【医師監修】ニキビ跡に効果的なおすすめ化粧水
きちんとお手入れをしていても、なかなか治りづらいニキビ跡。しつこく残るニキビ跡には結局何が一番効果的? おすすめの化粧水は? 今回は医師に聞いたニキビ跡にまつわるさまざまな疑問や、ニキビ跡に効果的なおすすめの化粧水をご紹介します。
ニキビが跡になる理由
皮膚の3〜4ミリの深いところで炎症が起こるのがニキビ。皮膚の深い所=真皮には油の通り道である皮脂腺が存在し、ニキビの原因となるアクネ菌もたくさんいます。ストレスやホルモンバランスの乱れにより皮脂が増加し、毛穴詰まりを起こすとニキビの原因となるアクネ菌が増加。そのアクネ菌に対し皮膚は炎症反応が起き、その一方でアクネ菌もタンパク分解酵素を出し、毛穴に穴を開けて外に飛び出そうとします。それに免疫が反応し排除しようとする働きで、正常な皮膚組織までダメージを負ってしまいます。ダメージがひどいと切り傷と同じようにクレーターになってしまいます。
ニキビ跡の種類
ニキビ跡には主に3種類あります。赤みが進行すると色素沈着、炎症が激しいとクレーターのような見た目に。
・赤み
ニキビ跡が赤くなっているのは、簡単に言えば炎症の名残です。ニキビができると炎症性細胞がサイトカインを出し血管が開き、血液中の赤血球が皮膚の外から透けて赤く見えます。ニキビが治ってアクネ菌が死んでいても、今まで出していたタンパク分解酵素やヒスタミンが急に止まらずダラダラと出続けるんです。ニキビが治っても赤みが引かないのは、このことが原因です。
・色素沈着
ニキビ跡の赤みを取り込んで無毒化するのがメラニン。例えば、日焼けは紫外線で生じる活性酸素を修復するためにメラニンが出ますよね。ニキビ跡も同様で、メラニンが皮膚に残ってしまい赤いままの状態が続くと、皮膚は障害を防ごうとしてメラニンが増えます。そうすると色素沈着が起こり茶色い見た目に。
・クレーター
ニキビの炎症の程度が弱いとアクネ菌だけ死んで赤みや色素沈着になりますが、ニキビの炎症が激しいとアクネ菌だけでなく周りの皮膚組織までやられてしまい、クレーターのような見た目に。
ニキビ跡を治す方法
・ビタミン外用剤を塗る
ニキビ肌には、まず皮脂分泌を減らしてあげることが最優先。そのためには、炎症を抑えるビタミンCやB群、美白作用のグルタチオンやトラネキサム酸が配合されたスキンケアアイテムや、それらが高濃度配合された外用剤を塗るという方法が。
青山ヒフ科クリニックおすすめ外用剤
※すべて青山ヒフ科クリニックにて診察された方のみ購入可能
・内服薬で内側からアプローチ
スキンケアや外用剤と並行して飲用して欲しいのがビタミンCやビタミンB群、酸化したビタミンCを還元するハイチオールなどの内服薬。ニキビ跡治療には、スキンケアだけでなく内側からのアプローチも重要です。
・ニキビ注射
外用剤に比べ数千倍の効果があると言われているニキビ注射。ニキビ注射はビタミンで炎症を抑えるので、ダウンタイムや副作用もありません。ジンジンと痛い場合や、速攻で治したいときはニキビ注射が最適。施術後2時間で赤みが引いた事例もあります。
・イオン導入、ピーリング
ピーリングで皮膚の表面に刺激を与えることで、皮膚が「凹んでいるから治さなきゃ」と反応を起こすことで肌が再生。そこでさらにイオン導入をしてビタミンA、B群、Cとかグルタチオンを導入することで、ニキビの炎症が抑えられコラーゲンの合成も盛んになるので、ハリ感がアップ。イオン導入やピーリングには、ニキビや毛穴だけでなくシワやシミなど、エイジングサインにも効果的なんです。
ニキビ跡に効果的な成分とは?
- ビタミンC
- ナイアシンアミド
- トラネキサム酸
- グルタチオン
- カフェイン
代表的なのがビタミンC。ビタミンCには皮脂の抑制、ハリやキメ、トーンアップなど様々な効果が。今注目の成分・ナイアシンアミドも要チェック!
ニキビ跡に効果的なおすすめ化粧水5選
ビタミンCやナイアシンアミド、トラネキサム酸など、効果的な成分が配合された化粧水をチェック!
・ドクターケイ 薬用Cクリアホワイトローション
ベスコス常連の大人気化粧水が成分を新たにリニューアル。ビタミンC・グルタチオン・ナイアシンアミドをトリプル高配合し、毛穴やニキビ跡にアプローチ。ストレスを感じた肌にハリを与え、さっぱりとした使い心地でありながら、角質層のすみずみまでうるおいで満たし、毛穴の目立たないハリのある肌に導きます。
・ドクターシーラボ VC 100エッセンスローションEX
極限まで配合した「100倍浸透ビタミンC(APPS)」と、世界初の「浸透発酵コラーゲン」の相乗効果で毛穴、くすみ、ハリ不足、乾燥など気になる年齢サインにアプローチ。美肌づくりに必要な有用成分を着実に届ける新規の浸透サポート成分EXを配合し、濃厚でリッチなテクスチャーにも関わらず、瞬時にグングン肌に吸い込まれるよう。さらに多角的なエイジングサインにアプローチするため44種のパワーアシスト成分を配合。年齢による肌サインを寄せ付けないうるおいのある肌状態へ整えてくれます。
・イハダ 薬用クリアローション
肌の透明感をそこなう3大要因「シミ・そばかす」、「肌あれ・乾燥」、「ニキビ」を防ぎ、肌のバリア機能を保護。赤っぽくなりがちなニキビや肌荒れを抑え、スーッと鎮静してくれます。
・ネイチャーコンク 薬用 クリアローション
美白効果を兼ね備えた拭き取り化粧水。古い角質を除去することでニキビを作りにくくし、そのあとにつける美容液の浸透もアップ。毛穴を詰まらせないノンコメドジェニックテスト済み。
・オルビス ブライト ローション
Lタイプ(さっぱりタイプ)/ Mタイプ(しっとりタイプ)
高圧処理ビタミンCが美白有効成分を肌深くまで届け、シミ・ソバカスの原因となるメラニンの生成を抑制します。さらに独自複合成分「ブライトVCコンプレックス」を配合することで包括的に透明感をサポート。
教えてくれたのは……青山ヒフ科クリニック 亀山孝一郎院長
青山ヒフ科クリニックHPはこちらから
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