わき、口、足……。他人のニオイは気になりつつも、自分のニオイって他人からはどう思われているのでしょう。今回は、小学館女性インサイト研究所で行った「女性のニオイ」に関する調査結果をご紹介します!
『CanCam』『Oggi』読者の女性219人に、他人のニオイを「くさい」と思ったことがあるか聞いたところ、女性に対してなんと9割以上もの人が「思ったことがある」と回答しました。
この割合、多すぎませんか……。具体的に体のどこのにおいが気になるか聞いてみると、口やわきなどのパーツと同様、服や全身といった「からだ全体」からにおうという声が最も多く聞かれました。
一方で自分のにおいを他人から指摘されたことはあるか聞いたところ「ある」と回答した人は約2割。
さきほど9割が「くさい」と思ったことがあるという回答と比較すると、自分がにおっていても、周りからは指摘されにくいという現状が明らかになりました。えっ、気になってるなら言ってほしい! でも確かにニオイの話はデリケート。自分で気をつけることが大事とはいえ、自分のニオイは確認するのが難しそうです……。
医学博士でわきが多汗症治療に長年携わっている五味常明先生にお話を聞いたところ、自分のニオイに気づきにくいのは「嗅覚の疲労」が原因だといいます。
「人は同じにおいを嗅いでいると、だんだんそのにおいに慣れて、自分自身では気づきにくくなります。これは『嗅覚の順応』または『嗅覚の疲労』と言われる現象。電車の中などで、他人のにおいを敏感に感じるのに、当の本人がそれに気づかないのはこれが原因です」
「汗かいちゃったけど、あんまりニオイしてないし、大丈夫でしょ♪」なんて幻想でした。自分でわからないとしたら、一体どうすればいいのでしょうか。すると五味先生から「もっとも気をつけるべきは、実は『衣服』」というアドバイスを頂きました。
「においは発散されている状態よりも、何かに付着した状態のほうが感じやすいもの。だからより濃縮した衣服のにおいは、他人にも感じやすくなっています」
「汗を蒸発させやすいもの、通気性のいい素材を選んだり、殺菌作用のある消臭スプレーやまるごと洗濯するなど、日頃からケアすることが大切」
自分の体質をすぐ変えるのは難しそうですが、服を素材に気をつけたり洗濯をしたりすることなら今からでもできそうです。ニオイケアをしていなかった方、まずは自分の服から始めてみませんか? (たきたて玄米)
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