ベストセラー作家・宮部みゆきの最高傑作とも謳われるミステリー巨編『ソロモンの偽証』を、日本アカデミー賞ほか数々の映画賞に輝く成島出監督をはじめとする『八日目の蟬』チームが再結集し、完全映画化!
応募者1万人の中から選び抜かれ、芸名と役名を同じくしてデビューした主演の“藤野涼子”を演じる、話題の新人女優・藤野涼子さんのインタビューをお届けします!
Woman Insight編集部(以下、WI) いきなりなんですが、役名を芸名にしたとお聞きしたんですが、それはどうしてですか?
藤野涼子さん(以下、藤野) 私は『ソロモンの偽証』(以下、『ソロモン』)で初めて役をいただいて、得たものがすごく多かったんです。でも人って時間が経つと大切なことを忘れちゃうじゃないですか。でも私は『ソロモン』で得たことは忘れたくなくて。でも宮部みゆき先生から直接“藤野涼子”という女優名もいただいて……。『ソロモン』で得たことはきっと忘れないような気がしています。
WI 宮部先生のお墨付きなんですね! さて今回、同年代のキャストが多かったかと思いますが、撮影中の雰囲気はどうでしたか? 現場で流行っていたことなどありますか?
藤野 ほとんどが中学生だったので、学校にいるみたいで楽しかったです! オーディションのころから、みんな仲良くて現場では“エチュード”という即興演劇のような遊びが流行っていて、急に「お母さん!」と呼ばれるとお母さんになりきらないといけないんです。その時間がすごく楽しくって、みんなでやっていました。
WI 遊びながら演技の練習にもなりそうですね。中学生とはいえ役者さんたちらしい遊びですね。トークショーの際、『ソロモン』を観るとき「自分だったらどの役に近いか、役に当てはめながら見ると楽しめるんじゃないか」とおっしゃっていましたが、実際の藤野さんは誰に近いですか?
藤野 撮影中は涼子として生きてたので、もちろん涼子なんですが、(イジメられる役の)樹里ちゃんの気持ちもすごくよくわかります。私はイジメにあったことはないですが、樹里ちゃんの親に対する反抗とか、思ってもないことを言っちゃうとことか……自分もそういう時期があったので。
WI 思春期のそういった反発心みたいなものって、誰もが経験しますよね……。ちなみに、先生と言い合うようなシーンがありましたが、実際の藤野さんは学校の先生と言い合ったりしたことってありますか?
藤野 先生とやりあったことはないです(笑)。 ここはちょっとおかしいんじゃないか、と思っても言えないですね。だから涼子みたいに言えちゃうのは、憧れます。
本当に中学生?!と思うくらいしっかりとした受け答えがとっても印象的だった藤野涼子さん!
インタビュー後編では さらに映画の内容にふれていきたいと思います!
『ソロモンの偽証 前篇・事件』は、3月7日より公開、『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は4月11日より公開です!(白鳥優香)
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【ストーリー】
クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した十四歳。
目撃者を名乗る匿名の告発状、新たな殺人計画、
マスコミの過剰報道、そして犠牲者がひとり、またひとり。
何が嘘で、何が本当なのか?
もう大人たちに任せておけない…。
隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷される――。
作品名:『ソロモンの偽証 前篇・事件』『ソロモンの偽証 後篇・裁判』
原作:宮部みゆき(新潮社刊)/監督:成島出
出演:藤野涼子 板垣瑞生 石井杏奈 佐々木蔵之介 夏川結衣 永作博美 小日向文世 黒木華 尾野真千子
(C)2015「ソロモンの偽証」製作委員会
配給:松竹 公式HP:http://solomon-movie.jp/
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