新宿・歌舞伎町を舞台にスカウトマンとして生きる裏社会の人々を描いた大ヒット公開中の映画『新宿スワン』(http://shinjuku-swan.jp/)。映画に出演している伊勢谷友介さんにインタビューを行いました。
Woman Insight編集部(以下、WI) さっそく映画、拝見させていただきました! 原作が人気コミックということで、かなり忠実にキャラクターを再現していますね。
伊勢谷友介さん(以下、伊勢谷) ありがとうございます。歌舞伎町の裏の世界に生きる男たちの話なので、実際どうやってお客さんに受け入れられるんだろう、と思っていたのですが、エンターテイメントな作品になっていたので、楽しんでいただけるものになったと思います。
WI 伊勢谷さんは、原作の漫画は読まれていたんですか?
伊勢谷 この映画の話がきてから読みました。もともと気になってはいたんですけど、実際に読んでみたらタッチがすごくうまくて、線が逃げてないところが好きでした。一気読みするほど面白かったですね。
WI 綾野剛さん演じる龍彦をスカウトの道へ導くクールな真虎を演じるにあたって、意識したことはありますか?
伊勢谷 僕の感覚としては、悪者になりすぎないように優しい感じを意識しました。真虎は、みんなとは違う地面に立っているように物事を話しているので、「肩肘張らない悪さ」を演じるのは、中途半端になりそうで難しかったです。でも、真虎の本質が描かれている続編の序章になると思って、割り切ってやらせてもらいました。