読めそうで読めない。「入鋏」の読み方、知ってる?

ずっと日本語を使って暮らしていても、読み方が分からない漢字や熟語ってまだまだあります。その中には「恃む」「疏ら」「熬る」のように、他の漢字と形が似ていて混乱しやすいものもチラホラ。

本日も、そんな「読めそうで意外と読めない漢字」クイズに挑戦していただきましょう! お題はこちら。

「入鋏」。「鋏」という漢字は「鉄」と似ていますが、よく見ると違いますね。こちらの熟語、読み方ももちろん「にゅうてつ」ではありません。ではいったい何と読むのでしょうか? ヒントをもとに推理してみてください。

■ここでヒント!

読み方を探りやすくするために、まずは言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「入鋏」の意味は次のとおりです。

「乗車券・入場券などに、係員がはさみを入れること。」

自動改札もICカードも無かった時代は、この「入鋏」が各駅で行われていました。改札口で駅員さんに切符を渡すと、ちょこっとはさみで切ってくれて、それが使用済みの証拠になる、という仕組みです。今ではほとんど見かけない光景ですが、人によっては「懐かしい」と感じる言葉かもしれません。

さて、そんな「入鋏」の正しい読み方は? さっそく正解を見てみましょう。

■正解は、こちら!

「入鋏」の読み方、正解は「にゅうきょう」でした。

「鋏」は、訓読みでは「はさみ」(もしくは「つか」「つるぎ」など)、音読みでは「きょう」と読みます。ややレトロな言葉なだけに、スッと読めたら結構かっこいいかも!

CanCam.jpの漢字クイズでは、読めたら一目置かれそうな日本語をたくさん紹介しています。他の問題にもぜひチャレンジしてみてくださいね!(豊島オリカ)