今年で第5回目を迎える「東京ごはん映画祭」が、東京・表参道を中心に開催中! 「東京ごはん映画祭」は、“食でつながる人と人を描いた映画”や“ごはんが印象的な映画”を一堂に集め、「映画」と「ごはん」を愛する多くのみなさんの心と胃袋を満たし、いつもよりちょっと美味しい時間を過ごしてもらおう!と、毎年秋に開催している映画祭。
映画祭のオープニングを飾ったのは、いま、世界中から熱い視線を集め、伝説のレストラン「エル・ブリ」のフェラン・アドリア氏も心酔していると言われる、ペルー出身のシェフ、ガストン・アクリオの食の世界を描いたドキュメンタリー『FINDING GASTON(ファインディング ガストン)』(監督:パトリシア・ペレ)。
第62回サン・セバスチャン国際映画祭・美食部門にて「TOKYO GOHAN AWARD」の最優秀作品となった本作を、より全身で味わえる“美味しい”試写会が、10月10日に行われました。それは、都内で高い人気を集めるモダンスパニッシュ「ZURRIOLA(スリオラ)」のガストロノミーを特別にランチBOX付き試写会! 本格スペイン料理に舌鼓を打ちながら、スペイン・バスク地方へ旅した気分を味わえるという優雅なランチタイム♪
さらに、映画祭初日には、ランチBOXを考えてくれた「スリオラ」オーナーシェフ・本多誠一さんと国際映画祭ディレクターのホセ=ルイス・レボルディノスさん、副ディレクターのルシア・オラシレグイさんによる、プレミアムトークショーも実施されました。
ごはん映画祭とオフィシャルパートナーでもあるサン・セバスチャン国際映画祭のディレクター、ホセさんは、「サン・セバスチャン国際映画祭は、カンヌやベルリン、ベネチアといった大きな映画祭にもカテゴライズされる大変大きなコンペ型の映画祭。様々なジャンルが上映されますが、我々にとって重要としているのは、ラテンアメリカ、スペインというスペイン語圏諸国にもスポットライトをあてている点です。また、ラテンアメリカと欧州との合作を調整したりする部門や未完成の作品に出資するためのセクションも用意していることも特徴のひとつです」と話し、今回「TOKYO GOHAN AWARD」に選ばれた『FINDING GASTON(ファインディング ガストン)』の魅力については、「ラテンアメリカで最も知られ、世界的に有名な料理人、ガストン・アクーリオンに絞って描かれているところだと思います。非常にパーソナルな彼の生涯が描かれていますが、ガストン自身当初は料理とは関係がなかったのですが、人生の中でフランス料理と出会い、最終的には自国のペルー料理に生かすという独特の手法がこの映画では描かれています」と語りました。
また、今回、本田シェフが担当したランチBOXには、ひよこ豆を柔らかく煮込んでサラダ仕立てにした「ひよこ豆のサラダ」や、スペインで有名なイカスミの煮込みを日本のイカ飯のようにしてアレンジした「イカスミのイカ飯とイカスミの米チップス」、バルの定番「鶏とチョリソのクロケッタ」など、このまま販売できそうな豪華なランチ! 商品化、なりませんかね?
「東京ごはん映画祭」は、10月24日まで、シアター・イメージフォーラムと都内レストラン各所で開催中! 美味しい映画を鑑賞した後は、美味しいご飯を食べて、芸術&食所よくの秋をハッピーに過ごしましょう!(さとうのりこ)
『FINDING GASTON(ファインディング ガストン)』
監督:パトリシア・ペレス
■第62回サン・セバスチャン国際映画祭「キュリナリー・シネマ部門」「TOKYO GOHAN AWARD」最優秀作品/75min/Color/2014/ペルー=アメリカ/ドキュメンタリー
http://www.gastondoc.com/
10/19(日)12:50~@シアター・イメージフォーラム
第5回「東京ごはん映画祭」開催概要
■開催期間:2014年10月10日(金)~10月24日(金)
■会場:10月11日(土)→24日(金)@シアター・イメージフォーラム/レストラン各所(都内)
主催:東京ごはん映画祭実行委員会
後援:WOWOW/東京MX /会場協力:表参道ヒルズ
オフィシャルパートナー:サン・セバスチャン国際映画祭
イベントに関する問い合わせ 先:東京ごはん映画祭実行委員会
TEL:03-5771-3566(平日12:00-18:00)
公式サイト http://tokyogohan.com
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