谷川俊太郎が特別に詩を書き下ろした15歳のCanCamモデルとは?

あの谷川俊太郎さんが、『CanCam』と夢のコラボ!!!

小学校の国語の教科書で小さい頃から親しんできた詩人、谷川俊太郎さんがCanCam専属モデルで15歳のトラウデン直美さんのために、なんと特別に詩を書き下ろし!!

現在発売中の『CanCam』12月号の「月刊、トラちゃん」の連載最終回に掲載されています。

月刊トラちゃん

十五歳

谷川俊太郎

 

十五歳

戦争は終っていた

いつも腹ぺこだった

蓄音器のゼンマイを巻いて

ベートーベンを聴いた

学校が嫌いになった

 

十五歳

いつも独りで本を読んだ

星空を眺めた

宇宙が身近になった

裸の女の人の夢を見た

木洩れ陽を浴びて歩いた

 

十五歳

会社勤めはしたくなかった

でも生きていきたいと思った

初めてコーラを飲んだ

アメ車に憧れた

また戦争が始まっていた

 

十五歳

あなたは?

 

『月刊、トラちゃん』は15歳のトラウデン直美さんがいろんな著名人の方をゲストにお招きし、プロデュースしていただく連載企画。

いままでもイラストレーターで漫画家の江口寿史さんや、フラワーアーティストのニコライバーグマンさんなど、いろんなジャンルの大御所の方々がゲストで登場していました。連載のフィナーレを飾るのが、詩人、谷川俊太郎さん。

スタッフ全員が谷川さんの書き下ろした詩をじっくり読み込んで、『15歳のリアルなトラウデン直美』を切り取るべく、じっくり撮り下ろしたという今回の撮影。ナチュラルなメイクにプールの日焼けの跡と、子供の影を残しつつも、真っ直ぐ前を向いた強い眼差しは、15歳のありのままの姿を映していますね。

ぜひ、この素敵な詩を本誌でもチェックしてくださいね。(松本美保)

『CanCam』2014年12月号表紙

 (『CanCam』2014年12月号)

 

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