男女の愛を“逆行する時間軸”で描いた「ラスト5イヤーズ」リチャード監督インタビュー

普通、映画というものは、物語が進んでいくにつれて、キャストとともに観ている側のテンションも高まっていくものですが、男女のすれ違いを“逆行する時間軸”で描いた愛の物語が公開されました。

『ラスト5イヤーズ』

女優を目指すキャシーと小説家を志すジェイミーの、出会いから破局を迎えるまでの5年間の物語。ごく普通のラブストーリーのようでいて、キャシーの目線で描かれる世界は、映画の冒頭、別れのシーンからはじまります。そして一方のジェイミーは、キャシーとの出会いのシーンから物語は進んでいきます。

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つまり、キャシーは、“別れ”から“出会い”へと時間がさかのぼっていき、ジェイミーは、“出会い”から“別れ”までへと流れていくのです。逆行していくふたりの時間軸が「交差」するのは、たった一瞬だけ……。

本作は、トニー賞を受賞したジャイソン・ロバート・ブラウンの同名ミュージカルを、ラブストーリーの金字塔ともいえる『P.S アイラブユー』(2007年公開)のリチャード・ラグラヴェネーズ監督が映画化。

画期的なミュージカルを映画化したリチャード監督に、Woman Insight編集部は、幸運にも電話インタビューの機会をいただきました。監督と映画のストーリーから見えてきた、幸せな恋愛や結婚をするために、本当に大切なこととは?

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