会話が続かないカップル必見!話が盛り上がるポイントは?
どんなに好きで付き合いはじめた相手でも、必ずしも会話が盛り上がるとは限りませんよね。趣味が合わなかったり、付き合いが長くなるにつれ話題がなくなったり…。次第に恋人同士で喋ることがなくなり、事務的なコミュニケーションばかりになってしまうことも。周りのカップルは、どんな話題で盛り上がっているのでしょうか? また、彼氏との会話を弾ませて、長続きカップルになるコツは? 今回は、会話を盛り上げるポイントをまとめてご紹介します!
Contents
カップルで盛り上がる話題
まずは、会話が弾むこと間違いなしの鉄板のテーマをご紹介。失敗が少ない話題ばかりなので、話題に困ったときは参考にしてみてください!
1.今日の出来事
何も話すことはない、だけど彼氏と電話したい…というときには、“今日の出来事”が鉄板の話題。ただしダラダラと1日を時系列で説明しても、彼にとってはつまらない話にもなりがち。彼が興味を持ちそうな出来事をピックアップして、面白おかしく話せるとベスト!
2.次のデートにまつわる計画
次のデートで、どこに行って何をするかを話し合うのもおすすめ。食べたいものや行きたい場所を言い合い、それぞれの希望を聞きあっているだけでも、ワクワクしますよね♡
3.最近の悩み事
話すネタが全くないときには、ちょっとしたお悩み相談も鉄板のテーマ。ただしシリアスなお悩み相談は彼にとって重くなりがち。答えにくくなってしまえば会話が詰まってしまうので「明日、何を着ていこうかな」「今週のお弁当のおかず、何を作ろうかな」など、気軽に回答できる軽い相談事がベストです。
4.趣味の話
共通の趣味を持っているのなら、絶対に盛り上がること間違いなしですよね。もし趣味が違っていても、相手の趣味に理解を示し、興味があるように質問などをすれば話が広がりますよ。
5.旅行の話
カップルで旅行に行くのが好きというケースなら、最近知った観光地や行ってみたいお店などについて話してみてもいいでしょう。
6.学生時代の話
学生時代、どんな生徒だったのかや部活は何をやっていたのかなども、盛り上がる話題のひとつです。実は同じ部活に入っていたとわかれば、さらに絆が深まりそうですね。
7.恋愛・結婚観
結婚観について話すのはちょっと重いと思うかもしれませんが、お互いの考えを共有することは大事です。共通点を見つけたり、相手の価値観を知るチャンスですよ。
カップルの会話を弾ませる正しい話題の選び方
続いて、恋人と会話を弾ませるための正しい話題の選び方について、認定心理士の脇田尚揮さんに伺いました。
1.一番話が弾むのは相手から引き出す話題
恋人と会話を弾ませるコツは、できるだけ相手にしゃべらせることだといえます。話題の面白さは大して関係がありません。たとえあなたが口下手なタイプでも、質問力があり相手をに気持ちよく話をさせることができれば、会話は自然と弾むように。つまり、会話が続かないと悩んでいるなら、聞き上手になればいいのです。相手が話していて面白いテーマの基本は、「自分に関すること」。これを心理学においては、“自我関与”と呼びます。そこを掘り下げることが秘訣なのです。
2.周囲の人間関係のポジティブな会話を
好きな人と会話をする上で最も気をつけるべきことは、相手の周囲の友達と自分を比べないということ。人間関係のネガティブな話題を挙げてしまうと、悪循環に陥ってしまいます。もしもそれが親しい友達ならアウト。焼きもちを焼くこともなくなっていきます。嫉妬心に関する研究をしたある心理学者は、相手の地位に嫉妬するという結果を出しました。つまり、相手のほうが自分よりも彼に近い位置にいると思う心の動きが、嫉妬の原因なのです。話題に挙げるなら、ポジティブな人間関係に触れてみて。
3.上手なほめ方を意識して会話をリードする
人はほめられることで、認められた・期待に応えることができたと考え、モチベーションが向上していきます。このように期待をかけられると答えたくなる心理を、“ピグマリオン効果”と呼びます。もしも相手との会話を盛り上げたいなら、上手にほめることを心がけるといいでしょう。そうすることで、お互いに居心地のいい付き合いができるはず。そのためのポイントは、結果よりも結果に至るまでの“過程”をほめること。心理学者キャロル・デュエックの実験によると、人は努力をほめられたほうが、より困難な課題に取り組むやる気が湧いてくるのです。あなたがほめ上手になれれば、きっと会話も盛り上がるでしょう。
4.長所話だけでなく短所話も織り交ぜて
好きな相手には、なるべく自分のいい面を見てほしいものですよね。でも、カップルになったのなら、長所だけを見せようとするのは避けたほうがいいかもしれません。心理学では、自分の短所を伝えることで、相手にさらに信頼してもらえるのです。人は、いいところばかり強調されると、本当かな?と疑ってしまうもの。そのため、自分の短所を先に示した上で、それを差し引いてこんなにいいところもあると伝えられると、彼はより信頼してくれるようになるのです。これを“両面提示”といいます。そのため、長所と短所の両面を話すことが、相手にもっと好意を持ってもらうための話題選びなのです。
長続きカップルの会話テク♡
続いて、彼と会話するときに心がけたい心理テクニックを、引き続き、認定心理士の脇田尚揮さんに教えてもらいました。
1.恥ずかしがらずお互いを呼び捨てし合う
もしも彼と晴れてカップルになれたら、すぐにやるべきことがあります。それは、相手の下の名前で呼び捨てにし、自分も下の名前で呼んでもらうことです。それまで名字で呼んでいたり、さん付けしていたとしても、呼び方を切り替えてみましょう。心理学で見ると、人には、聞いていて気持ちのいい音があるとされます。それは、自分の名前です。人は自分の聞いている音を選んで耳に入れており、関心の薄い音は雑音として処理しています。中でも自分の名前は最も聞こえやすく、聞いていて心地のいいもの。そのため、お互いの名前を、親しみを込めて呼び合いましょう。きっとお互いのことがもっと愛おしくなるはずです。
2.思いを伝える正しい叱り方を心がけて
付き合っていればさまざまなことが起こります。それは、ポジティブなことだけではなく、ネガティブなことも少なくありません。そんなときは、彼を上手に叱ることも大切なコミュニケーションのひとつです。でも、いかに相手に期待する思いがあるとしても、ミスにいら立つ気持ちをそのままぶつけるのはNGです。心理的に、怒りの感情をぶつけられたという印象が強くなり、思いが伝わりにくくなってしまうのです。そこで、叱る前後に感謝の気持ちやほめ言葉を挟んで、指摘を受け入れられやすいようにしましょう。また、周囲に人がいない状態でそっとミスを指摘するなど、相手のやる気をそがないよう配慮が必要なのです。彼と同じ目線、対等の関係で注意することができれば、ケンカすらも仲良くなるための材料になれるはずです。
カップル以外にも使える会話テク
続いて、「好かれる人の話し方」のコツをご紹介します。日本マナーOJTインストラクター協会代表や、マナースクール「グレース」の主宰を務め、対人関係のコツについて知り尽くした笹西真理さんに伺いました。
1.好かれる人は「表情やジェスチャー」が豊か
この人話していていいな、楽しいなと思う人は、もちろん話すときの言葉の選びもうまい人が多いのですが、何より表情やジェスチャーが豊かです。表情とアイコンタクトはすごく重要です。話の内容に沿って、笑顔だったり、困った顔だったり、表情が豊かな人はそれだけで話していて楽しいですよね。
アイコンタクトが苦手、人の目を見て話すのが苦手、という方は、目と目のちょうど間くらい(こめかみあたり)から鼻にかけて逆三角形があることをイメージして、そこを見ましょう。人の目を見ることが苦手な方は、逆に目を見ることを意識しすぎて相手に圧迫感を与えてしまうんです。でも、この「目と目の間」なら、ふんわり目元を見ている、という印象がつきます。
2.「聞き上手は話上手」…じゃあ「聞き上手」ってどんな人?
聞き上手な方は「聞く:話す」を「7:3」の割合で行うといわれています。7割相手の話を聞いて3割自分の話をするのが、相手がいい印象を持つ比率なんですね。相手の話をしっかり聞けていると、気付けば「あの人話上手なんですよね」とか「面白いんですよね」と言われる人になるのです。
話上手と聞くと、ぺらぺらずっと話が続く人、と思うかもしれませんが、それだけではただの「話好き」です。「話好き」は話上手ではない場合もありますが、「聞き上手」は話上手です。その人と話していると話が盛り上がって、もっと話したいな…と思われるような、そんな人を目指しましょう。
ただ、相手があまり話をするのが得意ではない人の場合は、自分が「質問」や「共感」で7割くらい話している状況をつくり、あとの3割を相手に話してもらうバランスがいいですね。
3.聞き上手は、話を素直に聞ける
「話を素直に聞く」とは、「相手の話に意識を集中して聞く」ということとイコールです。たいてい聞くときに「あ、これ前も聞いたことあるな」「そういえば私の時はこうだった」など、どうしても自分のフィルターを通してしまいます。そうすると話を間違って受け止めてしまったり、知ったかぶって「それって○○ですよね、私聞いたことあります」といったことになってしまうのですが、これでは相手にも失礼です。
相手がきちんと話し終わるまで、もし知っている部分があったとしても全部素直に聞いて、きちんと相槌を打ち続けるというのが重要です。どんな話も、興味を持って100%意識を向けて聞けることは、本当に素晴らしいことです。聞いたような話であっても違う気付きや、違う広がりを見せるかもしれません。まずは「聞いてみる」ところから始めましょう。
4.ところどころ、褒めてみる
褒めたら「おだてている」と受け止められてしまうんじゃないかと思ったり、褒めることに躊躇してしまう方って結構多いんです。でも、私は、もっと素直に人を褒めたらいいんじゃないかな、と思います。
なぜなら、実際「褒められて嫌がる人」は、ほとんど見たことがありません。どんな人でも「自分のことを認めてもらいたい」という気持ちがあります。褒め上手は本当に得をします。
いわゆる「さしすせそ」ってありますよね。「さすがですね」「知らなかった」「すごーい」「センスいいですね」「そうなんですかね!」…これらは言い古されたようですが「使える鉄板フレーズ」であり、聞き上手のコツです。女性は知っている方も多いから素直に受け止められない方がいらっしゃるかもしれませんが、男性はわかっていても気分が良いのが本音ではないでしょうか。
5.褒めるときのコツは「事実を伝える」こと
「本心ではなく、おだてているのではないか」という印象にとられないコツとしては、「きちんと事実を伝えて褒める」ことです。
たとえば、「かわいい」と褒めるときなら、「今日かわいいね」だけだと、もちろん嬉しい方もいますが、人によっては「おだてられている」という印象を持つ方もいます。でもそこに、「今日の髪型すごくかわいいね」と、具体的な褒めポイントをプラスすることで、ぐっと本心から褒めている印象になります。日頃からよく人を見て、褒めるクセをつけていくといいですね。
褒めるのが苦手な人は、まずは事実を言うところからスタートしてみましょう。「そのイヤリングおしゃれですね」とか「髪切ったんですね」とか、気づきを伝えてあげるだけでも、相手は喜んでくれることでしょう。
6.感謝のコツ
「褒める」と同じくらい使いたいのが「ありがとう」。感謝の言葉ですね。たとえば職場で、上司が部下に書類の作成をお願いしたときのシチュエーション。部下が「終わりました」と報告しにいくと、上司は部下の顔も見ずに「はい、置いておいて」とさらっと終わらせてしまう。そうではなく、相手の顔を見て一言「やってくれてありがとう」と言ってあげるだけで、ずいぶん相手にプラスの印象を与えることができます。
また、もし職場内に狙っている異性がいる場合は、直接伝えるだけでなく、周囲の方に「●●さん最近頑張ってるよね、素敵だね」と話してみましょう。第三者から本人に褒め言葉として「○○さんが褒めてたよ」と伝わってくるのって、嬉しく思うものです。ただし、本人にも折を見て直接褒めないと、「俺には言ってこないのになぁ…」と思われることもあるので、「直接褒める」と「周囲から攻める」の合わせ技にしましょう。
たくさん会話がなくても大丈夫!無言の時間を打破する方法
どうしても無言になってしまう時もありますよね。最後に、カップルのみなさんはそんなときどんなことを話すのか、聞いてみました。
1.スマホで見られる記事の話題
- 「普段からスマホで話題探し」(23歳・飲食関連)
- 「面白い画像とかツイッターの投稿を一緒に見ながら話す」(21歳・アパレル関連)
- 「スマホで見ていて面白いなーと思った記事はクリップして、話題にするようにしている」(27歳・主婦)
毎日そばにあるスマホの中には、話題の種になる記事がたくさん! 普段から彼が気になりそうな記事を収集しておくと、話題がなくなったときでも安心ですね。お互いスマホを見た状態でも、同じものを共有しているのといないのでは大違い。また普段から「会話のタネを探す」という行為自体が好意として伝わりそうです。
2.将来について
- 「無言が多くなる頃にはこういう話題もありかと」(27歳・IT関連)
- 「ふとしたときに軽ーく将来設計を聞いてみる」(30歳・不動産関連)
- 「真面目な話をして一歩踏み込んでみたいので」(29歳・出版関連)
無言の時間ができてくるころは、お付き合いもそれなりの期間になっていることかと思います。そんなときだからこそ、「将来」の話を話題に出すという人も。「子どもは何人ほしい?」なんて質問をサラッとしてみちゃうのもアリかもしれません。関係も一歩進みそう…ですが、逆に引いちゃう相手もいるかもしれないので、相手を見ながら行ってくださいね。
3.趣味の話題
- 「共通の趣味を作って、その話をよくするようになった」(29歳・美容関連)
- 「一緒にゲームを始めたので、その攻略の話をよくする」(23歳・IT関連)
- 「彼の好きなことの話。相手のことを知れるし、楽しく話してくれるので」(23歳・不動産関連)
趣味や好きなことの話題ならば、相手も楽しく話をしてくれますよね。また、共通の趣味を作ることで、より距離が縮まり、話題に困らなくなったカップルも。彼の好きなことに興味を持ち、自分も好きになっていけば新たな発見もあるかもしれませんよ!
4.さりげなくボディタッチ
- 「会話レスな時にスマホを見るのはNG。手先なり足先なり、とりあえず相手に触る」(28歳・航空会社)
- 「同じソファに座ってたら膝枕する。別のことをするにしても触れてるだけで安心」(24歳・学生)
- 「ここぞとばかりに相手にかまって攻撃。イチャイチャする(笑)」
【まとめ】
会話が続かなかったり盛り上がる話題がなかったり…「もしかして私たちって合わないのかな?」と不安に思ってしまう人もいるかもしれません。ただ実は、無言の時間が苦にならないかどうかも大切。もし長く一緒にいたいのであれば、ずっと気を張って話し続けるだけではなく無でいる時間も必要ですよね。また、話題作りばかり意識せず、受け取り方・返し方もマスターすると、より相手の会話を引き出せそう! 試してみてくださいね。