コロナ前後で「やらないメイク」こんなに増えました。コロナ禍のオフィスメイク事情

コロナ禍、働く女性たちのメイク事情はどう変わった?


マスク生活が当たり前になったコロナ禍、隠れる部分も多くなったことからメイクのポイントも変化していますよね。以前の記事では、リップをあまり使わなくなった代わりに目元メイクにこだわるようになったという声がありました。そんな今現在、毎朝メイクのために早起きしていた働く女性たちの時間とお金の使い方にどのような変化が起きているのか、気になりますよね。

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そこで今回は、株式会社キャリアデザインセンターが働く女性736人を対象に行ったアンケートを元に「コロナ禍のオフィスメイク」についてご紹介します。さっそく見ていきましょう!

 

ほとんどが「職場でメイクをしている」


まず始めに「職場でメイクをしていますか? 」と聞いてみました。結果はこちら!

 

職場でメイクしていますか?

「はい」88.3%「いいえ」11.7%という結果に。9割近くの女性が職場ではメイクをしていることが分かりました。

 

働く女性たちにとって日々のメイクは欠かせないものになっているようですね。次はメイク時間の変化を見てみましょう。

 

コロナ禍ではなんと、1ケタが最も多いと判明!


ほとんどの女性がオフィスメイクをしていると分かりましたが、コロナ禍によるマスク生活でメイクにかける時間がどう変化したのか、気になるところですよね。ということで、次はコロナ前とコロナ禍の「平日のメイクにかける時間」を聞いてみました。結果はこちら!

 

平日のメイクにかける時間は?

 

コロナ前「10分~15分未満」29.5%最も多く「15分~20分未満」(約22%)「5分~10分未満」(約19%)と続いているのに対し、コロナ禍の今は「5分~10分未満」約30%最も多く、続いて「10分~15分未満」(約24%)「5分未満」(約16%)という結果になりました。

なんと、コロナ禍では約半数の人が10分以内にメイクを終えていることが判明! こんなにも違いが出るものなのですね。びっくりです。テレワークになったことで、少し手を抜いても対面の時よりも目立たなくなったり、マスクで隠れる部分が多くなったことが関係していると言えそうです。朝に余裕が生まれたのはうれしいことですよね♪

 

コロナ禍はメイク時間の減少をもたらしているようです。次は、どのような部分でメイクの仕方が変化したのか見てみましょう。

 

「口紅」と「チーク」に最も変化あり


コロナ禍では、働く女性たちのメイク時間がかなり短縮されていることが分かったところで、次は「コロナ前とコロナ禍でメイクの仕方は変わりましたか? 」と聞いてみました。結果はこちら!

 

「コロナ前とコロナ禍でメイクの仕方は変わりましたか? 」

 

圧倒的に多かったのは「口紅(グロス)を塗らなくなった」約70%でした。続いて、2位は「チークを塗らなくなった」約46%3位は「ファンデーションを塗らなくなった」約25%という結果に。やはり、マスクで隠れる部分やメイク崩れしやすい部分はあまりメイクをしなくなったようです。マスクが汚れてしまうため、逆にしない方がいいと考える人も多そうです。ひとつ減るだけでもけっこう時短になりますよね。

 

コロナ禍では、メイクをしない部分が増えたことが見えてきました。次は、メイク代の変化を見てみましょう。

 

1か月に1,000円未満が急増!


コロナ禍のオフィスメイクは、メイクをする部分もかける時間も減っているようですね。では、かけるお金にはどのような変化が起きているのでしょうか? 次は「1か月のメイク用品代の変化」を聞いてみました。結果はこちら!

 

1か月のメイク用品代

 

コロナ前は「1,000円~2,000円未満」約20%で最も多く、2位は同率で「2,000円~3,000円未満」「3,000円~5,000円未満」でした。一方、コロナ禍では、1位「1,000円~2,000円未満」約23%2位「500円~1,000円未満」約21%3位「3,000~5,000円未満」約15%となっています。1ヵ月のメイク用品代が1,000円未満の人がコロナ前は17.7%だったのに対し、コロナ禍では33.9%と倍増しており、メイクにかける予算が大きく減っていることが分かります。やはり、口紅やグロス、チーク、ファンデーションなどの購入頻度が減ったことや、メイクをしないおうち時間が増えたことも影響していると言えそうです。

 

コロナによって、メイクにかけるお金も減っていることが分かってきました。最後は、オフィスメイクの本音を探ってみました。

意外と本音は「ノーメイクでもOK」?


コロナ禍により、メイクの負担が今までよりも減少し、時間やお金に余裕ができた女性も多いようです。メイクについて改めて考える機会になった人も多いのではないでしょうか? ということで、最後は「職場でノーメイクの女性をどう思いますか? 」と聞いてみました。女性たちの本音も見えてきましたよ~。結果はこちら!

 

職場でノーメイクの女性をどう思いますか?

 

なんと、半数近くが「なんとも思わない」と回答し、最も多い結果に! 続いて「あまりよくないと思う」約34%となり「いいと思う」より2倍多い結果でした。女性にとってメイクはマナーのひとつとも言われますが、意外と必要性を感じていない人も多くいるようです。女性たちの本音が垣間見えましたね。

ちなみに、その理由も聞いてみました。いくつかご紹介します。

 

■いいと思う理由

・メイクはマナーだと言われるが、男性もノーメイクだし、誰に迷惑をかけているわけでもないから(20代/その他/正社員/宮城)

・お客様に会わない職場だから(30代/事務・経理・人事職/契約社員/福岡)

・自分らしいと感じられる姿でいるのが1番素敵だと思うから(20代/事務・経理・人事職/派遣/埼玉)

 

■なんとも思わない理由

・個人の自由だから(20代/エンジニア/正社員/神奈川)

・アレルギーなどもあると思うため(20代/クリエイティブ職/正社員/千葉)

・マスクで隠せるし、メイクは好きな人はすれば良いと思う(20代/サービス・販売/契約社員/熊本)

 

■あまりよくないと思う

・最低限のマナーだと思うから(20代/企画・マーケティング/正社員/東京)

・血色が悪く見えるから(20代/事務・経理・人事職/正社員/神奈川)

・化粧は自分のためにするのではなく、見る人に不快感を与えないようにするものだと思うから(40代/エンジニア/派遣/栃木)

様々な意見が出てきました。やはり、他者に対するマナーだと考えている人もいる一方、何よりも自分らしさが大切だから自由だと思うという声も多く寄せられました。自分らしさを受け入れてくれる環境があるともう少し気楽に過ごせそうですね。

 

以上「コロナ禍のオフィスメイク」について紹介しました。コロナ禍では、マスクで隠れる部分が多くなったことから、口元や頬などメイクをしない部分が増えていることが分かりました。その結果、メイクにかける時間やお金もコロナ前に比べて減っていることが判明。オフィスメイクはマナーとも言われることから負担になっていた人も多いと思いますが、マスク生活のおかげで余裕が生まれているようです。コロナを機に、メイクも自分らしさを理解してくれる環境が増えるといいですね♪(澤夏花)

情報提供元/株式会社キャリアデザインセンター