不倫。
ドラマの中で、ある種ドラマティックな禁断の愛の象徴のようになっていますが、現実世界でやると、これがまたまためんどくさい。しかし、リゼクリニックが20~40代の男女531名に調査したところによると、不倫の経験率は19.6%。既婚者に限ると、なんと25.0%もの人が不倫を実際に経験しています。(詳しくは前回の調査記事にて)
不倫を経験したことがない人にとっては、「そもそもなんで不倫するの?」「いろいろリスクがあるのに、わざわざ配偶者に離婚される危険まで負って、どうしてそこまで不倫がしたいの……?」などなど、まったく理解ができない世界。
というわけで「不倫に求めるもの」を、引き続きリゼクリニックの調査結果よりご紹介いたします。
なんでそこまで不倫したいの? 男女が不倫に求めるもの1位は……
「不倫経験のある方は不倫に求めるものはなんですか?経験のない方は想像でお答えください。」と聞くと、このような結果に。
【男性全体の回答】
1位:セックス 45.9%
2位:刺激 21.1%
3位:寂しさの解消 16.5%
【女性全体の回答】
1位:寂しさの解消 23.8%
2位:セックス 21.9%
3位:刺激 19.2%
男女で1位は異なる結果に。案の定と言えば案の定でしょうか、やはり男性は「セックス」、女性は「寂しさの解消」。よく女性が「寂しくて浮気した」なんて話はドラマの中でも現実でも聞きますが、あながち嘘でもないようです。一方、「既婚者」に限ると……。
【既婚男性の回答】
1位:セックス 72.3%
2位:刺激 26.2%
3位:寂しさの解消 20.0%
【既婚女性の回答】
1位:セックス 27.6%
2位:ラブロマンス 26.0%
3位:寂しさの解消 26.0%
男女とも1位は「セックス」になり、特に男性は7割以上がそれを求めているという結果に……。結婚して家族になってしまうと、もうお互いにそういう対象としては見られない、ということもあるのでしょうか。なんとも厳しい現実です。
既婚男性だと妊娠・産後のセックスレスなんてこともあるのでしょうか……これから新しい家族が増えるのにそんな悲しいことなんて嫌ですよ、女性は。既婚女性では「ラブロマンス」と回答した人もいて、ドキドキしたくなっちゃった女性もいるのでは。癒しなどの精神的な要素を求めているのですね。
年代別に見た結果はコチラ。まずは男性から。
年代別回答【男性】
年代が上がるにつれ増えていく項目が多く、やはり特に「セックス」ではそれが顕著ですが、20代男性のみでグンと数値が上がっているのが「お金」。パパ活ならぬママ活というものがある、ということも話題になっていますが、やはり求める人が14.8%もいるようです。
年齢が上がるにつれ、求めるものにズレ
また、「ラブロマンス」は年齢が上がるにつれ減り、「セックス」「刺激」が増えているところから、単に体だけの関係を求める男性が多いこともうかがえます。女性が「寂しさの解消」で不倫に走るのであれば、そこに男女の埋められない溝が発生しそう……。
一方、女性の結果を見てみましょう。
年代別回答【女性】
こちらは男性のセックスほどどこかに一極集中することはありませんでしたが、男性とはある意味真逆の結果に。
女性が求めるものは「年下の女性×年上の男性」?
男性が年齢が上がるにつれ「セックス」や「刺激」を求めていた一方、女性は年齢が上がるにつれ増えているのが「ラブロマンス」「非日常」そして「癒し」。まさにドラマにあるような不倫関係そのものです。逆に、若いほど「セックス」「寂しさの解消」「刺激」が多く、このあたりは「年下の女性×年上の男性」の不倫で満たされる要素のように思えます。
まとめ
同じ「不倫」と言っても、男女で、そして年代によっても求めるものがかなり違ってくるということが見えた今回の調査結果。言われれば「まぁ確かに……」とわかるような気もしなくはないけれど、でもできれば一生縁遠いところにいたいような……。しかし、悪いとわかっていてもやってしまう「不倫」。人間の業そのもののようで、逃れることはなかなか難しいのかも……。(渡辺あすか)