もう一度見直そう!「手洗い」と「消毒」正しいやり方でできていますか?

あなたの手洗い「なんとなく」になっていませんか?

新しい生活様式が定着し、こまめな手洗いと、手指消毒が習慣付いた人も多いのではないでしょうか。ですが、あなたは「正しく」手指を清潔にできている自信はありますか?しっかりと手指を清潔にするには、頻度だけではなく、「正しい洗い方」がとても大切。

今回は、花王による2021年5月、20~60代の男女1,094人を対象に行なった調査をもとに、「正しい手の洗い方」と「消毒液の使い方」をご紹介します。正しい洗い方を身に着けて、今日から実践しましょう!

「消毒液の適量」あなたは知っていますか…?

約8割の方が、日頃からハンドソープや石けんを使用し、手を洗っており、そのうちの約9割の方が、昨年(2020年4月)と比較して、手洗いの頻度が「増えた」「やや増えた」「変わらない」と回答しました。

一方、同じ調査で日ごろから手指消毒液を使用している方は、約7割と高かったものの、そのうち約6割の方が推奨されている消毒液の使用量を知らないという結果に。では、正しい消毒液の使い方を早速おさらいしていきましょう!

手指消毒液の上手な取り入れ方

手指の衛生には、手洗いが基本ですが、外出先で手をすぐに洗えないときには、手指消毒液を取り入れましょう!適切な使い方をすることで、手についたウイルスや細菌に効果あり!また、持ち運びやすい小さなサイズのものを鞄に一つ入れておくと、外出中でも気になった時にすぐに使えて便利ですね。

■手指消毒液の使い方(置き型タイプ)

消毒液を使う際は、指先、手のひら、だけではなく、手や指のすみずみまで全体にまんべんなく塗り広げることがポイント!

1)手指消毒液を手に取る

ポンプを1プッシュして手指消毒液を手に取ります(消毒液の使い方の図①)。

2)手指消毒液を手になじませる

※最低15秒以上すり込みましょう

・はじめに両手の指先に手指消毒液をよくすり込む(②)

・次に、手のひら、手の甲、指の間、の順によくすり込みます(③~⑤)。

・そして親指は、反対の手のひらでつつみ、ねじりながらなじませ、手首にもすり込んでいきます(⑥、⑦)。

・手指全体にまんべんなく塗り広げ、乾燥するまでしっかりすり込みましょう。

※一連の使用方法で15秒以内に乾いてしまう場合は、使用量が少ないと考えられるため、必要に応じて追加しましょう!

■手指消毒液のタイプとおすすめの使用シーン

手指消毒液には液状のタイプ以外にも、ジェルタイプ等があります。また、容器形状としては、スプレータイプや、携帯用の容器に入っているもの、シート状のものなどもあります。

携帯用は1プッシュで出る量が少ない場合があるため、使い方をよく読み、表示に準じて何度かプッシュするなど、手指全体にまんべんなくすり込む間、最低15秒以上乾かない程度の量を意識して使いましょう。

上手な手洗いの方法をきちんとおさらい!

1)水やぬるま湯で約10秒間手をよくすすぐ

まず、流水で目に見える汚れを落とします(10秒程度)。その後、ハンドソープや石けんを手に取りしっかりと泡立てます。

2)6つのポイントを意識して最低30秒は洗いましょう!

手指を洗い残しなく清潔にするには、以下に示すポイントを意識!これらを意識して洗うと30秒以上かかりますが、最低でもそのくらい時間をかけて丁寧に洗うことが大切!

また、花王が今回行なったアンケート調査では、手の甲、親指の付け根、手首は意識して洗う方が少ない傾向がありますので、より意識して洗いましょう!

3)よくすすいだら、水気をよくふき取る

ハンドソープや石けんで洗った後は、流水でよくすすぎます。汚れを抱えこんだ泡が手に残らないよう、こすりながら泡を落とすとgood!

洗い終わった後は、清潔なタオルやペーパータオルで水分をよくふき取りましょう。手指が濡れたままの状態でいると、菌やウイルス、汚れが付きやすくなってしまいます。特に乾燥が気になる季節では、手指に残った水気をよくふき取るようにしましょう。水気が残ると肌が乾燥しやすくなり、手荒れの原因にも…。

4) 手洗い後はハンドクリームでケア 

乾燥を防ぐために、手洗い後には、都度ハンドクリームなどの保湿剤を使用すると◎


おすすめの使い方は、ハンドクリームを手の甲に適量をとり、指先、関節、指の間、手の甲に置き分け、らせんを描くようにクルクルとなじませること。保湿をしっかりと行い、しっとりとした清潔な手を手に入れましょう♡

正しい方法で手を清潔に保ちましょう!

あなたは正しい方法で手を洗えていましたか?忘れてしまいがちな部分もあるので、「最低30秒は洗う!」というのを意識して今日から実践してみてくださいね!

消毒液の使用量も「15秒以上乾かない量」が適量。お店に入る時も、「なんとなく」ではなく、しっかり手に馴染ませるのを意識して、清潔な手指を維持しましょう!(広川彩希)

情報提供元/花王