「一段落」の読み方、6割は「ひとだんらく」と回答…実はそれ間違ってます!
ずっと正しいと思っていた漢字の読み方が、実は大人になってから間違っていることがわかった、なんて恥ずかしい経験をしたことはありませんか? 最近では、PCやスマホなどの普及で漢字を書くことが少なくなってしまって、普段読めている言葉も漢字になると読めなかったり、意味を勘違いしていることも多いですよね。
たとえば、「鯣」、「美人局」、「忽ち」、「拗らせ」、「巣窟」、「月極」、「匿う」、「続柄」など、読み間違えやすい漢字があります。
■全体の6割が間違えた「一段落」の正しい読み方知ってる?
よく、「仕事が一段落した」とか、「ようやく一段落ついた」など、普段からよく使うであろう「一段落」という言葉。さて、みなさんはこの漢字をどうやって読んでいますか?
アンケートで「一段落」をどう読んでいるかCanCam世代の女子に聞いてみました。
Q.「一段落」なんて読んでる?
ひとだんらく…65%
いちだんらく…35%
「ひとだんらく」派が過半数を超える結果となりました。「ホッと一段落(ひとだんらく)した」なんて言うと思うじゃないですか…?
実は、正解は「一段落(いちだんらく)」なんです。
一段落の意味は、その名のとおり、「一つの段落。ものごとが一くぎりしてかたづくこと。ひときり」(デジタル大辞泉)。そして本来の読み方は「いちだんらく」です。ただ、「一工夫」「一区切り」「一安心」など「ヒト~」と読む言葉が多く、それに引っ張られてアンケート結果のように「ひとだんらく」と誤読する人が多くなったようです。
そのため、国語辞典によっては、項目や語釈のなかに「ひとだんらく」と補足しているものもあるようで、もしかしたら何年か後には「ひとだんらく」も正式な読み方になっているかもしれません。ただ、本来の正確な読み方は「いちだんらく」です。みなさんは、正しく読めていましたか?(松本美保)
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