体温・代謝・免疫力アップ!体あっため食材の選び方8つ

寒い、寒すぎる。家に帰ったらすぐにおふとんと愛しあいながら眠りに落ちたい。でも手足が冷えて眠れない。頭痛、生理痛、イライラ、疲れ、むくみ。そんな不調の原因の多くが冷えと言われるほど、冷えは大敵! 体温が1℃下がると代謝が落ち、1日のカロリー消費量は140kcal落ちるとも言われています。さらにやる気がなくなり落ち込みやすくなる。うう、私の最近のすべての不調を言い当てられています。

冷えを改善するには食べ物を改善するのが一番! 薬膳の考え方で言う「温性」「熱性」とされる体を温める食材を取り入れ、体の巡りをよくするのが冷え解消の近道。ここでは毎日の食事にプラスすべき、体温め食材の見つけ方をご紹介します。

 

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【1】地中で育つ食材

根菜類のように、地中でエネルギーを蓄えて育つもの。にんじん、ごぼう、かぶ、れんこん、山芋、じゃがいもなど。さらに、ポトフのように長く煮込んだものは、おなかの中からじんわりあたたまります!

 

【2】北方産の食材

寒い地方が原産の食材は、やっぱり体温め食材が豊富です! 体を冷やすと言われる果物でも、りんご、ぶどう、プルーンなど、北のほうが原産のものは冷えにくいのでおすすめです。

 

【3】赤身の肉・魚介類

白身よりは赤身がおすすめ。えびの天然の赤い色素である「アスタキサンチン」の体温め作用や抗酸化力はサプリメントにもなっているほど近年話題に。他にはさば、羊肉、鶏肉、牛肉なども。

 

【4】スパイス類

食べると暑さを感じるスパイス。唐辛子に含まれるカプサイシンなど発汗促進や体温め成分の多いものが豊富です! 生姜、こしょう、山椒、シナモン、八角、ナツメグなど、いつもの料理にプラスワンしてみましょう。ただし、汗は体温を奪うので、かきすぎると冷えます。ほどほどに“うっすら汗が出る”程度を意識しましょう。

 

【5】辛みのある野菜

ねぎに含まれるアリシンなど、辛み成分は発汗や血行を促し、体を温める作用が高いんです。たまねぎ、にら、にんにく、らっきょうなど、積極的に取り入れていきましょう。

 

【6】暖色系・黒っぽい食材

赤や黄色の暖色系や、黒い食材を意識しましょう。白ごまより黒ごま、白砂糖より黒砂糖。他には黒米、黒豆、しいたけなど。

 

【7】穀類・豆類・木の実

米、もち米、くるみ、栗、松の実、クコの実、味噌など、体の巡りをよくするものが多いです。

 

【8】発酵させた飲み物

紅茶など茶葉を発酵・熟成させたものは体を温める作用が。お酒なら赤ワイン、紹興酒、日本酒などが当てはまります。

 

ということはいわゆる「おうちのカレー」って【1】のじゃがいも、にんじん、【3】の鶏肉、牛肉、【4】のスパイス類、【5】のらっきょう、【7】の米と、なにげなく作っているのに、実はかなり最強体あっためレシピになるんでしょうか? テレビCMなどで「冬はカレー!」と言われるのもうなずけます。

他にも『Domani』では手軽に作れるホットドリンクやつくりおきおかず、スープなど、体温めレシピが多数掲載されていました。「自家製ジンジャーサングリア」などが載っていましたが、美味しそうです。皆さんも体内からあたためて、この時期の心身の冷えを改善していきましょう!(後藤香織)

Domani2013年12月号表紙(『Domani』2013年12月号)

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