意外と見逃しがち。「会社」に常備しておきたい防災グッズ8選

家だけじゃなくて職場でも災害対策を! あなたのデスク・ロッカーには何が入っていますか?

いざというときに自分や大切な人の身を守るために、しっかり準備しておきたい防災グッズ。自宅用には防災グッズや持ち出しリュックを用意している人も多いかと思いますが、勤務中に災害が起きる可能性も大きいですよね。実際に、東日本大震災の発生時間は平日の14時46分でした。

そこで今回は、私ライター平田が、会社に常備している防災グッズをご紹介。まだ会社には何も置いていないという方も、もうすでに準備しているという方も、一緒に防災グッズを見直してみましょう。

リアルOLが会社に常備している防災グッズ8選

避難するための持ち物はもちろん、公共交通機関が利用できなくなり会社に泊まることになったときに活躍するアイテムを用意。ある程度の非常用備蓄(食糧・水など)は会社が管理しているものとして、プラスで備えておきたいものはこちらにまとまりました。

①スニーカー

昨今はオフィスカジュアルにスニーカーを合わせている方をよく見かけるようになったものの、仕事中はやっぱりパンプスを履いているという方も多いはず。災害時に交通機関が止まり、歩いて帰らなければならなくなった場合には、長距離をヒールがある靴で歩くのはしんどいですよね。スニーカーと靴下を1セット用意しておくと安心です。

②防犯ブザー

災害時は性犯罪が増加すると言われています。複数人で固まった行動を心がけつつ、どうしても単独で行動しなければならない場面も出てきますよね。「自分は大丈夫」と思わずに、万が一何かあったときに助けを求められるよう、防犯ブザーを用意しておきましょう
もちろん、会社に置いておくのではなく、普段からバッグにつけておくとさらに◎。「何かあったらブザーを鳴らす!」と覚えておくと、行動に移しやすくなります。犯罪に遭ったときだけでなく、がれきに埋もれてしまったり、建物が歪んでドアが開けられず、助けを求めたいときなどにも有効です。

③携帯トイレ

ライフラインが止まるとトイレが使えなくなることも。仮設トイレが設置されるのにも時間がかかりますから、携帯トイレを用意しておくと安心です。複数用意しておくとより安心ですが、そこまで置く場所がない場合は最低1個は用意しておきたいところです。

④生理用品

用意してないときに限って突然やってくる生理。災害時はストレスで周期が乱れ、いつもより早く来てしまった…なんてことも起こりかねません。会社によっては備蓄の中に生理用品が入っていることもあるかもしれませんが、できれば自分に合う使い慣れたものを使いたいですよね。
生理用品を会社に置いておけば、通常時もナプキンを忘れてしまったときに活躍します。食材でよく言われるローリングストックのように、なくなったら補充していく仕組みにすれば、劣化も防げますよ。

⑤紙ショーツ

エステや脱毛で履いたことのある方も多いであろう紙ショーツ。これ、実は100均で手に入るんです! 写真のものは、ダイソーで購入した「トラベル・サウナ用ショーツ」。4枚入りです。汗は吸いづらいものの意外と違和感なく過ごすことができます。
私はこのトラベル用ショーツを実は普段から愛用中。突然生理が来て下着が汚れてしまったときは、ロッカーに常備してある紙ショーツに履き替えています。かさばるものでもないので、一袋用意しておいて損はありません。

⑥お菓子

災害用の食糧といえば乾パンやクラッカーが定番ですが、普段とは違う生活・対応を送らなければいけなくなったときのストレスは想像以上です。自分の好きなお菓子を用意して、少しでもホッとする時間を作りたいところ。賞味期限が近くなったら普段のお仕事のお供にすることもできます。最近は猛暑日が続くので、溶けやすいチョコなどは避けましょう。

⑦水

人間の70%は水。災害時はコンビニなどから水がなくなることも予想されるので、ロッカーに余裕があれば水を常備しておきたいところです。飲み水のほかにも、ケガをしたところを洗ったり、顔や手を洗ってリフレッシュしたり、あらゆる用途に使えます。

⑧アイマスク

緊張感はもっていたいところではありますが、しっかり休息がとれないと心も体も消耗してしまいます。なかなか寝付けないときはもちろん、少し目をつぶって休憩したいときなどに使いたいのが、目を温めるグッズ。お湯や電気を使わず、封を開けてすぐに使えるタイプのものを用意しておきましょう。


身を守るグッズや生きる上で欠かせないものはもちろん、自分のメンタルを守るグッズも入れておくと、普段とは違う状況を乗り越えられそうです。意外と見落としがちな勤務先での防災グッズ。家の備蓄見直しが終わったら、会社に置いてあるものもぜひチェックしてみてくださいね。(平田真碧)