「キレイな部屋」は仕組みが違う。部屋がキレイな人がやっている、7つのコツ

部屋がキレイな人と、どうしても散らかってしまう人って、いったい何が違うのでしょうか。
部屋が散らかっている人は散らかっているなりに、収納グッズを買ってみたり頑張ってみているはずだけど……それでもなんだかいつまでたっても片づかない。
それってもしかしたら、そもそものあなたの部屋が「散らかる仕組み」になってしまっているのかもしれません。

というわけで本日は、「自分の部屋はキレイ」だと思う18~39歳の女性56名に、部屋の片づけで気を配っていることを調査。結果を見てみると、「キレイな人の部屋の仕組み」が見えてきました。

 

部屋がキレイ
(c)Shutterstock.com

部屋がキレイな人がやっている、7つのコツ

どう収納するかより、何を捨てるか


「1シーズン使わなかったものは捨てる!」(21歳・学生)
「過去必要だったものでも、今の自分には必要ないな、と思ったものは捨てます」(22歳・学生)
「収納下手なので、ものの数を減らしています。ひとつ買ったら3つくらい捨てる。特にコスメはたまりやすいので、消費期限を気にしています」(21歳・アルバイト)
「服を買いに行く前に、持っている服を一度見直して軽く断捨離。似たような服を買わなくて済むし、ちゃんと手持ちの服に着回せる服を選べる」(25歳・会社員)

部屋が散らかりがちな人は「今あるものをどう収納するか」ばかりに目が向きがちだけど、そもそも部屋がキレイな人は「とにかく、捨てる!」が先。
今持っているものは本当に必要なものなのか。前は使っていたけど、今はもうほとんど使っていないものはないか。「収納法」を考えるより先に、「捨てられるものはないか」を探すほうが重要です。

 

「いつか使うかも」から脱出している


「いつか使うかも、と思って捨てられないものは、具体的にどんなときに使うかを思い浮かべる。それがすぐ思いつかなかったら捨てる」(19歳・学生)
「いつか使うかも、と思っても、1年間使わなければ捨てています。それで後悔したことはほとんどありません」(25歳・会社員)

そしてそんな「ものを捨てる」問題のときに、まず間違いなくぶち当たるのが「いつか使うかもと思って捨てられない」という思い。でも、部屋がキレイな人たちは「具体的なシチュエーションが思い浮かばなかったら捨てる」「1年使わなければ捨てる」と、心を鬼にして捨てています。
使えるのに捨てるってもったいない……と思ってしまう方は、「そんな使わないものに囲まれてごちゃごちゃしてるなぁと思いながら生活すること」や「いらないものを収納しておくのに使っている部屋のスペース」がもったいない、と考え方を変えると、少しずついらないものを処分できるようになるかも。

 

そもそもものを買わない


「とにかく必要なものしか買わず、シンプルに生活しています」(37歳・会社員)
「ものを最小限に抑え、そのぶん極上のもので揃える」(27歳・会社員)
「かわいいけどすぐにいらなくなりそうな雑貨はなるべく買わない。いらないものが目に着いたら、売るか捨てる」(28歳・会社員)

そもそも、散らかった部屋は「あなたが買ったもの」でできあがっています。(ときにはもらうものもあるかと思いますが……)
片づけられない人の部屋は、本当は使うかわからないのに「安かったから」買ってしまったものや、「なんとなくストレス発散で」買ってしまって、スペースだけ取っているということが多発しているはず。これから先は、「まず、買うときに本当に使うかを考える」ということを習慣にするだけで、少しずつ散らからなくなっていくはずです。

鉄則、目につくところにものを置かない


「見た目をごちゃごちゃさせず、すっきりさせておく。出したら戻して、気がついたときに掃除をする」(20歳・学生)
「買ったものは棚の中に収納。目につく場所にものを置かないようにしています」(37歳・会社員)
「なるべくものは置かず、しまう場所を作っています」(26歳・会社員)
「小物は収納してスッキリ見せる。ものは最低限しか置かない」(24歳・会社員)

あらゆる片づけ本で語られる鉄則、「ものは出したらすぐしまう」「目につくところにものを置かない」。これを守れば部屋が散らからないわけで、部屋がキレイな人たちはやっぱりこれを守っている!
とはいえ、それが難しいから散らかっているわけで……。しかし、それってあるコツを守れば案外簡単になるかもしれません。

 

収納は動線を考え、戻しやすい位置に決める


「なるべく戻しやすい位置に収納場所を確保!」(24歳・専業主婦)
「物を置いておく定位置を使う場所の近くにして、使ったらすぐに片づけられるようにしています」(31歳・専業主婦)
「部屋の動線を考えて収納場所を決めています。これをするかしないかでかなり変わる」(28歳・会社員)

そう、「戻しやすい位置にものの定位置を決める」こと。
主に洗面所付近で使うのに枕元に近いところに保管してあったり、よく使うものをなかなか届きづらいところに保管してあって戻すのが面倒になって出しっぱなしになっていたり……。片づけられない人の部屋はたいてい「なんとなく決めた収納場所をそのまま運用していて、使うたびに戻すのが面倒だから出しっぱなし」現象になっていることが多いのです。
まず一度、今の生活動線をもとに、「本当にこれはこの場所でいいのか?」と、生活の中に感じるプチ不便を洗い出していき、それを改善するような置き場所を決め直していくと、だいぶ変わっていけそうです。

 

床に物を置かない


「床にできるだけものを置かない」(回答多数)
「床にものを置くとホコリがたまるので、ぶら下げたりかけたりするようにしています」(26歳・会社員)

シンプルながら大事なこと。出しっぱなしのときについ置き場所になるのが面積の大きい「床」ですが、床にものを置いてしまうとつまずくし、掃除もしづらいしといいことなし。「ちょっとしためんどくさい」が床に積み重なると、どんどん「めちゃくちゃめんどくさい」に進化していってしまいます。今日から「床に物は置かない」と決意しましょう!

毎日の習慣にする


「出したものはすぐ戻す!」(回答多数)
「汚くなる前に、出したら片づける、汚したらキレイにする、をこまめに行っています」(34歳・会社員)
「鏡台の鏡など、自分の美に関係するものは毎日磨く」(18歳・学生)

結局、一度思い切ってものを捨てたり、収納場所を決めたりしても、その後「週に1回やればいいや」ではすぐに元通り。「すぐ戻す」「ちょこちょこ掃除をする」を毎日5分ずつでもすき間時間にやっていけば、それだけでも部屋の様子はだいぶ変わっていくはず。スマホを見る時間を少しだけ片づけに当ててみませんか?

 

部屋がキレイな人は「とにかくいらないものは捨てる」「しまいやすい場所に収納し、目につくところに置かない」「すぐ戻す・すぐ掃除する」のルールで生きています。一気にやるのは大変かもしれないけれど、少しずつ習慣にしていきたいもの。「散らかった部屋」が無意識のうちに心に与える影響ってはかりしれないものがあります。
「収納グッズを買う」その前に、散らかりにくい部屋を作るべく、部屋の構造改革、行っていきましょう♪(後藤香織)

 

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