破裂して大けがも!消火器の使用期限が切れていると大変なことに…

みなさんの家には消火器がありますか? そしてその消火器、使用期限切れしていません??

(c)sezer66/shutterstock.com

一般社団法人 日本消火器工業会と、株式会社消火器リサイクル推進センターが調査したところによると、なんと製造後10年超え(使用期限切れ)のものが多く見つかったんだそう!

え、うちは大丈夫かな? そう思った方はぜひ消火器の製造年月日を見てみてください。
メーカーによって異なりますが、消火器の使用期限は業務用で10 年、住宅用で5年のものが多いようです。

ちなみに、国内で設置されている消火器の大半は、法令で設置が義務付けられているもので、事業所や店舗、工場などの他、マンションなどの集合住宅には法令設置されています。これらは半年に一度の点検も義務付けられているので、消火器の老朽化による不具合などの心配もないんですって。

ただ、一戸建て・長屋建ての一般住宅には消火器の設置義務はなく、任意。つまり、消火器を保有している家庭でも、自主的に点検しなければ使用期限が過ぎた消火器を持ち続けてしまうことになるんです! そして、実際には使用期限切れの消火器がそのまま放置されている場合が多いとのこと。

Qお持ちの消火器の製造年月日は?

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調査した2700本のうち、古いものは、製造後10年超えが約26%、20年超えも約8%もありました!

そして、怖いのがその使用期限切れの消火器を使った時のけが。

消防庁に報告されている、腐食が進んだ消火器を操作したこと等による破裂事故だけでも、過去5年(平成23年~27年)で10件を超え、大きなけがや、死亡にまでつながるケースも!

火事を消そうと思ったら、消火器が破裂して大けが、なんて、たまったものじゃありませんね……。

 

そんな消火器ですが、古くなったものをどう処分したらいいものやら……。粗大ごみ? 燃えないゴミ??

実は、廃消火器リサイクルシステムというものがあり、日本各地に5000か所以上の消火器を回収する特定窓口があるんだそう。

ここで回収された廃棄消火器は、90%を超える高い再資源率にもなっています。

9月1日は防災の日。ぜひ、ご自宅の消火器を今一度確認して、万一の事態に備えたいですね。(たかぎひろこ)

消火器リサイクル推進センター https://www.ferpc.jp/
一般社団法人 日本消火器工業会  http://www.jfema.or.jp/
株式会社消火器リサイクル推進センター  https://www.ferpc.jp/

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