疲れて帰って凝った料理は無理……。材料を投入すれば、できたも同然の「鍋」は、そんな忙しい女子の救世主。とはいえ、下茹でや刻みものなど、準備には意外と時間がかかります。
『美的』1月号では、料理の腕はもちろん、手際の良さにも定評のあるフードコーディネーター・黒田祐佳さんに、きれいに効くレシピと時短テクニックを教えていただいています。
今回は冷え性改善やデトックスに効果が期待できる、体にうれしい2種類の鍋をご紹介します!
【温活・冷え取り鍋】豚ひき肉とねぎ、しょうがのごま担々鍋
「ねぎやしょうが、豆板醤の辛み成分、にんにくのニオイ成分には血行を促す成分が含まれ、食べるとすぐに体がポカポカに。体内に熱を発生させるたんぱく質も、豚ひき肉やチキンスープでしっかりとれます」(黒田さん)
◆材料(2人分)
ねぎ2本、しょうが1片、にんにく1片、豚ひき肉200g、キャベツ1/4個、チンゲン菜2本、もやし1パック、黒七味少量、A【甜麺醤大さじ2、練りごま大さじ2、しょうゆ大さじ2、ごま油大さじ2】、B【チキンスープ600ml、豆板醤小さじ1、しょうゆ小さじ1】
◆つくり方
【1】ざく切りにしたねぎとしょうが、にんにくをフードプロセッサーでみじん切りにする。
【2】ごま油で熱した鍋に【1】の2/3量を入れて炒める。続けて豚ひき肉を加えて一緒に炒める。
【3】ひき肉に火が通ったら【A】を合わせ、【1】の残りも入れて軽く炒める。
【4】最後に【B】を加えて煮立ったら、食べやすく切ったキャベツとチンゲン菜、もやしを入れて黒七味を振る。
【毒出し・デトックス鍋】豚肉と根菜、こんにゃくの酒かす鍋
「酒かすは、ビタミンB群、たんぱく質、食物繊維……と栄養の宝庫。しかも、身体が素早く温まる上、余分な脂質や悪玉コレステロールを排出させる、お通じを改善するなど、うれしい効果がいっぱいです」(黒田さん)
◆材料(2人分)
豚バラしゃぶしゃぶ肉200g、にんじん1本、ごぼう1本、大根5cm、しいたけ4個、しめじ1/2株、つきこんにゃく(糸こんにゃく)1/2パック、油揚げ1毎、万能ねぎ2本、だし(市販のだしパック1袋+水)600ml、酒かす100g、薄口しょうゆ大さじ2
◆つくり方
【1】市販のだしパックで濃いめにだしをとり、酒かすを溶かして薄口しょうゆを加える。
【2】ピーラーでにんじん、ごぼう、大根をスライス。しいたけ、糸こんにゃくは食べやすい大きさに切り、油揚げは細切りにする。万能ねぎは小口切りにしておく。
【3】豚バラ肉と万能ねぎ以外の具材を煮込み、最後に豚バラ肉をしゃぶしゃぶのように、サッと火を通す。
【4】小口に切った万能ねぎを散らす。
どちらもすぐに体が温まる、ぐっと寒くなるこれからの時期にぴったりの鍋。すぐ温まれるだけでなく体内環境を改善する効果が期待できるなんて、とってもうれしいですね。担々鍋にはぜひ翌日に中華麺を足して、担々麺をお楽しみください!(鈴木 梢)
【美人鍋】シリーズ
★肌編はコチラ→ 5分でできる!美味しくて楽ちん「美人鍋」レシピ【肌編】
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