印象を決める大事なパーツ、眉。きれいな眉メイクをしたいけど、どう整えたらいいかわからないという方も多いのでは？ プロが教える、もともとの眉を生かしたナチュラルなアイブロウの描き方や、おすすめのアイブロウアイテムをご紹介します。
知っておきたい、プロが教える眉毛の整え方
■「抜く・整える」で仕上がりをグッと高める！
「毛が細く、やわらかい」「密度が低く、地肌が透けている」そんな薄眉さんの眉の整え方と描き方について、人気ヘア＆メイクアップアーティストpaku☆chanさんに教えてもらいました。
＼薄眉さんが目指すべきはコレ！／
薄眉さんの細く少ない地毛に適度な存在感を与えるために、パウダー、ペンシル、マスカラを駆使して毛一本一本に肉付けしましょう。地毛を生かして「毛量を多く見せる」がポイント！
How to
薄眉さんは毛が細く生えていない部分が多めなので、無理に切ったり抜く必要はなし！ 眉のアウトラインから外側2mmのうぶ毛は必要なので、それより外側に生えている毛のみ毛抜きで処理します。
この時、毛抜きは寝かせて持ち、側面をまぶたにつけるようにするのがポイント。毛流れに逆らわないことで、毛穴を傷めずスルッと簡単に抜けます。
■使用アイテム
■薄眉さんのための眉毛の整え方・描き方
How to
①濃いめのパウダーを眉の形に沿ってざっくりとのせる
ライトブラウン（★）のパウダーをブラシに取り、元からある眉の形に沿ってさっとのせます。このとき、きっちり形を作ろうとしなくてOK！
さらにブラシでライトブラウン（★）とライトベージュ（♡）のパウダーをブレンドして、眉のアウトライン外側2mmの範囲までON。眉の中央から眉尻に向かい、筆先に残った分で眉頭に色をのせると、自然な仕上がりに。
■使用アイテム
STEP②毛を一本一本増やすイメージで、ペンシルで毛と毛の間に描き足す
続いて、毛が少ないところにペンシルで描き足していきます。長い一本線を描くのではなく、毛流れに沿って小刻みにスッスッと動かすこと。これによりリアルな毛感が出ます。
眉頭は、ペンシルを垂直に持ち毛を立たせるように、下から上に細くシャープに描きます。ペンシルを横に寝かせて描いてしまうと「描きました」感が出るので注意！
STEP③眉マスカラでツヤ感をプラス
全体をスクリューブラシで馴染ませたら、眉マスカラでツヤを与えて毛並みの立体感を演出。色付きのマスカラは、毛をペタッとさせてしまい立体感が出にくいので、ツヤと毛束感を与えるクリアな発色のものをセレクト。
④完成した眉を見てはみ出た毛だけをカット
完成した眉を見て、いじらない2mmの範囲から出ている毛をカット。薄眉さんは必要以上に毛の処理をしなくてもいいので最初に整えるのではなく、ひと通り描き終えた最後に気になる毛だけを処理するのが正解です。
■使用アイテム
■どこを描き足す？何を使えばいい？眉の描き方
ヘア＆メイクアップアーティスト・加勢翼さんに、眉の描き方のポイントを聞いてみると…。
「アイブロウが上手く描けない人や、“眉毛が薄い、短い”という方は、少ないアイテムで一気に描くのではなく、複数のアイテムを使って工程を踏むことでプロ級の仕上がりに。
まず、最初にペンシルでかたどる→アウトラインをぼかす、この作業をちょっとずつ繰り返し、足りないところに細めのアイブロウペンシルで毛を一本一本描き足すようにすると自然。左右非対称だからといってどちらかの形に合わせるのではなく、お互いに歩み寄って平均的な形を作ることを心がけてみてください」（加勢さん）
How to
STEP① ペンシルで形を作る
眉毛が薄い人は、まずAのペンシルで形を作ります。眉毛がある程度ある人や濃い眉さんは、足りない箇所を一本一本描き足します。このとき、眉頭をしっかり描いてしまいがちですが、あくまで描き足すのは眉の中心部や眉尻のみ。眉頭を描き足すと不自然に見えるので注意！
STEP② 影を仕込む
Bの透けリキッドアイブロウで影を仕込みます。影をいれる場所は眉頭下の三角ゾーン。あくまでナチュラルにいれることで、自然な陰影が生まれ立体感がUP。
STEP③ パウダーでアウトラインをぼかす
ペンシルでかたどったアウトラインをCのパウダーでぼかします。たまに引きで見て、足りないなと感じたらSTEP①と③を繰り返して。
■使用アイテム
どこから見ても完璧な眉が完成！
初めてでも失敗しない！あか抜け眉毛になる方法
■イガリシノブさんが考える、眉メイクのたったひとつのポイントって？
ヘア&メイクアップアーテイスト・イガリシノブさんが考えるポイントは、立体感！
「眉を均一に塗りつぶしてしまうと画用紙に描いた絵のようにのっぺりした印象に。眉は皮膚から前に出すイメージで、ボサッと厚みを出す色ののせ方が重要。立体感を出すとメリハリが出て美人顔に。色や形は基本的にこだわらないけど、今はストレートめがかわいいへの近道！ どういう形でも、どういう色でもいい。立体的なボリュームがあれば大丈夫♡」（イガリシノブさん）
How to
全体の毛流れを整えてから、♡の赤みブラウンをブラシに取り、正面からトントンと埋めるように眉頭から眉尻まで直線に置きづけ。隙間が目立つ人はペンシルも使いましょう。眉下の眉頭から2/3までに☆のピンクをブラシでのせ、眉の立体感を強調します。
■使用アイテム
完成！
■即座にトレンド眉にする方法
トレンド眉に大事なのは色のトーン。髪色に合わせて暗い色を使いがちだけど、明るい色を取り入れれば一気にあか抜けが叶います！ 普段使わない明るめの色をプラスして、アッシュ系ボワっと眉を目指しましょう♡
How to
①パレットの★の3色をブラシで混ぜて眉全体にのせます。
②仕上げにアイブロウマスカラでさらにトーンアップさせて。
■使用アイテム
黒髪さん向け！自然なモード眉の作り方
■就活中でも楽しめる！あか抜け眉の作り方
黒髪にぴったりなモード眉を、ヘアサロン『Sui』のスタイリストでありファッション誌でも活躍する塩田勝樹さんに教えてもらいました！
How to
① パウダーで土台を作ります。DのパウダーをCのブラシにとり、眉毛の隙間を埋めます。髪色に合わせてダークカラーの2色をブレンド。
② マスカラベースで毛流れを作ります。Bの目元用の透明マスカラベースを使い、眉の毛流れを上向きにするつもりで整えます。
③ STEP②同様、Aの目元用の黒マスカラを重ねます。根元から立ち上げるようにし、べったりつかないようにささっと塗るのがコツ。小さめのブラシのマスカラを選ぶと、地肌につきにくくて◎。
■使用アイテム
B.フローフシ モテマスカラ TECNICALI
C.ブラシ ヘアメイク私物
D.ケイト デザイニング アイブロウ N EX-5
完成！
「黒髪に合わせて思い切って眉も黒にチェンジすることで、統一感が生まれてよりモードな印象に。眉を上向きに整えることで眉毛の毛並み感が出て、重くみえそうな黒でも軽さが生まれ、抜け感につながります。普段メイクはもちろん、パーティやイベント、女子会などいつもより少し自分をドレスアップさせたい時にもバッチリ合います！ あくまで毛並みを強調させているだけなので、他のメイクの邪魔をせず、眉毛が少ない方にも使えるテクです。もちろんリップやアイシャドウなど、他のメイクポイントを主張させても違和感なくマッチ。簡単におしゃれ顔に見せられる眉メイク、ぜひ実践してみてください！」（塩田さん）
理想の眉へ！おすすめアイブロウアイテム
■簡単＆時短！眉毛が綺麗に描けるアイブロウブラシ
CanCam.jp美容ライターも愛用中！
「斜めにカットされたタイプのブラシは各ブランドから様々ありますが、これはブラシの硬さとコシのよさが絶妙で描きやすさがピカイチ。フーミーのクリエイティブディレクター・イガリシノブさんが、眉の描きやすさにこだわり抜いただけあって、どんなボサ眉でも簡単に綺麗に仕上がるんです。
ジグザグとZを描くように地眉に沿って下から上へ色をのせます。眉尻はスッと抜くだけ。粉含みがいいので、毛にもしっかり色がのってくれて360度どこから見ても綺麗な立体感のある仕上がりに。
世界に誇る、広島県の熊野の職人がひとつひとつ手作業で作っている、プロ仕様のブラシがこの価格で手に入るのも驚きですよね。
“メイク上手にはいいツールが必要不可欠”プロが口を揃えて言う、ツールの大事さを改めて実感させられた名品アイテムです」（CanCam.jp美容ライター・齋藤奈々）
■RMK Ｗアイブロウカラーズ
眉マスカラと平筆型のライナーが1本になった、Wエンドのアイブロウ。リキッドは透明感のある発色で、本来の眉をいかした自然な眉を描くことができます。小回りの効く小ぶりのマスカラブラシは、地肌につきにくく、立体的な仕上がりに。
■ケイト ラスティングデザインアイブロウW（スクエア）、ラスティングデザインアイブロウW（スリム）
14年連続売上No.1を誇る、ケイトのアイブロウシリーズ。1本でぼかしもラインも自在に描ける「ラスティングデザインアイブロウW」のスクエア芯タイプ。平行四辺形の角とエッジで、眉尻まで自在に美眉が描けます。芯の細いスリムタイプは、１本１本描き足すのに便利です。
上から：BR-1、BR-3
上から：BR-1、BR-3
■キャンメイク カラーチェンジアイブロウ
モーヴを感じるピンクブラウンが、可愛いあか抜け眉に仕上げてくれる眉マスカラ。なめらかな高発色のマスカラ液は、眉毛を1本1本キレイにコーティング。乾いてもバリバリせずにふんわり眉に仕上がります。小回りの効くブラシは、密度が高く柔らかい毛質が特徴。毛流れを整え、自然な印象の眉を作れます。地肌に付きにくく眉全体をムラなく塗布することも簡単。マスカラ液が乾いてしまえば、汗や水から眉をガードして仕上がりを長時間持続します。
■メイベリン ニューヨーク メイベリン ファッションブロウ パウダーインペンシル N
テクニック要らずで誰でもふんわり眉が描ける、人気アイブロウペンシル。眉の薄い部分や眉尻の細いラインなどの書き足しもラクラク簡単。眉毛にしっかり密着して落ちにくく、まるでパウダーで仕上げたような立体的な眉毛に整えてくれます。繰出式の芯はしずく型にカットされているのが特徴。角を使えば1mmのシャープなラインが、面を使えば3mmの太めラインを自在に描くことができて、とにかく使いやすい！ ペン先の反対側には、ぼかしたりなじませたりする時に便利なふんわりブラシがセットされています。元々の眉の色がダークグレーや黒の人が多い、日本人女性にぴったりのカラー。
