つまずいたっていいじゃない、新人だもの|新人のお仕事格言【第13回】
新人のみなさま、こんにちは。
この連載では、フルゆとり世代の新人編集者が、日々仕事でのたうち回る中で心を打たれた格言をお贈りします。
GW中は、私が全力でオススメするお仕事マンガ『重版出来!』から毎日ご紹介。全然ゆとってない新人・黒沢心の頑張りが胸に刺さります!
★自分の力不足に凹んだとき、前向きになれる言葉【新人のお仕事格言】
自分の意見を言うのが怖いとき、思い出してほしい言葉
嫌われても憎まれても、言うべきことは言わせてもらいます!
作品を守ることは先生を守ることです。
このネームを通したら、読者ががっかりします。
私が担当である以上、先生の信頼に
絶対に傷をつけさせません!!
心は『バイブス』の看板作家・高畑に、ネーム(マンガの設計図)の直しをお願いします。「新人編集に何がわかるんだよ!!」と突っぱねられても、食い下がって言ったのがこの言葉。この後「怖かったよう~」と泣く心を、抱きしめてあげたいです。
新人にとって、自分より経験のある人に意見を言うのは本当に勇気がいること。つい「申し訳ないし。気分を害されたら嫌だし。そもそも自分の指摘が合ってるか自信ないし」と尻込みしてしまいます。
そんなとき、「誰のための仕事なのか」を問うんです。仕事仲間でも、上司でも、よくわからん偉い人でもありません。出版社なら、読者のため。結局、いい結果を出すことがみんなの幸せになるので、言うべきことは言わなければなりませんね。(時吉)
著/松田奈緒子
出版/小学館
2013年3月29日発売
B6判/208ページ/定価:本体552円+税
公式URL:https://www.shogakukan.co.jp/books/09185040