.プライドが高い

プライドが高いことも自己主張が強い人あるある。負けず嫌いで見栄っ張りな性格なことから、自分の意見を突き通す人が多いようです。


自己主張できない人の特徴

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反対に自己主張が苦手な人の特徴もチェックしていきましょう! 

1.人の目を気にしすぎている

周りからどう思われているか気になる気持ちはわかります。周囲に合わせて空気を読むことができるのも、素晴らしいことです。ただ、あまりにも気にしすぎて自分の考えを押し殺してしまうのはもったいない。正しいと思うことは、勇気を出して発言してみては? 

2.嫌われたくない気持ちが強い

周囲の目を気にしていることの延長線ではありますが、嫌われたくない気持ちが強いと自己主張ができなくなる傾向に。全員に好かれるのは難しいし、人と自分は違うから嫌われて当然、くらいの気持ちでいると楽になるかもしれませんよ。

3.自分に自信がない

自分に自信がないことも、自己主張ができない理由のひとつ。自信がなくてもたとえ失敗しても、行動・発言しないと何も起こりません。もし自己主張できない自分を変えたいなら、一歩踏み出す勇気を持って!

4.流されがち

他人の意見に流されがちだったり、優柔不断なことも自己主張ができないことに繋がります。周りの考えを柔軟に聞き入れることは大切なことですが、自分の意見もしっかり通す強さがあると信頼度も上がりそう。


自己主張できるようになるには

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最後に、自己主張できない自分を変えたいなら意識すべきことをまとめました! 考え方や視点を変えるだけで、自分の行動にも変化が出るはずですよ。

1.なぜ主張できないのか原因を考える

まずは、主張できない原因を考えること。嫌われたくないのか、単純に勇気がないのか、過去に否定された経験があるのか…その理由を知ることで改善策が導き出せるかも。改めて原因を考えてみると「あれ?意外と大したことじゃないかも!」と前向きな気持ちになれることもあります。

2.思っていることを整理する

自分の意見を伝えたいけど、どう話せば良いかわからないこともあります。完璧主義で取りこぼさず全て伝えたい人に多いパターン。そういうときは冷静になって、思っていることを一度整理してみて。頭で考えられないときは、携帯のメモや紙に書き起こすのもいいでしょう! のちに思っていることを整理するのも得意になるはず。

3.否定はしない

自分の意見を主張するときは、人の意見を否定しないように心がけて。同調した上で「自分はこう思います」と伝えると、相手も嫌な気持ちにならないでしょう! 

4.ストレートに伝える

考えすぎて回りくどい言い方をするのではなく、思ったことはシンプルにストレートに伝えてみて。もちろん、大人としてのオブラートや人の意見を否定しないことは意識を忘れずに。想いをそのまま伝えた方が、熱意も伝わるはず。

5.言った方が状況が良くなると考える

自己主張できない理由のひとつに、自分の意見を言うことで空気が悪くなったり自分が嫌われたりすることを気にしていることもあるのではないでしょうか? ただ、「言った方が状況が良くなる」と考えてみたらどうでしょうか? 逆に発言しようという気持ちになりませんか? 勇気を持って言った方が周りのためにもあなたのためになるシーンって、実はたくさんあるんですよ!

6.できている人の振る舞いを参考にする

気持ちを入れ替えてすぐに「自己主張できる人間になろう!」としてもすぐに折れてしまうかも。周囲に自分の意見をしっかりと言える人がいたら、その人の話し方や姿勢、振る舞いを観察して、自分のなかに落とし込めるところがあったらマネしてみるのもおすすめです。


【まとめ】

自己主張が苦手な人は、周りの反応を気にしていることが多いです。ただ自分の意見に自信や根拠があれば、その気持ちも薄れるはず! 自己主張自体は迷惑・わがままなことではありません。ここぞというときにしっかり意見が主張できる人になれると、自分もモヤモヤしなくてすむかも!