東京都民が移住・二拠点居住したいエリアランキング!都民が実は住みたいところって?

東京都民に人気なのはどこ?移住・二拠点居住したいエリアランキング発表!

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今は何かと便の良い都心に住んでいるけれど、本当はあそこに住みたい……! と思っている人は少なくないようです。リクルートカンパニーが実施したアンケートをもとに、東京都在住の人に聞いた移住・二拠点居住したいエリアランキングをご紹介します♪ 

■移住したいエリアランキング

都民が移住したいエリア第1位は「八王子・奥多摩エリア」、2位が「鎌倉・三浦エリア」と首都圏が続きました。3位には「石狩エリア(北海道)」、4位は「離島・諸島エリア(沖縄県)」、5位は「福岡エリア(福岡県)」と北海道、九州地方が人気を集めています。

■二拠点居住したいエリアランキング

完全な移住と異なり、今の居住地を持ったまま別宅を構えるとしたら、というランキングがこちら。第1位は「鎌倉・三浦エリア(神奈川県)」、2位に「八王子・奥多摩エリア(東京都)」、3位は「湘南エリア(神奈川県)」と、TOP3は首都圏が占めました。続く4位には「伊豆エリア(静岡県)」、5位に「那覇エリア(沖縄県)」、6位に「離島・諸島エリア(沖縄県)」と静岡・沖縄県が票を集めました。

■移住・二拠点居住、どのくらい関心がある?

全体では「実施が決まっている」「実施を検討しており、問い合わせや現地見学などの行動を行っている」がそれぞれ1%、「実施を検討しており、情報収集をしている」が2%、「具体的な検討はしていないが、強い関心がある」が7%、「具体的な検討はしていないが、関心がある」が25%と、4割近くの人移住に関心を持っているようです。

年代別にみると男性は20代・30代の関心が高く、女性は50代・60代が低いという結果に。また、子供(幼児~幼稚園・保育園)のいる世帯と1人暮らし世帯は、移住に高い関心を抱いている傾向がありました移住・二拠点居住が都内住みの人々から関心を集めている理由は何なのか、具体的に聞いてみました!

  • 「自然が豊かな環境で生活したい」(56%)
  • 「リラックス・リフレッシュできる時間・空間がほしいから」(41%)
  • 「住居費を下げたい」(31%)
  • 「広い家に住みたい」(30%)
  • 「生活費を下げたい」(27%)

年代別にみると、20代・30代では「住居費を下げたい」「満員電車での通勤をやめたい」が多いという結果が。20代では「生活費を下げたい」、30代では「よりよい子育て環境をもとめて」「広い家に住みたい」も。ライフステージ別にみると、「自然が豊かな環境で暮らしたい」は子育て卒業シニアカップル(60歳以上)世帯とファミリー世帯の回答が多く、シングル世帯女性では「東京での生活・仕事に疲れたから」が共感を集めました。

■移住への熱視線、新型コロナの感染拡大が影響か

新型コロナウイルスの感染拡大によって、地方移住・二拠点居住の関心が高まったかどうかを尋ねたところ、「感染拡大以前は関心がなかったが、感染拡大で関心が生まれた」が16%、「感染拡大以前から関心があったが、感染拡大でとても関心が高まった」が12%、「感染拡大以前から関心があったが、感染拡大でやや関心が高まった」が24%と合わせて52%が関心が生まれた・高まったと回答しました。年代別では20代、ライフステージ別では末子が小学生未満のファミリー世帯で関心が高まったとする人が多いという結果に。

自然豊かな環境で暮らしたいという需要はもとから高い傾向にありましたが、テレワークの浸透をきっかけに、都会暮らしでの高い住居費や狭い家などに疑問を抱く人が増えたようです。特に20代では「満員電車での通勤をやめたい」、シングル女性世帯では「東京で生活・仕事に疲れたから」という理由も高くなっています。これは長引くリモート生活ならではの要因と言えるでしょう。

移住・二拠点居住したい街のランキング結果では、1位「鎌倉・三浦エリア」2位「八王子・奥多摩エリア」5位「伊豆エリア」と従来から人気のある北海道や沖縄の人気エリアを抑えて、関東の近郊外エリアが上位にきました。毎日の通勤が必須でなくなり、利便性をある程度保ちつつも、生活にゆとりを持てる住処を求める需要が加速したんですね。移住を考えている人は参考にしてみてください♪(菅原菜々帆)

情報提供元/株式会社リクルート住まいカンパニー