オフィスメイク、どこまでOKかわからん!シャドウ、リップ…元丸の内OLが失敗から得た「6つのルール」

転職して1年半、今振り返るOL時代の苦い思い出

元OLで現エディター見習いの私・芝宮ゆかりが、「エクセル」「キャンメイク」などプチプラしばりでオフィスメイクをする動画。視聴していただけましたか? 実はメイクだけでなく、OL時代のちょっぴり苦い思い出もお話しています。

明るいシャドウで「好きな人できたの?」って言われましても…

前職は、堅めの職業に就いていた私。身だしなみに関する規則が多くありました。もちろん守っていましたが、ルールを大きく破っていなければいいでしょ、仕事をちゃんとしていればいいでしょ…という気持ちもどこかあって。今思えば、そんな態度が先輩方をイラつかせていたのかもしれません…(笑)

あまり周りに話したことがないのですが、転職して1年半、久しぶりに苦い思い出を振り返ってみたいと思います。

\漫画みたいだけど実話です。先輩とのほろ苦エピソード/

■美容編

・意外と見られていたアイシャドウ

YouTubeでもお話したように、アイシャドウの色って意外と周りにチェックされているんですよね。もともとカラーメイクはそんなにしないですが、ブラウンやベージュばかりだと飽きるじゃないですか(笑)。仕事といえど、接客や打ち合わせがない日ならいいかな~と、明るめのピンクやラベンダーをちょこんと目元にのせたりして。それだけでも「今日何かあるの?」「早起きしたの?」「社内で好きな人できたの?」と、お姉さま方から質問攻めされるはめに(笑)。動画で紹介したような、ブラウンベースのピンクはバレないので本当におすすめ。TPOを守りながら、メイクの気分転換ができるって最高ですよね!

・ネイル「まだ早い」事件

ストーン付きや、花柄のジェルネイルをしている先輩に憧れて、私もちょっとならいいかな♡ と、ほんのりピンクでセルフネイルをしてみたことも。念のため、爪元を隠しながらPC作業をしていましたがすぐにバレて「まだ早い」と言われ(泣)。新人時代の1年間は、泣く泣くベースコートだけ塗っていました。今思えば、ベージュとかならアリだったかな、と思います。

・お肌状態までも餌食に

他に印象的だったのは、肌荒れをみんなの前で指摘されたこと。たしかに過去一で肌が荒れてはいたものの、「顔が3割ブスになるね」って笑いながら言われるという…(笑)。漫画みたい…と、唖然としたのを覚えています。これに関しては残念ながら対策はないですが、しいて言えば美肌になって見返すことぐらいですかね(笑)。

そんなこんなで、アフター6でちゃんとメイクすればいいかと思うようになり、オフィスではすっぴんに近いメイク(よく言えば、すっぴん風?)で過ごすことが多い時期もありました。リップは特に指摘された記憶がないのですが、なにか言われるかな…とさまよっていたころは、色付きのリップクリームだけ塗っていたことがあります。

 

■服装編

・くるぶしパンツ事件

苦い思い出は、メイクだけじゃなくて服装についても。くるぶしがほんの少し見えるパンツをはいて行ったら、業務終了後に呼び出されて注意されました。ん~、細かい!(笑)。ちなみに当時はいていたのは、ユニクロのネイビーのパンツ。忘れもしません(笑)。その日以降、私のオフィスコ―デはもっぱらスカートオンリーに。そんなに派手な洋服を着たつもりはないのですが、色やデザインについて指摘されることは結構多かったです。

オフィスコーデ&メイクの好印象ワザを発見!

平静を装っても、やっぱり人間。無意識のうちにドーンと落ち込んだり、家でシクシク泣いたことだってあります。それを通り越した結果、いかに目立たないか、そしていかにこっそり遊ぶか(あきらめない(笑))を軸に、オフィスメイク&コーデを研究する日々が始まりました! 私なりに得たポイントを、ご紹介します。

\実体験から習得したオフィスコーデ&メイクの6つのポイント/

<メイク>
①アイシャドウで遊ぶときは、ブラウンやベージュになじませる
印象を大きく左右するアイシャドウ。遊びたいときは、お気に入りの色味をこっそりとベースになじませて。マスカラが黒なら、大丈夫! カラーを足すのは、アフター6で♡

②濃いリップは避ける
赤やブラウンってシャレ顔になれるけど、オフィスでは浮くのでNG。かといって、ピンクはかわいすぎて微妙…。ちょっぴりオレンジがかっていたり、赤みがあったり。この絶妙さが、先輩ウケをよくします。

③眉はキリっと
アイメイクを控えめにするなら、アイブロウはキリっとさせて。やはりオフィスシーンだから、きちんと感は大事! 眉をカチっとさせるだけで印象が変わります。仕事への意欲はしっかりと見せて♪

<コーデ>

④安心カラーはブラウンやネイビー
服の色は、ネイビーかブラウンがおすすめ。黒やグレーもいいけれど、きれいめカジュアルでまとめるにはやや重たくなるんですよね。その点、ネイビー&ブラウンはきちんとしているけど重たすぎず、やわらかさも兼ね備えた色味。このバランスがちょうどいいんです。

⑤遊ぶならボトムで
毎日ベーシックカラーばかり着ていると、気分も上らない。きれいなオフィスへ行くと、もっとおしゃれがしたい~!!! という欲がわきます。そんなときは、目線が下になるボトムで遊ぶのが◎。ただし、トップスは絶対にベーシックカラーで無地。これさえ守っていれば、なんとかなります!

⑥ノーマルシルエットが一番!
ゆったりとしたデザインの服って、トレンド感がありますよね。おしゃれだけど、カジュアル感が強くなってしまうのでオフィスでは封印。(かと言って、ぴたっとした体のラインがわかる服は絶対にNGです!)シルエットって想像以上にその人の印象を変えます。職場ではゆるすぎず、タイトすぎず、ノーマルが安心。ちなみに、カーディガンのボタンをすべて留めて、プルオーバーのようにして着ると好印象でした!


久しぶりに振り返ったら、なんだかうるっと…(涙)。当時は深く考えないようにしていたのですが、やっぱり言われたことって心が覚えているものですね。とは言え、尊敬できるやさしい上司や先輩、頼もしい同期&後輩もたくさんいて、OLライフはとっても充実していました。仕事も飲み会も楽しくて、人生で今が一番楽しい! 社会人最高! ってかなりの頻度で思っていたぐらい(笑)。結局は、自分の気の持ちようだと思っています。

もし、先輩から理不尽なことを言われたら、”暇なんだな~”と思うのがおすすめです(笑)。もちろんお仕事シーンでは、最低限のマナーは守らなきゃいけないけれど、なにごとも楽しむ気持ちは忘れたくないですよね。
メイクやファッションって、ほんの少し変えるだけでもその日のモチベーションを左右するもの。個人的には、もはや生きていく上で、ハッピーになる手段のひとつであると思っています。

自分の機嫌を一定に保つための工夫を、これからも一緒に研究していきましょう♪

構成/芝宮ゆかり