不倫の定義って何?浮気との違い・不貞行為の意味を解説
不倫の定義って知っていますか? よく世間で騒がれる不倫ですが、浮気とはどこが違うのでしょうか。不貞行為の意味とあわせて解説します。また、不倫をするリスクや女性たちの考える不倫のボーダーラインもご紹介します。
不貞行為とは何?不倫の定義とは?
不倫の定義って知っていますか? 不倫という言葉は知っていても、その定義までは知らないという人も多いと思います。まずは不倫の定義について解説します。
不貞行為の定義
不倫という言葉は、法律用語ではなく、裁判などで争われるときには「不貞行為」という言葉が用いられます。
不貞行為の定義は、昭和48年の最高裁判所の判例では以下のように定義されています。
民法七七〇条一項一号の不貞な行為の意義
民法七七〇条一項一号の不貞な行為とは、配偶者のある者が、自由な意思にもとづいて、配偶者以外の者と性的関係を結ぶことをいい、相手方の自由な意思にもとづくものであるか否かは問わない。
出典:裁判所「裁判例結果詳細」(https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=52108)
ちなみに相手の不倫を理由に離婚しようとする場合、この不貞行為があったかどうかが焦点となりやすくなります。これは民法で以下のように規定されているからです。
(裁判上の離婚)
第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
不倫と浮気の定義の違いを確認するために、浮気の意味を辞書で見てみましょう。
浮気の意味
浮気/上気(うわき)
1 一つのことに集中できず心が変わりやすいこと。また、そのさま。移り気。
2 (性愛の対象として)特定の人に心をひかれやすいこと。また、そのさま。多情。
3 配偶者・婚約者などがありながら、別の人と情を通じ、関係をもつこと。
4 心が浮ついて、思慮に欠けること。また、そのさま。
5 浮かれて陽気になるさま。また、そうなりやすい気質。
浮気とは、ひとつのことに集中できないさまを表す言葉なので、恋愛以外にも使えます。対象は物とは限らないのも特徴です。
不倫をしたらどうなる?
では不倫をしたらどのような結果が待っているのでしょうか。
離婚される可能性がある
先述した通り民法には、相手に不貞行為があった場合、離婚の訴えを提起することができるとあります。そのため、不倫をしてしまった場合、それがたとえ一時の気の迷いだったとしても、相手から離婚しようと言われる可能性があります。
慰謝料を請求される場合がある
不倫をしたことがバレた場合、相手から慰謝料を請求される可能性もあります。慰謝料の相場は数十万から300万円程度だそう。決して軽い気持ちで払えるものではありませんよね。
職場などにばれ、人間関係で信頼なくす
裁判沙汰になったり、慰謝料の請求をされたりすれば、職場や友達などに不倫していたことがバレる危険性もあります。そうすればこれまで築いてきた人間関係の信頼を失うことも考えられます。
参考:不倫の慰謝料、相場はいくら?不倫にまつわる法律相談【遠藤知穂弁護士 監修】
女性たちが考える不倫のラインってどこから?
最後に、不倫のボーダーラインについて解説します。女性たちが不倫だと思うのはどこからなのでしょうか。
Q.既婚者の男性としたら不倫だと思う行動を教えてください。
セックス…100%
キス…87%
手を繋ぐ…76%
ハグ…67%
「会いたい」など恋愛っぽいLINE…60%
ふたりでごはんに行く…15%
セックスは当然ながら、キスや手と繋ぐところから不倫と答えた女性もかなり多いですね。ハグや恋愛っぽいLINEでも、不倫と思われてしまうこともあるようです。
【まとめ】
不倫や不貞行為の定義について解説しました。不倫は犯罪ではないものの、一度してしまえば離婚の危機があります。また、慰謝料の請求や周囲からの信頼を失うなど多大な損失を被ることも。もし不倫してしまいそうになったら、このことを思い出してくださいね!
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