ボディラインの大敵は、「段差」にあり!
薄手のニットやブラウスが活躍する季節になりました。素材が薄くなるということは、体のラインを隠しづらくなる、ということでもあります。「ああ、痩せなきゃ!」……と焦るのはちょっと待って! さえないボディシルエットの原因、実は体重ではない可能性が。その意外な要因とは……!?
1 太ってないのに太って見えるのはなぜ?
コートを脱いだ自分の姿を見たら、なんだかシルエットがぼわーんとしている?それは太ったのではなくて、もしかしたら「段差」の仕業かも。
段差とは、サイズの合わない下着をつけることで体にできてしまったデコボコのこと。例えば、小さすぎるショーツやブラのせいでお尻の下や脇にできてしまうハミ肉など。この「段差」こそ、痩せている・太っているにかかわらず、すべての女性の体をブサイクにしてしまう恐ろしい魔物なんです。
チェックすべきポイントは、下着を身につけたときに、本来のボディラインを生かす、きれいな「スムージング」ができているかどうか。たとえばウエストがMサイズでも、ヒップが大きいなら、ボトムはLサイズをはいたほうがボディラインはスムージングされてキレイ。にっくき段差をつくるくらいなら、下着のサイズをひとつ上げましょう。
下着を調整するだけで、ボディラインは断然美しく映えるはず。同じボディでも以下の通り!
体重計に乗る前に、まずは鏡の前でスムージングチェックを忘れずに。
2 引き締まったモテシルエットをつくる!簡単「バレエストレッチ」
体のライン自体を整えたいなら、痩せるだけではなく「引き締める」ことが大切です。バレエ講師・龍岡玲子先生が考案するバレリーナストレッチで、しなやかで美しいボディラインを手に入れましょう。
腕を引き締める「エレガントストレッチ」
1 右足を半歩前に出し、両腕を体の前でクロスします(右手を上に)。
2 息を吸いながら、右腕で大きな円を描くように上げていく。目線は右の指先へ向けます。
3 息を吐き、ゆっくりと腕を下ろす。目線は腕と一緒に移動。1から3を繰り返す(3〜4回)。反対側も同様に行います。
クラシック音楽を奏でるようなイメージで、柔らかくしなやかに動かしましょう。腕も細く引き締まりますよ。
体幹を身につけて、さらに美しく!「バランス体幹ストレッチ」
1 右足と左腕を前に出し、少し腰を落とす。目線は左の指先へ向けます。
2 息を吐きながら一気に両腕を上げ、前に出した足を宙に浮かす。1から2を繰り返す。反対側も同様に行います(3〜4回)。
足は高く上げなくても効果があります。体を上下で引っ張り合うようにして、バランスをとろうとすることで、全身の引き締め効果につながります。