クリスマスやお正月など、人を招いてもてなすことが多くなるこれからの季節。いつも以上に料理をする機会が増えるのではないでしょうか。
『Precious』12月号では、熊沢千絵さんのお料理を紹介する連載『熊沢千絵のプレシャススパイス』が好評につき、拡大版で登場。寒い冬を乗り切るうえでぜひ使いたい5つのスパイスを紹介してくれています。
味も香りもバラエティ豊かで、お客様を飽きさせないおもてなし料理にぴったりですよ。
◆ブラックペッパー
ブラックペッパーは末梢の血管を広げて血流を促すほか、発汗や脂肪燃焼効果も。また食欲を増進し、胃腸の働きを整える作用もあり、毎日の食事を楽しみたい人にやさしいスパイスです。
◆シナモン
毛細血管の血行を促すため、冷えの解消に効果的と言われるシナモン。気持ちを落ち着かせる作用もあるため、おもてなしでは、デザートや食後のドリンクに使うのがおすすめです。
◆ガーリック
血液をサラサラにして血行を促進する作用がある硫化アリルのほか、疲労回復効果のあるコルジニンも含まれています。疲れが出やすい寒い時期に、ぜひ取り入れたいスパイスのひとつです。
◆ジンジャー
ジンジャーに含まれるジンゲロンとジンゲオールは、血行や発汗を促す作用が。また免疫力向上、風邪の症状の緩和、冷え性改善など、冬ならではの悩みを解消する効能が多いところも魅力です。
◆チリ
カイエンペッパー、チリにシナモンなどを加えたチリパウダー、辛みのないパプリカパウダー。いずれもチリ(=唐辛子)由来のスパイスです。前者ふたつは辛み成分が代謝アップに貢献、後者はビタミンが豊富で風邪予防や免疫力向上に効果的。いずれも寒い時期の料理に欠かせません。
手間暇をかけてもかけなくても、華やかで本格的な味に仕上げてくれる、スパイス。ぜひ取り入れて、食事の満足感と健康の両方を高めていきましょう。(鈴木 梢)
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