打倒ゴキブリ!害虫駆除のプロに学ぶ「侵入を防ぎ殺す方法」

開放感ある、夏、到来!
それと同時に、ゴキブリをはじめとした害虫シーズン、到来(涙)!
彼の名前を打ったり見たりするだけで鳥肌が立つほど嫌いなので、ここから先は「G様」って呼ばせてください。

さて、そんなG様は7~9月が最も数が増えます。家で遭遇し悲鳴をあげた人、今年の夏は未遭遇ながらもいつ彼らが現れるかビクビクしている人……できれば彼らには出会いたくないものですよね。
そこで簡単にG様の存在をチェックすることができるポイントと対策法について、あの「バルサン」の研究を担当しているライオン株式会社の薬品第2研究所の亀崎宏樹さん(通称「虫博士」!)が解説しているのを発見しました。

死神

【1】まずは侵入していないかを調べる!目印は「ローチスポット」

G様は夜行性のため、昼間は暗くて狭い場所に潜んでいます。隠れ場所の周辺にはフンが付着しており、彼らがその場にいた目印になります。このフンの跡を「ローチスポット」と呼びます。これらが見つかったときは、家の中にいる可能性があります。

◆ローチスポットが見つかりやすい場所
・押し入れに入れている段ボール
・タンスの引き出し
・キッチンの棚
・流しの下

ちなみにローチスポットとはこんなものです……。(※別ウィンドウ開きますので、見たい方はご覧ください。彼ら本体は写っていませんのでご安心ください。)
黒いG様:こちらをクリック
茶色いG様:こちらをクリック

 

【2】効果的に駆除する3つのポイント!

屋内でローチスポットを見つけてしまった場合、放置すると彼らが増える危険性があるので、「いつかいなくなるだろう……」ではなく、「今すぐに!」対処しましょう。

◆夜は彼らの餌になるものを片付ける
活動が活発になる夜に、餌になるものを放置しないのがまずポイント。生ゴミは三角コーナーに残さず、寝る前に片付けましょう。ペットフードも夜間は出しっぱなし注意。

◆彼らのすみかを作らない。
彼らが好むのは、暗くて、狭くて、あたたかいところ。特に段ボールはこの3つの条件を満たすことが多いので、置きっぱなしにしている場合、夏の間に何回か段ボールの中を確認したほうがいいでしょう。風を通すことで、G様をはじめ他の害虫の対策にもなります。

◆それでも見つけたら即・殺虫剤!
気をつけていても出てきてしまったら、部屋をまるごと殺虫できる空間処理剤や、ローチスポットの周辺にあらかじめスプレーで塗布するタイプの殺虫剤を使うなど、効果的に駆除しましょう。

 

【3】彼らを侵入させないためのチェックポイント3つ!

気をつけていても、彼らは意外なところから侵入してしまうことも……。見逃しがちな侵入経路を知っておきましょう。

◆帰宅したらカバンをチェック!
飲食店で椅子の下にカバンを置くことはありませんか? 何かのはずみでG様がカバンに侵入してしまい、家に持ち帰ってしまうことがあります。考えるだけで恐ろしい。帰宅したら、カバンや壁にかけていた上着のポケットもチェックしましょう。

◆高層階でも油断大敵!戸や窓を開けっ放しにしない
「私は高い階に住んでいるから無縁です♪」なんてことはありません。人や荷物についてエレベーターで運ばれてしまうこともあり、低層階より確率は低いにしても、出現確率はゼロではありません。特に、風を通したいからといって玄関のドアを開けっ放しにするのは避けましょう。

◆隙間をつくらない
ライオンの実験では、チャバネG様の成虫は、なんと3mmの隙間(網戸の下にある隙間程度)があれば侵入可能なことが判明しております! 恐ろしい……。もちろん家のすべての隙間を防ぐことは不可能ですが、極力隙間を作らない! ということを心がけましょう。

生活のちょっとししたことに気をつけるだけで、遭遇率は格段にダウン。対策を万全にして、悲鳴を上げない夏を目指していきましょう!(後藤香織)

 

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