「この人変わってるな」と思ったとき、本人に言ってはいけないこと&言い換え方

この人変わってるな。と思ったとき、本人に言ってはいけないこと

日本の人口1億2500万。“十人十色”という言葉にもあるように、まったく同じ人は一人としていません。中にはちょっと個性的な人もいたりして……。でも、そんなときにポロリと漏らす一言が関係を壊してしまう恐れも。そこで今回は、「この人変わってるなと思ったとき、本人に言ってはいけないフレーズ4選」をご紹介いたします。

■「変わってるね~」→「個性的だね!」へ

変わっているなと感じても絶対に言ってはいけないフレーズが、この「変わってるね~」の一言。変わっている人は、マイノリティーであることを知っていることが多く、実は孤独を感じていることも少なくありません。何の気なしに放った一言にひどく傷ついてしまうことも少なくありません。そこで「個性的だね!」と表現を変えてみましょう。きっと受け入れてくれたと感じて親しくしてくれるはずです。

■「恥ずかしくないの?」→「私にはマネできないよ」へ

変わっている人に対して、一般的なルールを押し付けてはいけません。特に、日本人の意識として“恥の文化”が根底にあるため、周囲の人たちから見て変だと思われるような行動に対して、批判的な言葉を投げかけてしまいがちなのです。もしも相手に言葉をかけるなら、「私にはマネできないよ」と変換して伝えましょう。そうすればカドも立ちませんし、変わっていることの特殊性を認めてあげることになります。

■「それ冗談でしょ」→「すごい!」へ

変っていると感じる人も、自分なりにポリシーを持っていることも少なくありません。マイノリティーに迎合したくない場合も少なくないため、「それ冗談でしょ」と相手の信念をバカにするような発言はNGです。そこで「すごい!」と一言伝えましょう。「○○なところがすごい」と具体的なところを取り上げられればさらに◎。この人は自分の理解者だと認識し、好感を抱いてくれるはずです。

■「ウワサになってるよ」→「私は良いと思う!」へ

相手が変わっていると周囲から認識されている場合、大多数の意見を盾に「ウワサになってるよ」と伝えることもあるでしょう。もしかするとそれは善意によってなされるかもしれません。しかし、多数の意見を味方につける発言は、相手にとっては脅威となる場合がほとんど。“村八分”のような疎外感を与えてしまうことも少なくありません。そこで「私は良いと思う!」とあなた個人の意見を伝えてあげましょう。意気投合できるはずです。

 

一般的な普通という基準からかけ離れている人のことを“変わってる”と表現することが多いですよね。でも、その基準を疑ってみることも大切です。普通のバロメーターは、周囲と時代の“なんとなく”によってつくられるもの。もしかすると、変わっていると思われている人のほうが、未来を先取りしているだけなのかもしれません。あなどらずに尊重してあげれば、面白い発見があるかもしれませんよ。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。